さーて散策するぞー!と張り切って朝飯を食うがびっくりするくらい時差ぼけにやられていて早速昼寝起きると14時になっていた。日が長いからいいのだ!今日も良い天気。
何が素敵かって上に張ってある日よけだよね。日差しは強いけど日差しが無ければそんなに暑くは無い。
そしてハリーポッターとかRPGのお城に出てくるような赤い飾り。かっこいい。多分男の子はグッとくるはず。
ふと見つけた雑貨屋さんに入ってみる。やはりここら辺の洗練され具合は南米とは明らかに違う点。欲しくなるが物を不用意に増やすのは御法度です。
迷いながらカテドラルを目指す。こういう風にてっぺんが見えたりするのだが道が格子状、からはほど遠く蜘蛛の巣みたいになっているので本当に本当に道に迷います。日本から持ってきたコンパスがここまで役に立ったのは初めてだ。敢えてGPSは見ない。
でも急いでいるわけでは無いのでゆっくり迷いながら歩くのも悪くない。
カテドラル到着(^^)/入り口周りの装飾がきめ細かい。
表から入ると入場料掛かるが裏がわのちょっとした区切られたスペースなら無料なようだ。じっくり見たい気もしたが今日は遠慮しておく。写真斜めってるー!
全景はどうしても入らなかったので斜めで。。
少し坂道が多いが天気良好で最高な散歩。トレドはマドリードの前の首都で「16世紀で歩みを止めた町」といわれたりするらしい。
刃物や西洋騎士装備系のお店が多く並んでいた。この町は特に刃物有名っぽい。
ぶらさがっちゃってる飾りとかどうなってんだよ!お洒落すぎんだろ!
ヨーロッパ感溢れる雰囲気。
そして僕がカテドラルを我慢して入りたかった場所。それはシナゴーグ。知ってる?僕は少し前に初めて聞いたのだがユダヤ教で言う「会堂」らしい。教会とは意味合いが少し違うようで祈りの場であると同時にイベント事やコミュニティーの中心としての役割があるようだ。イスラエルに行く前に一度見ておきたかった。外観。今は内装そのままに博物館になっている。
ずどーん!
周りに装飾が施された落ち着いた集会所って感じ。迫害の歴史を辿ったユダヤ人だがシナゴーグは彼らに取って安らぎの場所でもあったのかもしれない。
天井のつくりが凝ってる。
ヘブライ語だ
やはり至る所にこのマーク。
うむ、スペイン語の説明だけで何もわからなかったが雰囲気は掴めたぞ。読者の皆さんは気づいていると思うが何故か僕はイスラエルとユダヤ教のどこかミステリアスな感じにとても惹かれているのです。シナゴーグを出て再び散策を続ける。人もそんな多くないしそこらへん座ればどこでも落ち着く。
これもなんか見どころの一つだが忘れた。この町はグレコ、という画家でも有名らしい。
町をぶらぶらした後はバスに乗って町を囲んでいる川を越え、全景が見渡せるスポットに行く予定。インフォセンターの人もおすすめ!しかし気づいてみれば町の西側まで来ており、聞いていたバス乗り場は町の東側。なので逆側から歩いて向かうことにした。立派な門をくぐり城壁の外に出る。
町自体が高台になっていることもあり周りを見渡すと美しい。
この橋で川を渡る。こんな川を越えてさらに立派な城壁があったら攻める気無くすよな。なんと橋の隣にはジップラインが走っていました(笑)
橋渡った側から。いちいち美しい。褒め過ぎ?(笑)自分が写真を撮ろうとする回数で自然とどれくらいそこが好きか測れる気がする。
厳しめな日差しに刺されながらゆっくりと歩く。日本では中々見れないロータリー交差点が沢山。
可愛らしい観光車両も通った。
全景が見えてきた!
おぉー!手前の黄色い花がまたいい仕事している!!
なんて贅沢な散歩なんだ!!!はい、かなり楽しんでますトレド。
上の二枚見てもらえばわかるように馬鹿みたいに大して変わらない写真を大量に撮ってからパラドール、というさらに高い場所にあるホテルに向かう。ここからの景色が絶景らしい。到着!ん?さっきの場所の方が良かったな(笑)
割高だったが今日イチの楽しみだったのでドリンクとケーキを頂く。
やはり町側のテラスは人気席。この景色を楽しみながらティータイム、ワインタイムを楽しむとかやはり洒落乙だ。
現在17:30。夕日と夜景が見たい。しかし、日の入りは21:30。迷うことも無くここで時間を潰すことにしました。追加でビール頼んで(ジュースと値段変わらん)4時間くらい読書してその時を待つ。
この町に来てからアジア人がかなり多い。南米ではあまり見ることが無かったので逆に新鮮。日本人と断定できたのはツアーで来ていたおじいちゃんおばあちゃんの御一行だけ。あとは恐らく中国人と韓国人であっただろう。やはり中国人はツアー、韓国人はグループ旅行、というイメージが強かった。これね、このテラスでぼーっとしてるとき本当に多かったんだよ‼アジア人が。皆何かを注文するわけでは無く写真を撮って去っていく。そして僕ももちろんアジア人だが唯一町側の席に座りのんびりと景色、時間を楽しんでいる、というしょうもない優越感があった。しかしこっち側の人間になって一斉に押し寄せるツアー客を見ると辟易する気持ちもよくわかる。もちろん彼らを責める権利は無いがのんびりと酒飲んでるときに、慌ただしく入ってきて僕たちの前に来てワーワー写真を撮って満足して帰っていく。言って見れば場の空気を壊されたかのような(←お前は誰だ(笑))そんな残念な気分になった。僕も逆の立場になるときは多少気を遣えるような人間になろう。
さてさて日が沈んできたぞ。美しい!!!
はい、これはポストカードです。
現実は、、、曇ってるー!!全然赤くねー!!しょうがないライトアップを待つか。
綺麗だ!でも全然上手く映せねー!!!しょうがないです。正直写真撮影にはそこまで力入れていません(笑)綺麗な写真は他の人のを見てください。
僕はトレドの美しい景色を見て一抹の不安を覚えていた。ヨーロッパ入って最初からこの美しい景色を見てしまってよかったのだろうか、と。ここを凌ぐ町はあるのだろうか、と。まぁ忘れやすい僕なら大丈夫でしょう笑
ということで完璧に暗くなるのは22時過ぎ。かなり満たされて町に戻る。バスはなさそうだったので30分強歩いて帰ることにした。この選択肢!治安に不安を抱える南米ではまず考えられなかった!出発前に宿の人に夜も安全か?と聞くと当たり前かのように笑いながら「事件なんて聞いたことないよ」と。素晴らしい。この選択肢を考えられること自体が素晴らしい。ということで町の明かりを見つつも街頭が無い道を歩いて町に戻ってきた。
遅くまでやってるイメージがあったが意外と23時くらいに閉まるバルが多いようだ。こんな開放的でお洒落なのもありました。
ということでバル巡りは延期して適当に食事を済ませて床に就きました。
あれ?荷物届きましたの連絡来てないな。明日チェックアウトしてマドリード戻る予定なのに。
おやすみなさい!!