朝起きると残念ながら曇り空。天気予報を確認すると1週間雨。
朝飯の粥を食いながら道行く人々を観察。女性のあの被り物本当に好き!
南側に川沿いに歩いていく。青空見えたぞおらぁ!
そうです!この塔が見える景色を求めて!塔好きなのかもな自分。
川の向かい側から全景を眺めるか塔の麓まで行くか迷ったが麓まで
向かい側の斜面に並ぶ家がとてもいい感じ。そうそう!そういえばダンバは中国で最も美しい集落に選ばれたこともあるらしい!
結構工事車両が通っているなぁと思っていたら村の至る所で絶賛工事中。もしかして観光地化する為なの?でも結構現地の人が自分たちでぶっ壊してた気がするんだよなー。本当に聞いてみたい。。。
家の4隅の上側の反りが特徴的。
蛇行してゆっくりと斜面を登っていく。ここら辺の標高は1800mくらいらしい。
塔を目指しながらなんとなく登り続ける。き、
豚ってかんなり久しぶりに見た!!
チラホラと村人に遭遇する。はぁはぁ言いながら笑顔で手を上げると向こうも素敵な笑顔で返してくれる。こんなところに住んでるとか常に高地トレーニング状態ですね。。やはりお年寄りが多かった。でもみんな笑顔が本当に素敵だった。それがとりあえず印象的。積極的に挨拶していきましょう。
が、
おぉーーーかなり上まで来てるー!!!なんとなく気づいてたけど\(^o^)/笑。同じ道を戻るのも嫌なので戻らずに進んでみよう。すると高く上ったことで川の向かい側の上の方まで見えた。下からはあんまり見えなかったけどかなり高いところまで家が散らばっている。個人的にはこの景色がかなり好きだった。
あぁあぁこんなところまで来ちゃって。もう塔の麓まで行くのは諦めようかなー、って思ってたら結構行けそうなところに1つ塔が立っているではないか。さっきいたあたりじゃないか?
見逃さないように道じゃないような道をよじ登っていく。
しばらく誰も通っていないことを証拠づける生茂る草をかき分けて塔を目指す。こんなところで怪我したらかなり厄介なので気を付けないと。
あ、もう無理。。。。こんなところ進めない。。。。辞めた!!!!疲れた!!!!帰る!!!!
でも登ったおかげで別アングルからの塔を見ることができた(←気休め)
散歩にはほど良い気候で上りさえしなければとてもよいトレッキング。
そのまま山の中腹を歩いてダンバの町に戻ろうと思ったが変な諦めの悪さを発揮してあの三本塔を目指して下りながら村に戻ってみることにする。
多分このうっすらピンク色の外壁が可愛さをかなり増しているのだと思う。このあとチベット圏を周っているとどんどん家が変化していろんなタイプの家を見られるのでお楽しみに!
おそうじご苦労様です!全然人に会わないのでこのおばあちゃんが横から話しかけてくれた時かなりビクッとしてしまって笑われた。。
逆方向からアプローチしたらびっくりするくらい簡単に到着真ん中のやつは八角形のようだ。
そして途中から右のやつは顔にしか見えなくなった。
登り口はこんな感じ。やはりウシュグリを思い出す。上れたりしないかなーって期待してたけど無理そうだな。
塔のすぐ下まで行ってみると結構乱雑に石を積み重ねているように見える。でも、適当に積み重ねるだけだったらあんなに高くはできないだろう。
いやー最後に見られて良かった!
町の中心側に下りて行くと、上ったときには絶対あっちじゃないだろって決め付けたところに出てきた。参考までに。こういう家の右側を上りましょう。あのなんか木が渡してある下のところ。
村の入り口に戻るとトラックがはけて看板を見つけた。くそー。最初っからこれ見てれば違たかもしれないのに。でもそのお陰で多くの村人に出会ったり高いところから見下ろせたし良しとしよう。
お気に入りの橋を渡って向こう岸へ。
向こう岸を少しだけ上って正面から塔を眺めていると雨が降り出した。
その後は降ったり止んだりで大したことなくて良かった。旅に出てからやたら犬に付いてこられることが多い。僕いい匂いしてますか??
明日はダンバから別方向の村に行こう!どっちに行くにも谷間を進んでいくんだけどね!
疲れたー。おばあちゃんたちと休憩。なんだかんだ6時間歩きっぱなしだ。iphoneによるとここまでの歩行距離では20kmを越えていた。しかも上り下りしたからねー。
良く歩いたから美味しいもの食べよう!注文して出てきたのはもやし炒め。これは安い訳だ。美味かったけどね!
宿に戻ると共有スペースで宿の家族の男の子が勉強をしていた。相変わらずわかりそうで微妙にわからないのが中国語。
見てたらサクランボくれたし!本当に良い宿!ダンバの青年旅舎おすすめです。
僕も共有スペースで地図を開いて今後の事を考えていると三人組の男女がやってきた。宿のおかみさんが「You are from the same country!」。そう、三人は日本人だった。話しているとなんとなく僕と同じルートだったし話していてすぐにいい人たちだ!と感じたので超馴れ馴れしく便乗させてもらうことに!
しんじくんとゆみちゃんは夫婦で世界一周中、れいらちゃんは転職の間を利用して短期でチベットにくるという事で合流して一緒に旅行中。三人は前の会社で同期だったらしい。僕は成都かなんかで出会って三人一緒に旅始めたのかと思ったんだよね。でもこうなってくると完璧に部外者\(^o^)/良かったのでしょうか?良かったと信じるしかない。。。笑
三人はそんな完璧部外者を快く受け入れてくれた(ような気がした)。すぐに打ち解けた(気がした)ので一緒に明日のバスのチケットを買いに行くことにした。
話を聞いていると三人は僕とほぼ同じ歳。しんじくんゆみちゃんは夫婦旅ブロガー(→ゆみしん夫婦の365日世界一周ブログ)。久々に夫婦を引き寄せたようだ。思えばこの旅中何組の夫婦カップルと一緒に旅をしただろうか。世界一周した人が沢山いる中でここまで色んな夫婦カップルと長く一緒に旅した人ってそうそういないと思うよ笑。
無事にチケットを購入してぶらぶら。
これからいくつものゴンパを巡るので数珠買おう!と意気込んで仏具屋を見て回る。それがまたかっこいい数珠売ってんだよなーこれが。でも凄いかっこいいやつは700元(一万円オーバー)とかだった。安いのもあったけど結局だれも買わず笑
僕が気に入ってるこれも見つけた!ってか三つ編みも売ってるんだ。
日が暮れる前に息を切らしながら展望台に上った。見晴らしは確かに良かったが、方角的にもう谷間には陽が差しておらずそんな綺麗でもなかった。
けどいいんです!これで四人の中が深まった(気がしてる、いやそう信じている)から!
そして夜飯。夜飯一つにしても一回の食事で食える品目数増えるし安く済むしやっぱりグループで旅も良いなぁ!誰かと一緒に動くのが久しぶり過ぎてこれだけで嬉しかった笑。
宿に帰ってまたお話し。聞いてみるとゆみしんは西回りでスタートしたので旅は始まってすぐだという。ということで先輩風をふかしてあーだこうだ偉そうなことを言い、彼らが欲しがっていたデータをあげて調子に乗った夜。なんか2人との出会いは自分の中でまさに次世代の旅人との出会いに感じた。もちろん旅は自分が中心な訳で約二年続いた自分の旅が終わるという事は旅人界の一世代が終わるようにすら感じている。そう思うのは別に僕が偉大なとかディープな旅人だとかは全く思っているからではなく、自分の旅の終わりを意識しているからに違いない。でもだからこそ少しでも次世代旅人の2人と繋がれたことには喜びを感じる。今後の旅を楽しみにしてるよー!(別れみたいになっちゃったけどこれから数日一緒に旅します笑)
そしてれいらちゃんとはこの後2人で行動をすることもあり話をすることがとても多かった。今まで短期で色々なところに行っておりその話は興味深かった。特にバングラデシュ!笑。そして次に行きたい場所はジョージアというディープめな旅人!笑。
ということで今日あのタイミングであの宿のあの共有スペースにいたことで僕のチベット旅の歯車が大きく動き始めたのでした。翌日行く予定だった中路。結構行きたかったけど天気も良くなさそうだしいいや!なにより三人と会って少し話したら久々にビビっと一緒に旅したい!と思ったのでその直感に従ったのでした!