~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

アルメニア

DAY530 アルメニア:エレバン アルメニア正教総本山のミサにお邪魔する

相変わらずの霧。流石に三日続いているとこの時期はこういう天気なんだなとあきらめもつく。今日はまだエレバンに宿泊予定だが二晩くらい例のリダの家に行こうと決心し、朝のうちに荷造り。バックパックはそのまま宿に置いて出発。

宿からマルシュでキリキアのバスターミナルに向かい、ほぼ満席になっていた203のマルシュに乗り換え。約30分で到着したのはアルメニア正教の総本山、エチミアジン大聖堂。 「総本山」て響き好き。大阪いたときわざわざ先輩と京都の天下一品の総本山行ったことが思い出される。そんなことはどうでもいいがエチミアジンの敷地は広くいかにもなこの門から入場。
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中には幾つかの建物や道が通っており大学のキャンパスを歩いているようだった。
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やはり沢山のハチュカルが目に着く。何回見てもかっこいい。
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え?なにあれ?あっちの門の方がかっこいい!あっちから入れば良かった!笑。下の人影を見てもらえばそのでかさがわかると思う。
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そして到着!これが大聖堂!
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工事中ね。大丈夫です。この手の仕打ちには慣れてますから。それは置いておいて、この教会なんと「世界で最古の教会」です
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早速入ってみよう。言うまでもなく入り口の彫り物はとても立派。
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実は今日は日曜日なのでミサが開かれるのだ。11時30に到着すると既に始まっており13時ごろに終わるまでずっと大聖堂内で参加させてもらった。
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聖歌隊がすぐ横で歌うと
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それに続いて正面のカーテンの向こう側からも歌声が聞こえてくる。推測でしかないが大切なことはあのカーテンの奥で繰り広げられているのかもしれない。僕が到着した時から帰る時までカーテンが開くことは無かったが、たまに正装した人たちの出入りはあった。
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少しでも雰囲気を感じて貰えたらうれしいす。全くキリスト教徒じゃないけど会場に居てとりあえず神聖さはビンビンと伝わってきた。


こういうのはスペインのカミ―ノを歩いたときにゴールのサンティアゴで参加したことがあった。サンティアゴはキリスト教の三大聖地とも言われる。あの時も色々と衝撃を受けたものだ。今回特に気になったのは聖職者たちの衣装だろうか。位や役職に寄って変わるのだろうか。サンティアゴでも聖職者の数多かったけどこっちも負けないくらい多かったと思う。カーテンの中にもいるだろうし。
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読み上げられているものを一緒に口ずさむ青年や聖歌隊の歌で涙を流しているおばあちゃんを見た。子供達も親に倣って真面目な顔で参加し旨の前で十字架を切る。
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ろうそくに明かりを灯す人々
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最後にとっても偉いと思われる方のお話でミサは終了した。
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よそ見したりあくびしたり雑談したりしているのも目に着くがその自由さにまたキリスト教らしさを感じた。そもそも自由さが無ければキリスト教徒でない僕が今ここにいるのがおかしな話。でも毎週日曜日の11時から13時まで、準備したり移動したりするのを考えると結構な時間をミサに取られることになる。僕は今日一日限りの体験で見学に来たので良いが毎週せっかくの休みをこのミサに費やすというのはやはり理解が難しい(全然キリスト教の事勉強してないから理解できなくて当たり前か)。

しかしやはり各国で出会う若者に話を聞くとキリスト教徒、イスラム教徒問わず結構ラフに宗教と付き合ってる話を聞く。全然お祈りに行かないとか聖書読み切ったことないとかラマダンなんてやってなんになるんだとか。ネット社会になり自分たちの常識外の情報が当たり前のように入ってくるようになった今、色々と変わりつつあるところもあるのかもしれない。

いやー、それにしても素晴らしい経験だったな

次にこのエチミアジン大聖堂内にある博物館に入る。チケットは外のお土産屋さんで買わないと行けないらしいが、14時から開くからそれ以降に来てね、ということで飯を食うことにした。エレバンでも見かけたこのチェーン店らしきお店に入ってみる。
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結構良かったです。一人用の小ピザと
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並々のマッシュルームスープ飲んで300円少々。
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体も温まり再びエチミアジン大聖堂へ。博物館のチケットは1500ドラム。改めて大聖堂内じっくりみるとなんか今までの見てきたどんな協会とも違う。
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下の方の何も書かれていない白いところがいい意味で際立っている。見上げれば宗教画もあるしどこかアラブ感を感じる装飾もとても美しい。
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この博物館は僕が以前からアルメニアで来たかった場所の1つ。展示品で有名どころは多分2つ。一番奥に構えているかと思いきや入って一番最初に登場!
1つ目!
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僕はどちらかというとこっちの方が楽しみだった。なんとこれノアの方舟の欠片!Wikiより「神は地上に増えた人々の堕落(墜落)を見て、これを洪水で滅ぼすと「神と共に歩んだ正しい人」であったノア(当時500~600歳)に告げ、ノアに箱舟の建設を命じた[3]

箱舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。箱舟の内と外は木のタールで塗られた。ノアは箱舟を完成させると、妻と、三人の息子とそれぞれの妻、そしてすべての動物のつがいを箱舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、箱舟はアララト山の上にとまった[4]。」この欠片ですって!!想像してた以上にゴージャス!

2つ目!
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何かわかる?これ実は聖槍、改めロンギヌスの槍。聞いたことがある人も多いでしょう。ロンギヌスの槍とはもともとは十字架に磔にされたイエスキリストの死を確認するためにわき腹を刺したとされる槍らしい。イエスの血に触れたから聖遺物として大切にされている。ロンギヌスの槍とされるものはアルメニア以外でも見つかり保管されてるっぽいけど僕はこれを見た以上これがそうだと信じることにする。

その他にもなんかアルメニアらしい、と感じるような聖なるグッズが沢山飾られている。本当にドラクエの僧侶を思い出す。
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貴重そうな書物は可愛らしい色使いだった。
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博物館も良かったけどやっぱりミサだね。タイミング的に狙える人は是非日曜日のお昼を目指していきましょう。個人的には11時から全部見る必要は無くて12時ごろに行って終わるまで見れば満足かなーと思う。

宿に戻って荷物を持ち向かったのはリダの家 again。今回は他の人のブログ見てちゃんと家の外観までチェックしていったから完璧!曲がり角まで来た時に現れた小学生くらいのふくよかな男の子。見てすぐに気づいた。リダの孫だ!彼は僕を見つけるとすかさず「リダの家?」と声を掛けてくれ家まで連れて行ってくれた。

無事にリダおばあちゃん家に到着。おばあちゃんとは会話はできないけど暖かい人であることはすぐにわかった。さっき会った男の子が少し英語を喋るので通訳をしてくれる。とても逞しい。通してもらったのは少しだけ下った地下の部屋。いい感じ!一泊は1500ドラム(約350円)。アルメニアはネットで調べた情報と値段が変わっていないことが多い。結構珍しいかも。だいたいどこの国でも値上がりしてるもんね。
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最近の情報通りWifiは使えるようになっていた。例の男の子にWifi使っていい?と聞くとパスワードを教えてくれた。地下の部屋でもガンガン入るし使ってみると結構サクサク(家族と共用だと思われるので程々に使いましょう)。そしてシャワーは無かった。みんな近くのシャワーやさんに行くらしい。

みんなとは言ったが御存じのように今はオフシーズン。僕の他には同年代の中国人男性がもう一人。彼も一年以上旅をしているらしく、見せてくれた写真は感動するくらい綺麗だった。僕と逆にイランから来たということで少し話を聞かせてもらった。僕が興味のあるラオスやスリランカにも行っており写真を見せてもらうとより行きたい気持ちが強くなる。

この後同じ方向に進む日本人旅人に会えることを少しだけ期待していたがそれはやはり難しいようだ。彼は既に3週間くらいここにいるらしいが僕以外には日本人は1人しか来ていないという。ちなみに彼はアルメニアビザをイランで取得したらしいのだが期間はなんと4か月だったらしい。アルメニアに4か月とかもう変態だな笑

寒さだけが心配だったが小さな電熱ファンヒーターがあり、これが見た目によらず結構優秀。地下というより寒そうな場所だがそこまで震えることも無く過ごせる。まだ見ぬアララト山に思いを馳せながら久々にビールを飲んで彼と旅の話で盛り上がった。
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