夜行バスは寝れる、ということはあまり期待しないほうが良いかもしれない。直行ならばよいが今回も3,4回停まって客が乗り降りするのでライトが点けられ騒がしくなる。寝たのか寝てないのかよくわからない感じで7時にパリの町に到着した。バスターミナルを出るとそこは公園。余りにもパリの情報が無かったので一時間くらい地図や持っていた情報とにらめっこして今日の予定を立てる。天気が午後から雨になっていることに気付いたので急いで行動を開始した。
セーヌ川やでーーー!その名前だけでお洒落に聞こえるから不思議だ。川の上には船が浮かんでいるがなんとあそこに登録して住んでいる人もいるらしい。多くはレストランぽい。
いきなり出鼻を挫かれるイベントが。
とりあえずmontparnasseというでかい駅でロッカーを見つけバックパックを預けて観光開始!ここからは多分王道ルートです。パリのメトロはちょっと複雑だが路線図があれば行ける。目的の駅に着くと線路の下で市場をやっていたので朝飯を購入。
街並みが「パリ」感出てるー!
まずは!
まさにパリの、いや、フランスのランドマークだろう。実は明日はパリの祭りなのだ。その設営の為にエッフェル塔のすぐ隣の公園が封鎖されていたのが残念。
上るために長い行列ができているのを横目に大きなエッグタルトをほおばる。夜から何も食ってなかったから手の平大のタルトを一瞬で食ってしまった。
よく見ると細かいところまで作りが緻密だ。
急がないと雲が増えてきたぞ。。ということで地図を見ながら向かったのはー
しかも国旗掲揚バージョン!祝日や祭典など特別な時仕様らしい。ラッキー\(^o^)/近くに居た人のなかでも上手そうな人を選んで写真をお願いすると、
うぉおい!下手くそか!そうです基本外国で頼むと下手くそなんです笑。僕ももう少し丁寧に指示すればよかった。ここも登らずにおー、シャンゼリーゼを楽しみました。もっとこう、細目でお洒落な路地かと思っていたが大通りだったんだね。
やべー、ぽつぽつしてきた。天気予報当たってるな。コンコルド広場を抜ける。どこも祭りの準備に余念がない。皆準備頑張ってるしせっかくだから明日は晴れてほしいなあ。
でもあんまり寝ていないし朝から歩いて疲れてきたなー。ということですることは一つ。シエスタ!コンコルド広場の隣のチュイルリー公園に入る。パリ市民は普通この噴水の周りの椅子に座って読書したり昼寝したりするらしいが残念ながら雨なので近くの濡れていないベンチでシエスタをする。町中で寝るとかかなり久々だな。
さてさて巻きで行きましょう。幸い雨も降ったり止んだり。歩いていると謎のモニュメント。パリを歩いていると見どころっぽいものがそこら中に潜んでいる。
着いたのはーオペラ座です!こんなでかいのかー。かなり堂々とした佇まいだー。でも、ここにも入りませーん。ここなんて内装が凄く綺麗らしいんだけどねー笑。
近くにあったアップルストア―もイケてる。
やたら沢山広告あると思ったらこれエッフェル塔なんだね。
綺麗で有名なアーケードを通ってみた。
今日最後の目的地に向かっていると、また眠気が。ということでセーヌ川をまたぐ橋の上で小雨に晒されながらシエスタpart2。
心身ともに回復して今日最後の観光地。ノートルダム大聖堂!なんか見たことあったけどこれもパリだったんだ!
これには、入ってみました!長い行列だったけど無料だったからね!
首が落ちてんのはどういうことなんだ?聖書にこういう記述があるのか。
えーと、ここで正直に言います。パリの市内の観光にはそんなに興味なかったです笑。お金を払ってまで入ってみたいかと聞かれればNo。でも折角なので世界で有名なものは見ておこうと思いました。時間があったらルーブルは見てみたかったけどねー。ということで今日は移動以外に観光には金かかってない。後日どーんと金使うので。
メトロに乗り、荷物をピックアップして今晩から世話になる家に向かう。約束の駅で待っていると横から「こんにちはー」。泊まらせてもらうフランス人のアルナウドさん。実は事前にさとゆかから紹介してもらって今晩から無料で3泊も世話になることにしていたのだ。というかパリの宿が高すぎてこの出会いが無かったら来ること自体を諦めていただろう(探している時点では知らなかったけどサッカーとか祭りもあったのでより高くなっていた)。日本語も勉強しているというアルナウドは事前の連絡でもアルファベッドで打った日本語で連絡をくれていた。日本及び日本人が好きらしく今回の様に時々受け入れているらしい。嬉しいことにフランス人は日本人が好きな人が多いようだ。
今晩は彼の家で前夜祭のようなパーティをするということで2人でスーパーに買い物に行き準備をする。アルナウドはとても優しく僕が買い物かごを持とうとしても持たせてくれない笑。どうやらさとゆかが遊びに来ていたとき彼らが遠慮なしに問答無用でワインを飲みまくって行ったのがワイン好きの彼はとても嬉しかったらしく「僕はとても楽しかったでーす!」と僕がこの後四日間見た中でも一番の笑顔で話してくれた。
パーティーには日本人4人、フランス人3人だった。フランス人の3人は皆日本語を学んでいた。日本人は僕以外女性だったがワーホリ経験後就労ビザでこちらで働いている方や学生ビザでフランス語を学んでいる方たちだった。パリには15000人くらいの日本人がいるらしい。事実、僕は日本に居た時はフランスで生活するなんて考えられないことだったがいろいろな国を見た今は違う。数カ月必死に言葉を勉強してから現地に渡り働きつつ言葉ややりたいことに進んでいく、という方法が見える。本当にその国がすきだったりそこでやりたいことがあるならばそういう生き方は大いにありだと思うし、一歩を踏み出す勇気を持てば決して難しいことでは無いと思う。今では立派にパリジャンヌのオーラを醸し出していた彼女らも最初は苦労したと思うけど。。。そんな皆さんの話は聞いていてとても面白かったし逆に僕の旅の話も楽しそうに聞いてくれた。
アルナウドはどんどんワインとチーズを出してくれる。新しい白ワイン、古めの白ワイン、ポートワイン風の甘いフランスワインなど。チーズは買い物に行ったときに彼が15分くらいかけて選び抜いたチーズたちだ。しかも8種類くらい!
こういう形の「パーティ」というのは僕を含め日本人は皆慣れていないと思う。アルナウドが主催者で食べもの飲み物の準備をして待っており招待客がそれぞれ土産を持ってくる。中でもフランクはなんとパリで自分の店を持つパティシエで自分が焼いたパンやお菓子を沢山持ってきてくれていた。これマジで美味かったわー。彼も日本語で「食べて食べて!僕はパリで人気のお店のパティシエだから!」とどんどん皿に置いてくれた。日本にも進出しているパン屋さんらしい。帰ったら行ってみよう!
他のメンバーも初対面が多かったらしいがそんなこと気にせずに一緒にパーティーを通して仲良くなるこの文化は素敵だ。不慣れな僕でも馴染みやすい雰囲気で初日からとても楽しませてもらった。そしてなにより主催のアルナウドが準備、後片付けと一番大変なはずだが一番楽しそうにしていたのが印象的だった。1人暮らしの彼にとっては特に、みんなで集まってワイワイするのが楽しいのかもしれない。皆を見送って2人で後片付けをしてからおやすみなさい。食器洗浄機がかなり普及しているらしく、それもパーティを楽しむ秘訣なのかも、と思ったりして。
結局寝るのは3時くらいになった笑。今日から4日間死力を尽くして遊んだのでブログの更新が遅れた、というのは良い訳かな?笑