4:30にバスの電気が点き強制的に起こされる。ラゴスの町に到着。外はまだ暗い。ポルトと同じようにターミナルは持たない会社なのか、そこはよくわからない海岸沿いだった。Tシャツ一枚では寒いので上を羽織る。しかし暑がりな僕にとっては夏なのに朝方肌寒い、とか最高なのです!
宿は予約しているもののこの時間に行くのも難なのでもう少し仮眠を取ろうと思いバスターミナルに向かった。しかし暗くて人気が無かったので諦めて引き返す。ふと無人のコインランドリーを見つけた。中は多少暖かくソファが4つあったので中々快適だった。気づくと3人とも寝ていて8時頃に誰かにお礼を言って宿に向かう。
建物全体が基本白で統一されていてリゾート感が出ている。このラゴスの町の歴史は古く、紀元前から大西洋、地中海貿易で栄えておりイスラムの文化が入ってきた後もヨーロッパとアフリカの接点としての役割を果たしてきたらしい。今では国際的なリゾート地として結構有名なんだって。日本にいたらまずポルトガルに行く、って話もあまり聞かないもんね。
さてさて今日は僕だけ別行動です。2人はビーチへ、僕はサグレスに行ってきます。サグレス、聞いたことありますか?もしかしたら旅好きな人なら聞いたことがあるかもしれない。サグレスは深夜特急の沢木耕太郎がイギリスに行く前に辿りついたいわば「ユーラシア大陸の果て」の町なのです。ちなみに最西端、と言ってしまうとそれは別の場所でサグレスは最南西端ぽい(笑)
町には活気が出てきてる。やっぱ客層がリゾートを楽しむ人たちだな!
川沿いにはヨットが並ぶ。これを超えるには水上タクシーか開閉式の橋を越えないといけないようだ。
早朝に立ち寄ったバスターミナルでバスのチケットを買う。片道3.85ユーロ。
約1時間景色を楽しむ、はずだったが見事に爆睡。運転手のサグレース!!という叫び声で目覚めた。おーいい風吹いてる。ここの気候は日差しきついけどカラッとしていて風があるのでかなり快適だ。リゾートとしても優秀と見た。
木に巻き付けてあった綺麗な布。
下りたところにはかの有名なエンリケ航海王子!!彼はポルトガルの王子で自分自身は航海には出なかったものの指導者として、またパトロンとしてポルトガルの大航海時代を担った人らしい。そしてこのサグレスの岬には彼の作った航海学校がありそこを拠点にポルトガルが偉業を成し遂げて行ったそうな。まぁ、そこはスルーしますが\(^o^)/
僕が今から向かうのはまさに南西端に位置する灯台。行き方のオプションはいくつかある。レンタサイクル、タクシー、そして徒歩。レンタサイクルで行く予定だったが2軒聞くと両方10ユーロという。数時間だけでいいから、と行ってみても夕方から借りる人はいないからダメ、だって。そしたら歩きます。6kmらしいですがカミ―ノに比べれば荷物も無いし楽なもんだ!こんな道をひたすら進んでいく。灯台は早い段階から見えるが直線では向かえないので遠回りに感じる。
歩き始めてすぐ左手にサグレスの要塞が見える。奥に見える白いやつ。あそこが大航海時代の拠店だったと思うと興味が無い訳ではないが帰りのバスの時間もあるからね。
歩いてる人には全然すれ違わない。帰りまで合わせて二組だけだ。というかチャリンコにもあまりすれ違わない。でも蒸し暑くなく気分は上々↑↑久々にJPOPを聞きながら歩きます。途中のビーチもいい感じだー。サーファーが目立つ。
崖っぷち
1時間少々で到着!いきなりビールやら食い物やらの誘惑があるが負けずに先っちょを目指す。
雲一つ無いぜー!!最高だー!!この後ろの灯台が目印。
僕の旅はまだ続くがアジアから始めて陸路でここまで来たらそりゃ感慨深いわ。。。
デビル君の故郷はこの大西洋の先の大陸を越えてさらに太平洋を越えたところだね。
さてさて老夫婦と写真を撮りあいっこしてから楽しみは、、、、いぇーい!サグレス岬でサグレスビール!!しかし、冷えがイマイチだったのが少々残念。。
超絶ベタだけど結局ここに来ること自体が自己満足なのだろう笑
おばちゃんが作ったハンバーガーは南米の方がレベル高かったな。
帰りのおやつにチュロスを買って帰途に着く。結局食い飲みで8ユーロくらい使ったわ!(笑)
キモッ、カタツムリが集まってた。。
行きに気になっていたお土産屋さん。中はやはり陶器中心に豊富な品揃えだった。
もっと時間があればサグレスの町もゆっくり歩いてみたかったなー。疲れてもいたのでエンリケ王子の近くで時間を潰して帰りのバスに乗り込んだ。滞在時間は3時間半ですね!ほぼほぼ移動でしたね笑。大砲もありましたよ。
宿に帰ると2人も丁度帰ってきた。綺麗なビーチでボートに乗ったらしいが中々良かったらしいよ!街並みといい気候といいのんびりした雰囲気といいアルガルベ地方はお勧めだわ。ってか自分もまた来たい。