~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

アルメニア

DAY529① アルメニア:エレバン とにかく寒い

昨晩洗濯をしたのだが、あると決めつけていた乾燥機が無かった。ジーンズが心配だが暖炉の近くに干して寝たおかげでパリッパリに乾いた。寒いところでの洗濯は本当に厄介で、24時間干しても全く乾いてなかったりするからね。。

天気予報だと霧は朝だけだったし昨日も昼頃からは霧晴れてたので今日はアララト山のほう向かってみよう。寒いなー、ん?あれ?昨日よりも霧濃いような。。。

DSC01443

宿近くの駅からメトロに乗る。駅に張ってあった広告はアレッポ。なにこれ?凄く行って見たいんですけど。今でも無事に残ってるのかなー。そう考えると戦争はいろいろな意味で罪深い。
DSC01445
土曜だからか道にもメトロの駅にも人すごい少ない。

DSC01447
Sassounti David駅着。朝飯を買って西口から出るとバスが並んでいた。タクシーの運転手はノーバスと言って来たがそのすぐ目の前でバス発見。行き先は"Khol Virap"という修道院。マルシュじゃなくて普通の黄色いバスだった。ヨーグルトドリンクとこういうパンが2つで400ドラム(92円)。昨日は宿で3泊分支払うと5400ドラム(約1250円)だった。思ってた以上にアルメニア安いな。
DSC01448

DSC01449
バスは9時発。350ドラム。
DSC01453
天気予報だと10時には霧が晴れているはずだ。修道院のバックにアララト山が臨む姿がとても綺麗、な予定!どうかお願いしますm(_ _)mバスは幹線道路沿いしか通らないかと思っていたが、そこから逸れて修道院に向かって分かれる道のところまで行って下ろしてくれた。降りたのは僕一人。
DSC01456
ちょっと頼むよーマジで。朝よりひどいんじゃね?天気予報はわざわざこの近くの町アララトで調べたのに(ちなみにアララト山はトルコとの国境の向こう側)。
DSC01459
死後の世界に向かっている道のようだ。歩いている人など僕しかいないが、修道院に向かう車はチラホラ。頼むから轢かないでね。ジョージアもアルメニアも運転は結構荒めです。
DSC01458
天気予報を信じよう。とても見たい景色なので数時間待っても良い覚悟。それにしても寒いな。全然日差しも無いせいで確実に氷点下。実は朝出発するときに、昨日は歩いてたら汗かいてきたしヒートテックとかニット帽とかいらないかなーって悩んだんだよね。一応装備してきて正解。

本当はここからあの景色が見えるはずなのだ。え?これ待っても無理そうじゃね?信じるしかない!これダハブの海の方が遠く見えてたよ。
DSC01462
お墓まで来たらもうすぐそこ。本当は少なくとも修道院は見えているはずなのだが何も見えないので歩いていて不安になるよね笑
DSC01466
到着。自家用車やマルシュが計10台くらい停まっておりそれなりの人の多さを感じた時には変な安堵感があった笑。体は冷え切っているのでとりあえず少しでも暖かいところに行きたい。
DSC01472
少し上るとKhol Virapが姿を現した。相変わらず岩を積み重ねてできているのはいいがなにせ天気が悪い。
DSC01474
暖をとるために中に入るが暖炉なども無いので気持ちマシな程度。
DSC01482
アララト山、どうか僕に姿を見せてください。
DSC01475
ここの本当の見どころはこの修道院自体では無いと思っている。それはこれ
DSC01494
敷地内の角に建てられた建物には不気味な穴がありはしごがかけられている。前に立つと結構高い。
DSC01499
リュックを背負っているとがりがり当たりまくる狭さ。
DSC01505
ここは何なのかというとはるか昔、アルメニアにキリスト教を広めた聖グリゴールさんが13年も幽閉されていた場所らしい。絶対発狂するわー。窓とかないからね。当時は異教とされていたキリスト教を広めようとした罪らしい。彼が解放されるとすぐにキリスト教が国教と認められたそうな。
DSC01501
そうだ、僕もグリゴールさんのように寒い中耐えれば報われてアララト山を見られるはず!ということで少しでも寒さがマシな修道院内で待機。読書をして時間を潰す。観光客が出たり入ったりしている。こんな天気でも訪れてくる人多いんだな。

気にしなければいいのだがみんな1人で修道院内でスマホを眺めるアジア人を物珍しく「ガン見」するので結構気になる。ジョージアではチラ見くらいだったのだがアルメニアでは基本「ガン見」。え?本人の僕と目が合ってるのに見続けるの?ってくらい「ガン見」笑。そんな中で僕にあまり興味が無いようなしぐさを見せてくれる人がいると、逆になんかかっこよく、またそんなに見られるのは嫌だろうと人の気持を考えられる優しい人なんだろーなーと勝手に上から目線で評価する笑

修道院内のシャンデリアはエコ
DSC01516
あー、マジで寒い。これ大丈夫かな?ヒートテックなかったら凍死してたわ。無意識に足を組んで読書をしていると「アルメニア教会内ではその行為(足を組む)は禁止されています。」と優しく注意されてしまった。すいませんm(_ _)m中に居させてくれるだけで感謝です。

修道院に来て二時間くらい経ったときに限界を感じて外に出てみる。頼むぞー!

DSC01510
はい。帰りましょう。しょうがないです。非常に残念。ってかどんだけ霧深いんだ。。。一応晴れてるとどういう景色が見えるかというのをリンクさせてもらおう。→世界一周フォトたび。思い出に修道院内の土産屋でポストカード買おうと思ったが300ドラムだったので1000出したらお釣り無いと言われたので辞めた。本当にこれが僕にとってのストレス。。。そんくらいは準備しといてよー。

体が冷え切っていて若干体調が不安。大した装備も無く氷点下の世界には来るものではない。もう来た時のバス降りてから三時間くらい寒さに晒されていることになるからね。でもここで偶然会った宿が一緒の中国人はタクシーで8000ドラムと言っていたが僕は往復で700ドラム。タクシーには乗りたくない。本当に死にそうになったら考えよう。という事で来た道を歩いて戻る。歩いたときに顔に当る風が痛く、鼻にはほぼ感覚が無かった。暑がりの僕が靴下二枚履いてヒートテック穿いて上はジャケットとウインドブレーカー着てこれなのだから相当だと思う。ただ、瞬間的に感じた寒さで言えばフィッツロイ登山の時よりはマシかな。今回は長時間晒されて芯が寒いけどね。

途中もうひとり歩いていた現地っぽいおじさんがいたので「エレバン バス」あっち?みたいな感じで話しかけるとそうだと行ってくれたのでとりあえずバスはありそうで一安心。おじさんはすぐに脇道にそれていった。

バスから降りた場所に到着し待ち始めるとさっきのおじさんと再会。しかもさっき持ってなかった杖持ってる笑。どこで手に入れたんだ。おじさんは付いてこいと合図してくれた。歩きながらの会話は一切ないがお互い唯一歩いていた同胞、ということなのか変な信頼感があった。
DSC01520
結局更に30分以上歩き幹線道路に出た。その間僕たちを追い抜かしていくバスは無かったのでおじさんに付いてきて良かった。おじさんは逆方向のバスに乗るということで握手をして別れた。景色は残念だったけどこういう出会いイベントは記憶に根強く残る。

運よく5秒後にバスが来たのでエレバン行きを確認して乗り込んだ。運悪く一番前の後ろ向きの席しか空いていなかったので後ろの人ほぼ全員の正面からの「ガン見」に耐えないといけない。しかし暖かくなった安心感からなのか激しい睡魔に襲われてすぐに居眠り。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

にほんブログ村

-アルメニア

© 2024 PLAYING HUKKY