~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

中国 東チベット

DAY617 中国:デルゲ チベット仏教の経典を刷る大切な町

さぁ町に出てみよう。今日はお昼過ぎまでデルゲを散策してから乗り合いで南の町、白玉(しらたまペユル)に行く予定。デルゲは地形的に天気が良いのか僕にとって久々の気持よい天気が二日続いている。それにしても中国の街並みね!!
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でも、僕が勝手に感じたことだがここのチベタンは今まで見てきた町よりものびのびと生きているように見えた。
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マニ車でけぇ!!回すのめちゃくちゃ重そうだね!
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朝からご苦労様です!
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手招きをされて吸い寄せられるように入った飯屋。中華料理屋でも朝は炒め物とか脂っこいものを扱ってない店が多い気がする。
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今日のチョイスはこれ!粥と????なんか日本でも見たことがあるような食べもの。大体モモ(中国語だと包子(パオズ)ミニ肉まんみたいなやつ)と同じように蒸されており朝飯の定番のようだ。
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葉っぱを向いてみると
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おー!いいね!もち米の炊き込みご飯みたいな感じ!やはり質素な味付けだけどこれはいける!朝飯のバリエーションが増えたぜ♪

坂道を上ってチベットエリアに進んでいく。参道には仏具屋が沢山。なんかわからないけどにわかの僕でも欲しくなるグッズがいくつかある。僧のみんなが持ってるバッグとかかっこいい数珠とか自動回転マニ車とか。完璧に煩悩の塊です。
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その数珠めっちゃいけてんじゃん!幾ら幾ら?500元かー。。ちょっと買えねーわ。。。。。って会話をしているのだろうか。
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女性たちの服装の独創性と美しさが半端じゃない。特に髪飾り。まさに西寧の博物館で見た衣装だ。髪飾りだけアップで写真撮らせて、なんて言えない。ってかチベタンの若い女性皆スタイルいい。働き者で伝統的な飯を食ってるせいだろうか。おばちゃんは結構ふくよか。
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そしてやってきたのはデルゲ・パルカン。ここはなんとチベット仏教の経典を印刷する場所。しかもここで印刷された経典はチベット全域の僧院に収められるという。チベタンにとってとっても大切な町。
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ブッダの教えがぎっしりと詰まったバルカンはありがたくないはずはなく多くの人がコルラ(神聖なものの周囲を巡る事。時計回り。)している。
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にわか数珠を持って参加させてもらう。れいらちゃん直伝のタシデレ―をするとみんな笑顔で受け入れてくれる。
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にわかは一周だけしておばあちゃんたちと一緒に休憩。
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それにしてもみんな熱心だ。
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全然勉強をしていない僕にはみんなが何を思って回っているのかわからないが、客観的に見ているともはや習慣の一部と言ってもいいような気がしてきた。なんとなく感じたのは、手にマニ車を持って呪文を唱えながら歩き回る。それに時間を費やせば確かに人間つまらないことを考えたり無駄な欲求がめばえるリスクも減るのかなぁとかね。もちろんそのことをつまらないと考えたり、その欲求を無駄と考えるかどうかはその人次第だと思うけど。
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パルカンから少し上るとマニ車や仏塔。コルラをしている人は一周回るたびにペットボトルや石を少しづつずらしていた。そりゃ何十周も回ってたらわからなくなるだろうなー。
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そしてすぐにゴンパが見えてくる。ちょっとお邪魔してみますか。
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誰もいないお堂の中。少しだけ写真を撮らせてもらった。
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あとでゴンパの前を通るとお経を読む声が聞こえたので再びお邪魔。中国人観光客もおり、やはりバズーカを持っている人もいたが、なりふり構わず写真を撮りまくるような人は今のところ見ていない。みんな入るときは手を合わせて一礼したりして尊重しているように感じた。なんか基本的に彼らって団体になると良くないよね。。。
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ゴンパの周りに広がる居住エリアを散歩してみよう。
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タシデレー!
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ここら辺の家は土台部分がコンクリートで上側が木でできているようだった。土台部分は灰色の上に赤白の線。この灰色はサキャ派独特の物らしい。前にも少し触れたがチベット仏教はニンマ派、カギュ派、サキャ派、ゲルク派の四大宗派がある。
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壁に刻まれている正マークは何を表すのだろうか。
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人とすれ違って挨拶するときの笑顔はやはり素敵だった。
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中国風の町は別に上から見ても楽しくないなぁ。
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タルチョに囲まれた家。あんだけ囲まれてたら毎日ハッピーだろうなー!
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ここのチベット人居住区は散歩するのにほど良い大きさだった。
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そして今歩いてたチベット人居住区を向かい側から見られるところないかなーって思ってたらありました!まずはパルカン周り。
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そして全体!
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さて、パルカンの中に入ってみよう、と思ったが12~14時は昼飯休憩という事で出直すことにした。

バスターミナルに行って白玉に行きたいというとメイヨー(無いよー)。明日とか聞いてもとりあえず無いんだよ!みたいな感じ。すぐ前には乗り合いのドライバーがたむろしてトランプとかしてるのでそっちに聞いてみる。昨日ガンゼからここに来る時のドライバーも今日は休みの様で遊んでいた。皆の前で白玉白玉言うがメイヨー。なんか雨か雪みたいなジェスチャーをしている。これは、今の時期は道が封鎖されている的な事っぽい。残念だがしょうがない。そうなるとチベット自治区には入れないので昨日通ってきた山道を戻るしかない。このデルゲ⇄白玉の道はもしかしたらダメかもよ、という話も聞いていたので自分で確認して納得だ。

ということで明日ガンゼ方面に行くバスのチケットを買いたいというと朝の5:30にここに来いと言われた。チケットをその場で売ってくれなかったのが結構気になったがまぁ来るしかないか。

一度宿に帰ってからパルカンへ出直した。
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中は撮影禁止だったのだがやはり一番の見どころは2人組で実際に印字するところ。一人が木でできた細長い版にインクを付けると2人で細長い紙をその版の上に乗せる。そしてもう一人がローラーを転がして力強く紙を版に押し付けて印字していく。印字が終わった紙はページ順になるように重ねていく。5枚くらい終わると版を替えてひたすらこの作業を繰り返す。ここからチベット全土に散っていくんだなー。ずっと見ていると失敗したという一枚を持ってけ!と頂いた!大切にします。
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その他にも版を管理している人、出来上がった束を持っていく人、インクを作る人、紙を切る人、紙を干す人、最後に束にする人などの仕事も見ることができた。まさに職人的な分業に感じた。印象的だったこととして印字するところには電気が見当たらなかった。しかし、建物が南向きに建てられているようで、昼間は常に光が差し込むようになっているようだ。あとは所狭しと保管されている版の迫力。イメージとしては刑事ドラマとかで資料を保管している場所みたいな感じだった。

屋上に上がると良い見晴らし。屋上には小さいお堂があって1人の僧がお経を読んでいた。座りなさいとジェスチャーをされたのでしきたりも分からなかったが数珠を持ち暫くお経に耳を傾けた。
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版を掘る人もいると聞いていたのでパルカンを出る時に受付の人に聞いてみると真正面の建物に行けと教えてくれた。そこにはざぶとんにあぐらをかいて作業をする三人の職人がいた。
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でも見た感じ1から掘っているわけではなく、間違いが発覚したところの修正を請け負っているようで、間違っているところを削り取ってそこに接着剤を付けた新しい木を嵌め込んで堀るという作業をしていた。一回失敗したら終わり?という疑問があったので修正しているところを見るとなんか安心した(^-^)それにしても文字はクッソ細かいからね!!!
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中心部の中国風の町は大して面白いものが無いけど川を渡って少し上ったあたりのチベット感溢れる雰囲気は一見の価値ありだと思う。もちろんパルカンも。
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夜飯は熊エプロンおじさんの店again。回鍋肉美味かったなーマジで。。
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帰りは体に良くないものを買って宿へ。このアイスお気に入りなんだけど3元(約50円)!めちゃくちゃ美味いとは言わないけど3元のクオリティではない!お勧め!
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