朝6時に起きてスペイン語アンチョコ作りに精を出す。ゆっくりと朝食を済ませ、パッキングのチェックをしていると
自炊の友、醤油のケースが割れてる今日飛行機乗るし過去油が漏れだした経験もあるので、大事を取って彼とはここで別れることにした。またどこかで醤油手に入れないと。結局同じ宿に4泊ゆっくりとしてしまった。基本的に、快適だったかな(笑)
オーナーの韓国人のおばちゃんがにこやかに見送ってくれる。
やはり荷物をスリム化しただけあって体への負担が目に見えて減った。今18kgだけど15kgを目指したいところ。これからも取捨選択を続けて行こう。地下鉄でユニオン駅に向かいそこから出ている空港へのシャトルバスに乗る。先に駅の中でチケットを$8で買うシステムだった。
駅まで歩いているときに見た話。いかつい黒人の兄ちゃんがおばあちゃんにバスに乗る順序を譲り、それを見ていた紳士なおじさんがその兄ちゃんにまた先を譲っていた。普通の事かもしれないけどなんか嬉しい光景だった。
お気に入りのロスともお別れ!なによりもサンタモニカビーチ!別にそこまで海が好きなタイプじゃないけどビーチもしかり、散歩道もしかり、なによりここの気候の良さとのんびりした雰囲気が最高だった。また住んでもバカンスに来てもいい街に勝手に認定。
ロサンゼルス国際空港、LAXに到着。実はどこのターミナルか調べるの忘れていたが親切にもシャトルバスのおっちゃんが乗る前にエアラインどこだって聞いてくれてエアメキシコと答えると、2だよ、と教えてくれた。
やはり中南米系の人が増えるしカウンターでもSpanish or English?みたいな感じで聞いてくる。どちらもできませんけどね実際(笑)エアメキシコ(スペイン語ではアエロメヒコって言うっぽい)はメキシコ最大の航空会社で荷物の預かりも機内食も基本料金に含まれている割に安めだったのでお勧め。
思った以上に順調に着きすぎたので3時間くらい時間を持て余した。そこである事実を思い出す。プライオリティパス! これがあるとチケット見せるだけで世界中の空港のラウンジ(意外と使えないとこもあるが)が基本無料で使える会社居る時に先輩に教えてもらって作ったんだけど楽天のプレミアムカードを作るとセットでかなりお得に作れるので気になったら見てみてください。
空港の無料Wifiで調べるとエアカナダのメープルラウンジで使える。
この旅で使うのは初めてだし海外で使うのも初めて。飲み物も軽食もシャワーももちろんコンセントも無料。Tシャツで来てるやつは居なかったが気にしない。(笑)
2時間ばかしゴージャスな気分を味わった。ふとアメリカで感じたことを思い出してみると今回都市にしか行ってないけどどこもとても綺麗に上手く収まっている印象、とうまく言えないんだけど。例えば戦争の慰霊碑とか安全な派手なネオン街とか、博物館とか、暗殺された大統領の記念館、だとか。一見隠すことなく全て見せてますよ、というスタンスなんだけど僕は逆にクリーン過ぎる表の裏側にとても大きな何かを隠していることを疑わざるを得なかった。そしてこの国が日本を見捨てる、というか裏で、表で潰しにかかったらすぐにやられてしまうようなそんな怖さを感じた。個人的な意見ね!(笑)歴史も政治も知らない僕がなんとなく感じたことでした。
50分前にゲートに向かうともう並んでいる。混雑しないようにゾーンごとに並んでたんだけど後ろからおじさんにシンコ?シンコ?と聞かれた。
は?、、、、、、、、あ、僕"Si"→おじさん"Gracias"と記念すべき初のスペイン語の会話ができた。シンコとは5のことでSiはYes。というかゾーン分けてる割りにブリッジからはみ出るくらい混雑してたけどね(笑)機内でもスペイン語と英語、たまにスペイン語だけ。遂に踏み込んだ感を感じる。飛行機の中にアジア人は見当たらない。しかしこの状況はこの2か月で慣れたので全然気にならない。もちろん日本人ぽい人が居たら嬉しいけど
機内食では謎の小型ニンジンがそのまま出てきたんですけどー。周りの人を見ると何もつけずそのままぽりぽり食べてる。真似してみるが1/3も食べれば満足だったがみんなスナックを食うかのようにぽんぽん食ってた。
入国カードとかを書いて爆睡して到着。ロスとの時差は+2時間。大分損した気分だが飛行機が50分くらい早く到着という嬉しい誤算があった。ブリッジを出ると蒸し暑い空気が出迎えてくれる。
見慣れないエアラインも
治安の変化を気にして気構え、リュックも前に抱えていた、が、空港はとてもきれいでかなり平和な雰囲気が漂っていた。
アジア人が珍しいのか僕と目が合うと微笑んでオラ、と挨拶してくれたおばさんもいた。そしてトラウマの入国審査。アメリカに入るときに凹されたので恐れていた。また帰りのチケット取ってないしね。するとあっという間だった。観光?何日いるの?どこに行くの?くらい。一安心。
荷物を受け取ると早速空港のinfoセンター(ここは英語okだった)で街の地図が無いか聞くが残念ながら無かった。そして街までのバス停の場所を聞く。メキシコペソでしか払えないとのことだったのでATMで現金を下ろす。
聞いた場所に行って見るがバス停の表示が見当たらない。どんどん進んだが見当たらず汗をかきながら空港までもどり歩いていた警官に覚えたての単語だけ繋げて"centro autobus"といってここ?あっち?みたいに指を指してみるとアキ、と答えてくれた。アキアキアキ、hereだ。昨日の直前詰め込み勉強の成果は確実に出ている。笑顔でgraciasと答えると向うも微笑んでなんか言っていた。まぁ残念ながらわからないよね。今日はそこまで求めねーし! (笑)セントロと呼ばれる街の中心までのバスは到着ゲート出て右側に進みターミナルの行き止まりで外に出て、交番の道挟んですぐ向う側のところ。表示無し。白に緑とオレンジのラインが入ったバス。13ペソ、約100円。
バスは超満員
やっぱり事故ってました。
信号機の青が超かっこよかった。結構細かいドットで歩いてるんだけど点滅状態になると走り始める。
街を歩いた感じはとてもフィリピンと似ている印象だった。かるーくカオスな感じ。家のさびれぐあいとかたまにある空き地とか野良犬とか。こういうところでは事前の情報と自分でアンテナを張って危ないところを避けないとな。そしてぜんっぜんアジア人を見ない。その方が面白いか!
宿に到着。スタッフは英語だったので一安心。チェックインして大きい荷物を置き夜飯を求めてさまよい始めるとこんなものが。メキシコで人気なのかな。
ということで楽しみにしていたタコス屋っぽいところを覗くと
メニューを見せてくれる。とりあえずなんとかタコスってのが並んでるので一番上のを指さして一つ注文。あと友人にも言われたコロナビールー
あ、タコス少ない。もっと持ってこいやー。
ビールとタコス3つで約360円。もちろんアメリカとかより安いけど思ったほど安くないな。宿は一泊1300円くらいの8人部屋。もっと田舎行けば安くなるか。そして他の客もいたがアルコールを飲んでいる人は居ない。日本でこの時間こんないいつまみあったら100%サラリーマンは飲んでるわけだが文化の違いなんだろうなー。あれ?テキーラとか飲んでるイメージは?おいおい捜査します(笑)オーストラリアもカナダもアメリカも基本外で酒を飲むのは禁止だったりアルコールに関する文化の違いは面白い。飲みながら歩いてたら違法らしいよね。
と比較的順風満帆にメキシコ入国を果たしたのでした。