~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

フランス

S2DAY15 フランス:パリ→サンジャン=ピエド=ポール 遂に始まりの地へ

10時間くらいの夜行バスだが、今回は隣が空いている!!
ということでなんとか横になり、それなりに眠ることができた。
とはいえ昨日はシャワーも浴びられておらず、移動続きなので多少疲れてはいるわけだが、まぁまだ大丈夫。

途中の休憩では何分間の休みかも言われなかったわけだが、なんとなくバスの周りで外の空気を吸って一服。ちなみに時間になると(言われてないのに)確認することもなくガチで出発して置いていかれます。たまに出発するために動き始めると、「隣のやつがいないぞ!」みたいな親切な叫び声で何を逃れるパターンもあるが注意が必要。

バスの目的地はフランス南西部のバイヨンヌ。
日が昇るとテレビで見たことがある超巨大なスプリンクラー郡を見られた!テンション上がります。

バイヨンヌ周辺に入ると渋滞で少し遅れたが、そこまで遅れることもなく到着。
降りたかったバイヨンヌ駅をだいぶ超えてよくわからんところで降ろされたw

まぁここまでくりゃほぼ到着したようなものだし、まだ午前中なので急ぐこともない。
のんびりと荷物を持って大きい川沿いを歩きだす。
ここにも川の民がいらっしゃる!ヨーロッパでは意外と一般的なのか??w

 

国境だけでなく国内でも変わりゆく町並みは旅情緒を味わえる醍醐味の一つですね!

そういえば、フランスと言えばバゲットだべ!ということでおしゃれなカフェに入りサンドイッチとタルトとコーラで一段落。
一人でのんびりランチをしていると犬を連れた現地の老夫婦が笑顔で小さく手を上げてボンジュールと挨拶してくれ、ほっこりした。

 

先程の川にかかっている大きな橋にはヨーロッパ周辺の各国の国旗が掲げられている。こういうの好き!

ここバイヨンヌから本日の最終目的地のサンジャン=ピエド=ポールまではバスが出ているという情報を見ていた。バスターミナルの場所がよく分からなかったが、まぁ駅に行けばなんとかなるべ!ということで駅に到着。
駅内のオフィスで尋ねると、1時間後のバスのチケットが買えた。鉄道とバスの運営が同じなのかも。
駅前には同じくサンジャン=ピエド=ポールに向かうであろう格好をした同胞たちがチラホラ。

駅のホームにあるトイレを待っていると、前の女性に話しかけられた。
アメリカから来たという若い女性はなんとハネムーンで来ているらしく、目的地は僕と同じ。
サンジャン=ピエド=ポールに行くということは観光の他にもう一つ有名な目的が有るが、それは後ほどお話しよう。

さらにバスを待ちながらタバコを吸っていると、近くに座っていた現地の人っぽいおじちゃんがとても丁寧に「マリファナをください」と言ってきました。持っていないですw
Have a good day!で笑顔でお別れ。

さて、1時間くらいだったかな、バスに乗りついにサンジャン=ピエド=ポールの町へ!!
アムステルダムからバスで合計€60、36時間くらいかかったが、鉄道や飛行機よりは明らかに安く、融通もききやすかったので良い選択だったと思う。

が、雨でーす\(^o^)/ガチの雨でーす\(^o^)/
アムステルダムでは晴れ率100%だったのでこの旅で初の雨かー。
みんな自分の荷物を受け取り、急いで雨宿り。

駅から宿などがある町の中心までは10分くらい歩く必要がある。
僕は急いでいないので落ち着くまで待っていたが、みんなは雨具などを装備して歩きはじめ最終的に一人になってしまった。

少し雨が落ち着いたところでバックパックごとポンチョを被って僕も歩きだす。

町の中心街に到着し、雨も上がったので、カフェで小休止。
はい、財布の紐が緩んでいますね!!自分でも感じます。
少しだけ締めないとな。

 

 

そろそろこの町に来た目的であり、今回の旅の目的の一つでもあることについてお話します。

これです!!!

「カミーノ デ コンポステーラ」
もしかしたら旅好きな方や、長期旅行者は知っているかもしれないこの言葉。

これ実はキリスト教の聖地巡礼です。
日本で言う四国八十八ヶ所巡りのようなもので、イエスの十二使徒の一人サンティアゴさんのお墓があるスペインのサンティアゴ(コンポステーラ)を目指して徒歩、自転車、騎馬などで巡礼する、というものです。
詳しくはこちらをどうぞ→NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会

僕はキリスト教徒ではないが、この巡礼、通称「カミーノ」はすべての人に開かれており、その目的は問わないらしい。もちろんキリスト教や教徒の方へのリスペクトを忘れないことは非常に重要だが、今回僕も観光だけではない新しい体験とダイエットの目的でお邪魔させてもらう。

カミーノには沢山の道が存在するが、僕が選んだのは一番メジャーと言われている「フランス人の道」というもの。
この道はメジャーなだけに、途中の宿泊施設や方向を示すサインが充実しており、巡礼路の中でも比較的歩きやすいらしい。

しかーし!その距離は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

780km\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

大体35日くらいかけて歩くらしいです。割ると1日約22.3km。
あれ、780kmって聞くとすごい長く聞こえるけど、1日22.3kmって聞くとそうでもない?

いえいえ、なにせ運動不足な上、前回の旅から15kgくらい太ってしまった僕にはさぞ大変なことが推測されます。ただでさえ道のアップダウンが激しく、基本的に休息日は取らずに歩き続ける人が多いらしく、多くの人が激しいマメや筋肉・関節の痛みの他、激しい日差しなどでかなり消耗するらしいのです。

実は僕は前回の旅で100kmだけこのカミーノを歩いています→DAY282 スペイン:レオン→サリア カミーノ出発の地へ

前回はこのブログではお馴染みのさとしゆかと3人でのカミーノ。
実はこの旅の前も日本で彼らの家に滞在していたわけだが、「ヨーロッパ行く」と話しているとさとしくんから「カミーノ歩いてくればいいやん!」と言われた。
非常に単純ではあるが、この言葉は刺さりました。

ただ観光地を巡るよりも体験型の旅の方が好きであり、さらに確実に痩せるっしょ!!
そして複数の旅仲間たちからフランス人の道良かった!という噂は兼ね兼ね聞いていたので彼の言葉を聞いて結構すぐに今回のヨーロッパ旅行にカミーノを組み込むことを決めた。
ちなみに日本人はヨーロッパにビザなしで90日滞在できるが、カミーノだけで前後も合わせると本当に半分くらい使うことになるよねw
まぁやる気になったからしょうがない。

ということでそのフランス人の道のスタート地点がこのサンジャン=ピエド=ポールな訳です。
バスに乗り込んでいた世界各国から来た人たちも観光の服装ではなく、運動の服装だったのはそのため。そう考えるとハネムーンて結構攻めてるよね。仲が深まると良いけどワンチャン喧嘩する可能性もありそうな。。でも前者であれば2人にとって最高の思い出になることは間違いない!

ということでカミーノに必要な手続きをしにカミーノオフィスに向かう。
ちなみにこのサンジャン=ピエド=ポールはフランス内でも美しい町として有名らしくカミーノ目的ではない観光客の方も多くいらっしゃいました。町並みは明日の記事で紹介しようかな。

カミーノオフィス。
多くの人達が手続きの順番待ちをしている。

オフィスでは巡礼している証であるクレデンシャルという大切な台紙をいただく。
中身は後日公開するが、巡礼の証明として、各町でこのクレデンシャルにスタンプを押していく。また、このクレデンシャルを持っているとアルベルゲという巡礼者用の宿に安く宿泊することもできます!

受付のおばあちゃんは日本人だとわかると「こんにちは!」と挨拶してくれた。
日本が大好きとのことで、過去に88ヶ所巡りもしたことあるんだって!
いくつか資料をいただき、スタート直後の注意点などを丁寧に教えていただいた。
ありがとうございます!

ちなみにアジア人は結構見かけるが、おばあちゃんいわく日本人は少ないとのこと。
韓国人と台湾人の方が多いらしい。実際まだこの町で日本人らしき人は見ていない。

そして同じく巡礼の証である貝殻を1つ選んでドネーション。

しゃあ!!

僕は明日もこの町に滞在するため、街歩きは明日にして予約してあったアルベルゲにチェックイン。
とりあえずの食料と飲み物を調達するためにお馴染みのスーパー、LIDLへ。

大好きなプラムとコスパ高いクッキーや飲み物を調達してアルベルゲに帰宅。

記念すべき初日の同胞は、
※すみません、自分の記録のためにも残させてもらいます!
・カナダ人のおばちゃん:なんとフランス人の道を歩ききってから同じ道を歩いて戻ってきたとのこと。すごすぎ。。2ヶ月以上かかるはず。ケベック出身とのことでフランス語ネイティブ!
・韓国人の男性:少しだけ会話した。
・アメリカ人のカップル:バイヨンヌ駅でもあったハネムーンカップル
・アメリカ人の若者男性2人
・ボスニア人のおばちゃんサーリャ:一緒にタバコを吸った
・フランス人のおじちゃん
・スペイン人のおばちゃん2人:10日くらいのバケーションで途中まで歩いて次回そこから再開する予定
・スペイン人の青年マテーロ:翌日一緒に教会へ

みんな国籍は異なるが、目的は同じでフィーリングも似ているので居心地が良い。
僕のヘタレ英語も受け入れてくれてありがとうございます。
もちろん高齢の方々は英語を喋らない方もいるが、それはそれでそれなりのコミュニケーションが取れるものだ。

庭でパソコンを触っていると、スペイン人のおばちゃん2人が写真を撮って欲しいの!とのことで声をかけてくれた。お互い英語が堪能ではないが、夜飯を分けてくれたり、スペインのことを色々教えてくれたり、荷物が重すぎる!とアドバイスをくれたり、とても良い時間でした。
ありがとう!

 

ちなみにですがやはりアジア人は若く見えるようで、実は35歳なのに息子と同じくらいの20代と思っていたようで、とても優しくしてくれました。これはこれでお得ですね!w

ということで、明日は町歩きとちょっとした準備です!!

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