朝6時半にトロントのバスステーションに到着。昨日のプーティン以来の朝飯。煎餅はモントランブランで会った女性がそろそろ日本恋しくなるでしょ、といってくれたもの。有り難い!
さすがに宿に荷物だけおきに行くにしても早すぎたのでバスステーションでブログアップしたり寝たりして起きると11時。メールが来ていることに気付く。オタワのバスステーションで取った本日の宿からで内容は「諸事情で近くの私の娘がやっている宿になってしまいました。グレードアップになりますが料金は据え置きです。」
超ラッキーじゃん
いいよいいよって返信して早速荷物だけ預けににその宿に向かう。50分くらいかかることはわかってたけど20kgを持ち歩くわけにはいかないから。
電波繋がってる間にGoogle Mapの経路検索で調べると電車とバスの乗り継ぎでいけるとのこと。片道$3。早速バスステーションから繋がっている地下鉄の駅に向かう。そんなに複雑じゃなくて北向きと南向き、という表現であることは簡単に調べてあった。検索結果に従い北向きに向かう。乗車賃の払い方は他にも有るがとりあえず係員のところに行って$3を箱に入れてホームへ。
ここで行先見て気付いた。あ、入る駅間違えた?
Dundasの北向きに入ってしまったが本当は左側のSt,Patricの北向きだった。これじゃ逆やないかい。しかしトランスファーチケット的なものの存在を知っている僕は焦らない。改札入ってすぐのとこでそれをゲットして颯爽とホームを出る。バスステーションはちょうどこの2つの駅の真ん中にあった。1/2で負けた。でも今考えれば同じ駅から南行き乗ってもいいんだよな。ホーム繋がってないと思い込んでたけどどうなんだろう。
正しい駅に向かうべく地上に出る。あーこれは都会だ。ここトロントはカナダ最大の都市(首都はオタワ)でまたカナダの経済の中心でもある。移民を多く受け入れていたという背景もあるのか特にアフリカ系の人を良く見る気がする。
このDundas(ドゥンダス?) streetには日本料理を始め、アジア各国のお店も揃っていた。
St,Patricに到着し、駅員にかっこよくトランスファーチケットを見せつけてゲートを通ろうとするが止められる。態度クソ悪くてなぜか聞いても何も言わず不愛想に首降るだけ。トランスファーのルール把握していなかったが、見た目と、流ちょうに英語喋れ無いから馬鹿にされてんだろうな。第一言語の英語だけで全部やっていけてて第二言語勉強したことも無いやつ(知らないけど笑)に馬鹿にされる筋合いは無い、と思いつつも世界の標準が英語なのは事実だもんなぁ。でも英語は誰でも勉強できるが逆に言えば僕たちの様に英語を少し使えて、その他の言語を持っている、というのも最近は素敵に思えてきた。
とりあえず向うの駅にいる間に返金申し出るべきだった。しかし切符も何も無いので証明できないよなぁ。
どっちにしても戻る力は残っていなかったので、自由にやり取りできない悔しさを噛みしめつつもう一度$3払う。どっと疲れた。
その後は順調に目的の駅で下り、トランスファーチケットを求められる事もなく正しいバスに乗り継いだ、はずだった。僕が乗る予定だったバスは東西に走っている。正しい番号の西行きに乗った、はずだった。途中まで順調だったがGPSを見ていると経路検索で曲がるはずだったところでバスは直進。焦って紐を引っ張り次のバス停で降りる。冷静に経路検索を確認するとバスナンバー32C。あ、はいはいこれね。 Cですね。見ていませんでしたよ。ネットがつながらない今別のバスに乗るのはリスキーだと判断してやすみやすみ歩きつつなんとか宿のある通りに到着。
これで荷物を預けられる、はずだった。怪しい当たりを歩くが通りには平屋の一軒家のみ。宿の住所を確認してみるとやはり普通の一軒家。怖かったがピンポンするしかない。2回押したが出てこない、というか自分が押しているのがピンポンなのかもよくわからない。ノックしたり裏に回ったりするが人気無し。向かいの人がいたので聞いてみると間違いないよ、とのこと。これあれだ、自分ちの中の部屋をシェアして貸してるパターンのやつだ。
今2時。あわよくば早目にチェックインさせてもらって少し昼寝して街に出ようと思っていたのに。荷物すら預かって貰えないし雨降りそうな雲になってきたし。もともと取ってた宿のオーナーのとこ行こうと思ったがいざ場所を確認してみると歩いて20分はかかりそう。周りに喫茶店などは一切なし。疲れて眠かったし泣きそう。
考えた結果、バックパックに一応カッパ被せて家の裏の雨から隠れそうで目立たないところにワイヤーロックで括り付ける。レシートの裏側に荷物置かせてもらうこととまたチェックインの時間になったら来る旨を書いてノブに結び付けておく。
再び街をぶらぶら、もしくはスタバかなんかでゆっくりするためにバス停に歩き始める。$3払って駅へのバスに乗り込む、はずだった。小銭持ってねー。宿でチェックインできなくてもWi-Fiだけ借りて調べものしたり小銭崩してもらう予定だったの忘れてた。あれはおつり出てこなそうなやつ。結局自分の詰めが甘いだけだがほんとうにBAD DAY。奇跡的にコンビニを見つけて小銭ゲット。
順調に中心と思われるユニオン駅に到着。歩いていると突然Wi-Fiの電波を拾う。どうやら宿のオーナーの帰りは9時ごろになるからもう1個のところで休んでてもいいよとのこと。そんなに近くないのも知っていたので軽く切れそうになりつつ冷静にそのくらいの時間にまた直接向かうと、メールを返す。
少しベンチで仮眠。余裕とか言っててなんだかんだ深夜バスは疲れるよね(笑)
結構すっきりしたので地下から地上に出てみる。適当に歩いているとこんなもの発見。
さすがホッケーを国技にしているだけあって歴史も人気もあるようだ。
やはり大都会だ。
ぶらぶら歩いているとユニオン駅に戻ってきた。インフォセンターあったので幾つかの地図と電車、バスの路線図をもらい、まだ行くか決めていないがナイアガラへの行き方を一応聞いておく。
カナダの国鉄、VIA鉄道を発見。僕のバンクーバーからのバス旅でもほぼほぼ近くにこいつらの線路が走っていたように感じる。
今なんとなく向かっているのはトロントのシンボル的存在、CNタワー(Canadian National)。これドバイのブルジュハリファに抜かれるまでは世界一の自立式人工建造物だったらしい。さらに展望台の高さも世界一だったらしい。どんどん調べたての知恵出してくから(笑)うー近づきすぎた。
さきほどからやたら人が同じ方向に向かって歩いてると思ったらどうやらテイラースイフトのライブ。なんと偶然にも僕は彼女と同じ期間にトロントを訪れたようだ。
この向かい側にはトロントレイルウェイミュージアム
そんな興味ないけどそれなりに面白かった。もともとバカでかい車両の整備施設だったらしい。これ大井川鉄道で似たの見たけど規模がちげー!
なぜかここで結婚式を挙げている。電車ファンなのかなぁ。
その後線路を超えて北側に戻る。やはり面白そうな店一杯あるなー 友達とバカ飲みしに来たいわー
舞台も幾つかあった。怪しい店じゃないよ。
日が暮れるころにこんなの発見。
この後ろに写るのはトロントのシティホール。そういえば千葉の県庁舎とかの建物って知らないな。
ここで面白いイベントやってた!これ中で撮ったお客さんの大きい写真が印刷されて出てくる。
それだけかと思いきやこの前の広場でこの紙を使ってなんか絵を書いてる。ほんとに市民参加型アートだ!
振り返ると大都会の夜景が。
なんかわからないけど奇抜目なビルが多かった。勝手な感想だけど大都会ですよ、感を出そうとしている雰囲気を感じた。個人的にね!まぁもうね、住みたい、とかじゃなくて都会、だね。やはりこの街は。
そういえばカナダの人口って知ってる?約3500万。単位間違ってると思うよね。北の方にはあまり住んでいないにしてもそれでもこの広い土地に。日本がどれだけ過密してるかって感じた。ついでにカナダ全体で感じていることは物乞いや道にいる人にお金をあげる人が多い。例えば信号待ちの車に紙コップ持って寄って行く小汚い男性。日本でお金入れてもらえるのはかなりレアだと思うが僕は窓を開けてあげているところを見たし、路上で小銭をあげているのも見た。あとカナダだけでなく、オーストラリア、ハワイでも感じたけど車が歩行者に対してかなり優しい。少し行く姿勢見せたら本当に三車線とかでも止まってくれる勢い。あと消費税が高い。州によって違うが15%くらいいったりする。あと東側のフランス圏の方が綺麗な女性が多い(完璧に個人の主観)
いい時間になったのでミスによって覚えた地下鉄に乗って宿に戻る。明日からも数回乗ることになるので回数券的に例のトークンを買ってみる。トークンはtoken=印。
見てもらってわかるように10か20を入れるとお得に買えて下からトークンとおつりが一緒に出てくる。トークンは小さ目なメダルみたいなやつで駅員居ない改札でもこれを入れる穴があって一枚入れると通ることができる。
さて楽しみにしていた宿は
あざーっっすっ!!1人部屋!綺麗!ベッド広い!リネンとかシャンプーとか付いてる!朝飯も家主さんが作ってくれる!贅沢過ぎる。少し割高だけど月一位だったら少し出して個室選ぶのいいな。これどちらかといえば今はやりのAIRBNB的なノリなんだろうな。今日の疲れ、ゆっくりと癒してもらいます。
そういえば旅に出て一か月過ぎました。正直とても長かった。いや、別に苦痛なわけじゃないよ(笑)かんなりいろいろなことが濃縮された一か月。まだ予定の1/10も終わっていない。これからにも期待していてもらえたら嬉しいです