ワルシャワのトラムは細かく張り巡らされている上に本数が多いので特に市内ではとても使い勝手が良い。チケットは4.4ズウ(120円くらい)かなんかでやはりポーランドの田舎より高かった。ってか、乗る人でピッ、とか切符通してる人ほぼいなくね?まさかみんなキセル、、、いやいや何かあるのでしょう。
バスもかなり走ってる。
ということで朝飯を食いに来たのはミルクバー!ポーランドと言えばミルクバーでしょ!(←ケバブばっか食ってたくせに。。。)。別にミルクのドリンクバーというわけではない。ポーランド語ではBar Mleczny。元々共産主義の国の方針で全ての国民に安く食事を提供しようという素晴らしい方針から始まったもの。現在もやっているミルクバーには昔から変わらず国から補助金が出ているらしい。到着したのは"Bar Mleczny Rusalka"
自分で何かわからないものを頼むには勇気が足りなかったのでこちらで紹介されていたメニューを丸パクリさせてもらいました→(ミルクバーの情報ありがとうございました)。ってかそこら中にミルクバーあるもんかと思ってたけどそういうわけでもなさそう。一応あたりを付けて出発しましょう。ちなみにメニューはポーランド語だけなので推測は不可能。会計のおばちゃんは少し英単語を言っていたような。。。
注文、会計が済むとおばちゃんはオーダーの書いてある紙を渡してくれるのでそれをすぐ隣のカウンターのおばちゃんに渡す。ローカル食堂感出てていい感じ!
来ましたー!!これで17(約450円)。あれ?思ったほどは安くないんだな笑。これワンプレートでセットになってるように見えるけど実際にはカツレツ、ポテト、サラダって別に注文するものっぽい。僕は写真を見せたので余裕だからメニューだけ見るとやたら安く感じるけど併せるとまぁそんなもんなのでしょう。
満腹ー!食後の運動開始。今日は一切青空が顔を出すことは無かった。ここまで続くとやはりこういう気候なんだろうなぁと思い始める。そしてやはり折角綺麗な街並みなのにどうしても全体的に暗い雰囲気に写ってしまう。でも実際この場にいると写真ほどの悲壮感はない。
綺麗な庭だー。葉っぱの色も大分いい感じになってきてるな。
斜面に建つ家、ってグッとくるよね!
バルバカンよりも北側が新市街らしい。そして新市街と言っても16世紀の話らしい。とは言っても昨日見てきたようにワルシャワ蜂起の失敗により一度壊滅している。しかし戦後、ワルシャワを愛する市民は「ひびの一本にいたるまで」忠実に町を復元したという。その後世界遺産にもなっている。これは新市街方面。
少し南に入るとすぐに旧市街の広場に出る。
少し歩いて甘いものが食いたくなったので雨宿りしながらワッフル。完璧に財布のひもが緩くなっている(*´Д`)
広場の中心には町のシンボル人魚。争いを好まなそうな人魚が剣と盾を持っているというのがワルシャワらしいと感じてしまう。この町にはまさに「人魚伝説」があるらしくワルシャワが危機に見舞われたときには人魚がはせ参じて町を守るという。
洗礼者ヨハネ大聖堂。ワルシャワで最も古い教会。王の戴冠式が行われたりヨーロッパ初の成文憲法の宣言式もここで行われたらしい。え?ヨーロッパ初?いやー凄いなポーランドに関してとかマジで無知だったけどどんどん色んな事を知っていってますね僕たち!
落ち着いた雰囲気の中に綺麗な祭壇とステンドグラス。飽き気味で教会入ってなかったけどこれは好きですね。
王宮広場。おっ、さっきのところより開放的でいいかも。
おじちゃんが雰囲気にぴったりなアコーディオンを聞かせてくれたので少し投げ銭して撮影させてもらいました。気持ち程度の金でその地らしい音楽を気持ちよく聞かせてもらえるなら安いなーと思い始めてます最近。
国立オペラ劇場。
おーやっぱアンバー売ってんねー!タイタニックとかかなり大作。笑
おーおっちゃんたち筋肉アピッてるねー!
おーコペルニクス先生はなんか難しいこと考えてんねー!
これは聖十字架教会。正面には十字架を背負ってゴルゴダの丘に登るイエスの像。こういっちゃ悪いがかっこいいなこの像。
中は白基調の中に金が目立つ印象。
そしてここにはなんとショパンの心臓が安置されている。ショパンはワルシャワ郊外で生まれ20まで過ごしたらしい。
もう一か所。とても気になっている場所がある。しかし月曜日は休館日という話なのだが一縷の望みを持って向かってみることにした。ちなみに更にもう一つ気になっていたコペルニクス科学センターという体験型博物館もなんと月曜日休み。ワルシャワに来るときには月曜日は避けた方が無難そう。
そして到着。軍事博物館。やったぞーーーーーー!入れる!館内は閉まっているが屋外展示の戦闘機や戦車は無料で開放されていた!!来て良かったーーーーーー\(^o^)/
ポーランドの戦争の歴史を見ているうちにここには来たいなと思っていた。16~17世紀にかけて中央ヨーロッパの巨大国家となったポーランド。しかし隣国の干渉により三度に渡り消滅し地図上から名前が消えた。そのような歴史があったにもかかわらずくじけずに母国を守り続けたポーランド人は優しくて強いに違いない、とかちょっとそれっぽいことを言ってみる。
そういえば調べていると日本との繋がりも見えてきた。 ポーランドでは日本学というものの研究が古くからされているらしい。また戦争中に日本が765人のポーランド孤児を助けその後彼らは祖国ポーランドへ帰ったという。逆に阪神大震災の後には被災児がポーランドに招待されるといった恩返しも受けたそう。布教に来たコルべ神父もそうだ。こうして旅をしていると過去に日本がしてきた善行がところどころで見えてきて嬉しい。たまにその逆もあるけれども。
さてさてこちらでの展示はがさつ ワイルドに雨ざらしかつごちゃまぜなので見ていてとても面白かった。
いやいや攻めすぎだろ!ペラ当たってね???
めちゃくちゃコッタ―ピン使ってる。もちろんワイヤーもある。
戦車がこんなに列をなしているところ中々見れないのではないか。
やたら気に入ったこいつらの並び。なんかちょっとポップに見えてきた。
すげー、こんな鉄板貫通してる。。。
正直別に戦闘機に全く興味はないのだがやはり見てしまう。
でももっと見てしまうのはやはり旅客機だろう。しかもこの形はなんかどこかで似たよーなの見たことある気が!!!三発だけどね笑。やはり見ているとあそこはどうなっているんだろう、とか配管、ワイヤー追いたいなーとか自然と気になるのは癖というか性なのかもしれない。
各パネルにどんなパーツが隠れているか明記されているから整備とかハンドリングスタッフにとっては優しい。
そしてやっぱまじまじと見ると僕が整備士として勉強してきた飛行機とあまり変わらないなと改めて思う。中までは見れていないのだが大方同じだろう。そう思えるということはヘタレなりにも二機種(小っちゃいけどね)勉強してきたのは伊達では無かったということか。いやそう思いたい笑。そして学生時代から約10年飛行機に携わってきていただけに別に特に飛行機が好きではないけどやはり近くに飛行機があると懐かしいというか、嬉しいというか、わくわくするというか、なんか自分の原点に戻った気がした。こんなよく小説とか漫画とかで出てくる気持ちってあるんだな。不思議とすがすがしい。会社、教官、先輩のプレッシャーに耐え、がむしゃらに体を動かし、寝る間を惜しんで仲間と勉強した苦しい思い出も同時にリマインドされるが、幸いにも乗り越えてきた壁なだけに人生において素晴らしい経験だったということは間違いないなぁとポーランドのワルシャワで感じたのでした。ここで飛行機を見てそんなことを感じるなんて思いもしなかったな
帰るか。 いや腹減った。そういえばさっきミルクバーあったな。
わからないから同じものを頼むとかいうダサいことはしないと強く心に決めて店に入る。壁にはやはりポーランド語のメニューだけ。
店員に聞くとなんと英語のメニューを出してきてくれた!が、結局無難なセットとマッシュルームスープを頼んだ。さっきとは違うからね。うん。15ズウ。あ、英語メニュー写真撮ってくれば誰かの為になったよな。。とりあえず僕が注文したセットのところだけですが。英語/なんとか語/ポーランド語ってなってるっぽい。
特別美味い訳ではないけど満足感はある!
いやー結構長い日記になった気がする。やっぱね、1人だと色々考えるからね!笑
さてさて明日はクラクフの町に向かいます。気に入ったポーランドも終盤です。そしてクラフク周りは見どころ沢山の悩みどころです。