~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

中国 東チベット

DAY615 中国:ガンゼ⇄アチェンガルゴンパ ドタバタだったけどまさに聖地でありそこには絶景が待っていた。

さて、今日は有名なアチェンガルゴンパに向かう。朝起きて顔を洗っていると外のスピーカーからお経が流れており、部屋の掃除をしている女性も恐らくお今日をお経を唱えながら作業していた。チベット!!


残念ながらしんじくんは風邪+高山病、ゆみちゃんは高山病で大事をとって休息。僕はそんなに急いでないのでもう一泊しても良かったのだがケツが押してる3人はそういうわけにもいかない。更に天気が良くはないが、乗りかかった船なので僕はれいらちゃんと2人でアチェンガルに向かう事にした。僕が結構好きな「旅は道連れ」というのももしかしたらこれが最後かもしれない。


だいぶ油断して朝9時に宿を出てから朝飯を食う。
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テレビでは日本のニュースの中国語版が流れていた。なんと報道されているのだろうか。丁度共謀罪が話題になっている最近。憲法九条どうのこうのについて話しているみたい。ちなみに、内心どう思っているかは知らないが中国国内の人と今まで接してきて明らかな半日感情に触れたことは無い、と思ってる。もしかしたら自分が鈍感なだけかも。
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10時前に乗り合いが集まるところへ。「ヤチェー、ヤチェー」と叫んでる人に漢字と写真を見せるとそれがアチェンガルで間違いなかった。

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いつも通りの流れで僕たちが1番最初。アチェの資料を見たりトイレに行ったりボーッとしながら待つ。地域によって言葉の違いが多いようで「ありがとう」も二種類聞いたし、「日本人」と言うのもジャパンやリーベンを微妙に変化させたり苦労してやっと通じる。いや、通じてないかも。もしかして日本を知らない人もいる??12時頃に人数が揃って出発。45元。

音楽を聴きながら寝ている若い僧、マニ車と眠りの間で揺れるおじいさん僧、Tシャツでピアスだけど誰よりも真面目にお経を唱えている若者、車内で流れているゴンパでお経を唱えている映像を食い入るように見るおじいさん僧。

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途中休憩、というか走ってる途中に突如トランクが開いて荷物がビシャビシャの地面に散らばったので拾うついでに休憩。
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さっき眠気と闘っていたおじさんが僕達にマニ車を回させてくれた。おもちゃを与えられたように満面の笑みを見せるれいらちゃん。

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着太りをしている僕と貸してくれたおじさん。
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そういえば思い出したのだが本当にダライ・ラマの写真を隠し持っている人がいるという事実。家の中とか車のボンネットのカバーの下とか。そしてそれを見ると他の人も写真を自分の頭の上にかざす。そういえばセブンイヤーズインチベットでもダライ・ラマの写真をお守り、と言ってブラピが貰ってたな。


途中何もない草原のところで降りろという運転手。は?アチェまで連れてってくれるんだろ?すると折り畳み傘を貸してくれるおじさん。どうやら草原を突っ切って向こう側で合流しようということらしい。道の先には警察の検問があった。アチェンは外国人でも制限されていないと聞いていたがもしかして


ということで小雨が降る中、歩いてきた尼さんグループと一緒に草原を歩く。アチェンに近づいてきた興奮でベタなポーズを取ってしまった2人。
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合流地点だと思われるあたりに近づくと検問を通過した運転手がびしょ濡れになりながら、車から降りてだいぶ上まで迎えに上がってきてくれていた。ありがとう!


舗装もされていない中々の道を通り4時間くらいでアチェンガル到着!!ってか今日中にガンゼに帰れるのかな?もう少し早く出れば良かったな。到着するとすぐにガンゼに行きたいという人が運転手に話しかけてきた。彼らは17時に出発するからそれまでに戻って来いという。あと1時間しかないじゃないか。じゃあいいよ、と断ると運転手のおじちゃんが彼らに見えないように手元の紙に6と書いた。6時までは待ってるから、ということだ。本当にありがとうおじさん!


いきなり金の巨大な仏塔がお出迎え。

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この目が気になって調べてみると「ブッダアイ」というらしい。これどっかキリスト教系の教会でも見た記憶があるんだよなー。どこだったか、、思い出せない。

ブッダアイは全知全能の神の眼であり、仏陀の5番目の眼知恵の眼とも呼ばれます。「五眼周視 四魔怖懾」といい、五眼は悪魔を追い払うと言われております。  五眼とは「肉眼・天眼・知恵の眼・法眼・仏眼」を指し仏教の教えのひとつになっています。
 旅する雑貨屋ゆいゆい堂さんより参照

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どんどん尼さんが巡礼でやってくる。実はここアチェンガルゴンパは尼さんの修行場ということで有名な場所。川を境に男と女で分かれているが女が圧倒的多数なのは人を見ても町を見てもわかった。

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金の仏塔の下は経堂になっており早速周りにはマニ車。

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これは凄い光景。数え切れない尼さんがコルラしている。宗教の場で見ることができる「人が作り出す絶景」というのは自然とは違った感動がある。人々の心をここまで動かす宗教というものの力は本当に凄い。

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中には男が入っていいのかわからなかったのでれいらちゃんが入ってる間僕はコルラすると人々を見ながら一緒に回らせてもらった。チラホラと男の人の姿も見える。五体投地しながら回っている人もいた。


その隣には更に巨大な外周を誇る建物がありもちろんその周りもマニ車。規模が半端じゃない。

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あまり時間が無いので足早にブラブラ。雨は結構降っている。

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今度は男性ゾーンにやってきたみたいだ。周りに散らばっているのは座るようの座布団などのように見えたがよくわからなかった。

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今度は僕だけが入ってみる。ちらほらとお経を読んだりする人の姿。
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そして丘の上に登る。丘の中腹には人1人が座って入れるくらいの小さい建物が並んでいる。ここに入って読経したり瞑想したりするのだろうか。

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そして登りきったところからの景色は

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やべぇなこれは\(^o^)/本当の絶景だ。しかも雨は上がった。にしても曇っていてもそう感じるのだから晴れていたら想像を絶すると思う。曲がりくねった川に囲まれた敷地は基本的に女性が住む地域らしいが男が入れないというわけでもないらしい。真ん中にぶっといメインストリートがありその周りに家(?)が並んでいる。各家の上には先ほど見たような人ひとり座れるくらいのものがちょこんと乗っている。何よりこのえんじ色の統一が美しさを作り出しているのだと思う。

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タルチョは雨に濡れてびちょっとなってるけどそれでも美しい。
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れいらちゃんと写真を撮り合う。2人での写真撮らなかったな^ ^

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正直これを見ると更に美しいと聞いているラルンガルはどんなもんなのかと見たい気持ちが増してしまうがしょうがない。そして居住エリアを歩く時間も無かったがしょうがない。天気もね笑。やはり本当の絶景というものは苦労しないと見られないものなのか。最後に最近ハマっているパノラマ↓。デジカメのパノラマよりもiphoneのパノラマの方が使いやすい。
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タイムリミットが近かったので急いで車のところに向かう。気持ち青空が覗いていい感じ!
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運ちゃん待っててくれた!どうやらさっきの若者たちは別の車で出発したようだ。運ちゃんは飯食おうと飯屋に連れて行ってくれるようだ。確かに、腹減ってるけどその時間があるならもうちょい見たかったな(^-^)

巡礼する人々。見えないくらい遠くまでマニ車廊が続いている。
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何を頼むか悩んでいる僕たちに見かねて運ちゃんが頼んでくれたのは卵焼きが乗ったうどん!シンプルで美味い!そして量が多い!
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急いで食って車に戻ると結局客引き中。結構時間あったなー笑。しかもなんだかんだそこらじゅうで「ガンズィ!ガンズィ!」言ってる。ガンゼのターミナルで見かけた運転手もチラホラ。19時ごろになるとガンゼ行きのドライバー達は利益を分散するために客を同じ人数ずつに分けて出発。なんか仲良くやってる感じいいね。僕達の車は尼さんと僕たちの三人だけだった。多く料金を請求されるかと思いきや正規の45元。少し顔は怖かったけどマジでよいドライバーだった!

チベットはどこを移動していても道中常に絶景。晴れていたらなぁ本当に。
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遊牧民の姿も見え、手を振ると元気に振り返してくれる。
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行きは少し遠回りして別の町を通ったので4時間かかったが帰りは3時間でガンゼに到着。異様なライトアップを見ながら宿へ。そういえば遠目にしか見てないけどガンゼのゴンパとでかい仏塔もライトアップされてたと思う。今日は疲れてるけど元気があるときに見たいな。
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宿に帰ると2人はかなり回復しており幸いにも明日の移動には差し支え無さそうだった。迷ったが僕は明朝で離脱することにした。三人はリタンへ、僕がデルゲへ。写真を交換してからこれから旅が長いゆみしんには僕がもう使わないであろう調味料やお茶漬けのもと、ふりかけなどをあげた。大切に少しづつ使ってきたものたちだが中国はキッチン付きの宿が少ない。それならば僕も軽くなるし彼らの食が充実するなら一石二鳥だ。
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寝る前に残念なことはシャワーが使えなかったこと。結果から言うとこのあと三日間シャワーに入れないのでした。暑くないから許せるけどね!

移動時間は7時間に対して観光時間は2時間だったけど素晴らしい絶景を見た一日でしたー\(^o^)/マジで一見の価値ありです!

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