~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

イラン

DAY544 イラン:シーラーズ お疲れ様ペルセポリス

最近本当に夜行バスでイマイチよく眠れない。特にイランなんてバスのクオリティ良いのに。今回23:45〜6:30
くらいの結構ちょうど良い夜行バスでヤズド→シーラーズと移動してきたはずなのに。

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シーラーズのターミナルから市内までへの移動手段はプリペイドのタクシーらしい。にしても100,000は高いよな、と思いつつもあんま寝れず身体だるいので妥協。ちょっと歩いて拾えば50,000で行けんじゃないかな。

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向かったのはまたまたしゅん様から聞いていたこちらの宿。

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イランの宿がまた素晴らしいのはこんな朝に到着しても大体受付は空いてるし、しかもベッドが空いてればもうチェックインさせてくれる。バスが発達してるから僕みたいに夜行でくる人が多いんだろうな。更に更にダメ元で朝飯聞いてみたら食っていいよ、と神の御言葉。有り難すぎる。


最初ドミは僕1人だったが日本人の大学生の男の子と女の子が1人づつ別々に到着。男のこうだい君はあってしばらくすると「間違ってたらごめんなさい。カンクンで会ってませんか?」。。。あ、会ってます!気づいてなかったけど言われて思い出した!旅の序盤、メキシコのカンクンで少しだけ一緒だった!彼は学生なので大学の休みの期間を利用して色んな地域を旅しているらしい。いやー嬉しい偶然だなー。女の子のあかねちゃんは海外旅行2カ国目でイランを選んだという面白い女の子。ドミが日本人3人て楽でいいなー!本当久々だよこんなん!


そういえば旅人同士ではよく下の名前でなんとか君、なんとかちゃん、なんとかさんと呼ぶことが多い。最初はなんか違和感あったけど慣れてくると当たり前かのように自己紹介の時に下の名前だけ言う。この文化って旅中出会った仲だし歳とかそういうしがらみ無くラフに付き合おうよ感じがして好き。


僕は今日やりたかったことが1つ。イランビザの延長。しばし忘れてイラン観光を楽しんでいたがそろそろまたビザ苦悩が戻ってくる。テヘランでもできるが日程的にシーラーズで済ませたかったのだ。ということで少し出遅れたが9時頃に宿を出てVisa extension officeに向かう。maps.meで出てくる。


到着すると入り口でスマホとカメラを預ける。思った以上に人が沢山。どの窓口がなんの手続きなのかもわからないしみんな並ばないので中々面倒くさい。係員が空いた瞬間を見計らってパスポートのイランビザページを見せ用件を伝えると奥の絶対に偉いと思われる人のところに連れて行かれる。


偉いと思われる人がビザと入国スタンプを見た結果、まだ5日あるからここではできません。マジかよ。面倒くせー。せっかく来たのに。しばらく粘ったがシステム的にできないみたいなことを言ってた気がするが英語がイマイチ通じなかった。17日は金曜日で休みだけどそれ以外の日ならでかい町のVisa officeでできるから心配いらないという。そんときに来てくれたら日本人なら簡単に出せちゃうぜー!とやたらご機嫌だったので丁寧に礼を行ってオフィスを出た。


17日にビザ切れるけど休みだから16日ってことか。いやーそこらへんは2つのビザ受け取りチャレンジしたいんだよなー。大使館は受付時間も短いしビザ延長でパスポートホールドとかなったら厄介。しかし逆にビザの期限が切れたらどんな罰が待っているのか。


とりあえずテヘラン戻ってからやるしかなかろう。無駄足だったわ。疲れてたから到着したら寝たかったのに。また30分くらい歩いて宿に帰る。途中で見かけた1つだけ面白かったものはこれ!こんなところで見れるとは!ポルトガルのが有名だよね!

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宿に戻って着替えようとするとこうだい君が「光さん、今からペルセポリス行きませんか?」。僕は即答していた「行きます」。明日天気悪そうだったしねー。あかねちゃんは後日他の人と行く約束があるということで2人でタクシーのドライバー達と交渉に入り約5時間のコースで2人で25ドルというドライバーに決定。海外でありがちなどこの誰が書いたかわからない日本語の紹介文が書かれたノートのページを見せてきたのは怪しかったが結果このドライバーで正解だった。

お昼前に車に乗り込み出発。乗ってすぐの時は2人それぞれペルセポリスの予習をする。しかしそこは夜行バスで到着した2人。途中の景色を楽しむ事も無く爆睡笑。まぁしょうがないですね。夜行バスの弊害ですね。こうだいくんはもう明日の夜行でシーラーズを発つらしいし今日しかなかったもんね。一時間くらいで到着!

最初のスポットに到着。白ラクダがお出迎え。こいつかなりでかい。ってか肉付きがいい。

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Cuneiform、すなわちくさび型文字。バビロニア、アッシリア、そしてペルシャで使われていたらしい。
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ここはナグシェ・ロスタム。王様達の墓が並んでいる。入場料200,000。
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4つあるのだがそれぞれギリシア十字型に彫り込まれているらしい。
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文字が刻まれていたりレリーフが彫られている。
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そして墓の前に建つこの四角い建物
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これはゾロアスター教神殿として聖火を祀っていたと言われているらしい。
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これらの墓はでっかい岩山に彫り込まれているのだが、周りには特に何もない。
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ガイドお勧めのレストランで昼飯を食ってから遂にペルセポリスに向かう。入場料200,000。
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世界遺産でもあるペルセポリスは紀元前500年頃のアケメネス朝ペルシア時代に造られ、宗教的な都市として即位式やノウルーズなど重要な儀式は全てここで行われたらしい。西はエジプト、東はインドまで勢力をふるったというから凄い勢力だったんだろう。その後紀元前331年にアレクサンダー大王によって陥落し、廃墟となった。ギリシャのアクロポリスにある初期のパルテノン神殿が紀元前438年に完工したというのを聞くとこのペルセポリスの歴史を感じる。

門にあるこれらの像は偶像崇拝を嫌うイスラム教徒によって顔だけ破壊されてしまったらしい。
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 可愛そうに。
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 空飛ぶ双頭鷲像。イラン航空のシンボルマークのモチーフになってるんだって。
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これはわかりやすいですね!
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来た!ゾロアスター!結構いろんなところにある!このデザイン超かっこよくない?
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東側にある墓まで登ってみる。さっき見たのと同じ感じだ。
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これがただの岩だったって考えると良く掘ったなって思うわ。ちょっと間違えて彫り過ぎたりしちゃったときはどうするんだろう。。
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墓の前からペルセポリスの全景が見渡せる。規模的には丁度アテネのアクロポリスと同じ位な気がした。イラン来るまでペルセポリスとか全く知らなかったなー。
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ふらふら散歩。彫刻はエジプトの遺跡とか大英博物館でみたものと重なるところがある。
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一番興味深かったのは階段の側面に彫られていた彫刻
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これ王に贈り物を献上する23の属国の使者の様子が彫刻されている。しかも使者の衣装や献上物が国によって特徴的に描かれている。
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布と何かを持ってるねー
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こっちは家畜の羊か!
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ペルセポリスから見る夕日が綺麗との事だったがあと二時間くらいあるので諦めてシーラーズに戻ることにした。今日はがらがらだったが10日後のノウルーズではイベント会場となり人でごった返すらしくそのための準備と思われる作業が進められていた。間に合うかなー?笑
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帰りに運転手が寄ってくれたのはシーラーズの玄関口に位置するクルアーン門。門の上部に古いクルアーンが置かれており旅する人の安全を見守っていると言われているらしい。
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シーラーズ到着当日だったがペルセポリスに行く機会を与えてくれたこうだい君に感謝!明日は町を歩きながらシーラーズの有名モスク巡りでもしますか!

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