昨日仲良くなったヴォレおじさんが「明日は6時に下に集合だ!」というので、せっかく仲良くなったし一緒に歩くか!と5:30に起きてパッキングを済ませた。
朝の準備は意外と時間がかかる。
・シーツや枕カバーを片付ける
・歯を磨き顔を洗う
・日本から持ってきたバンテリンを痛みや違和感がある足の裏や膝周りに塗る
・マメ防止のために、靴下を履く前に足の指やかかとにワセリンを塗りたくる
・最終的なパッキングをして靴を履き、トレッキングポールの長さを調整する
そしてヴォレおじさん降りてこねーwww昨日結構飲んでたから約束忘れてるか?もう約束の6時だし、今降りてきてもパッキング時間かかるだろうし先に出発しよう。それで後から文句を言われるようなものでもない。まだ薄暗いのでヘッドライトを着用。ちなみにヘッドライトは早朝に自分のベッドの片付けやパッキングをするときにも非常に重宝します。
さて、エステーリャを出て、アジェギ?の町を少し越えたところに、フランス人の道の一つの名物とも言えるであろうスポットが序盤に登場します!!
それがこれ!!
これなんと蛇口からワインが出ます!!愛媛県で蛇口ひねるとみかんジュースが出てくるみたいなあれのワインバージョンです!!"VINO"はワイン、"AGUA"は水ですね。初日に一緒に歩いて先行していたジャスパーから絶対行ったほうが良いよ!とメッセージを貰っていました。
昨晩同じ宿から出発したジャスティン・サマンサとタイミングが合ったので、意気揚々とワインの蛇口をひねると、、、、、、営業時間外でした。。。。。朝は8時からっぽい。。。。。ジャスティンと二人テンションだだ下がりだが待つほどでもないか。そして僕は酒に強くないのでむしろこれは良かったのかもしれない、と思うことにした\(^o^)/
結構序盤に分岐があり、まっすぐでも右でもどちらでもいけるようなのだが、僕の少し前の人達で、こっちかどうであっちがどうだ、みたいなすったもんだがあったようで、僕は何も把握していなかったのでジャスティンに行くぞ!みたいに呼ばれ真っ直ぐ行くことにした。
これあとで地図を見た多分の話なんだけど真っ直ぐが山道険しい方で、右が平で距離が多い方だったっぽい。つまり僕らは山の方に行きました。すったもんだしているときに僕らが進んだほうが平ら説があり、僕たちはそれを信じたわけだが、サマンサが膝を痛めているらしくジャスティンはあとから「嘘じゃねーか!!!」(多分こう言っていた)とガチギレしていた。。
僕が少し先に出て坂道を登っていると後ろから「イーカル!イーカル!」と呼ばれた。どうやらサインを見逃し道を間違っていたわ。。ジャスティン、サマンサありがとう。
木の生えた山道を進んでいく。まぁまぁ急です。なんだかんだ毎日上り下りはあるんですね。。。
朝日が上ってきた。基本的に東から西に進んでいるので朝は後ろから上り、沈む時は進行方向側に沈むことになる。
登ってきてだいぶ景色が変わってきた。ちなみにこのタイミングでヴォレおじさんが後ろからやってきました。笑いながら「ごめんごめん!寝坊したわ!」www。全然良いです!そしてヴォレおじさんは歩くペースが早かったので見送ることにしましたw。また会いましょう。
さらにさらに上に登り、頂上らしきところで一人で小休止。ポンチョをレジャーシートにしてりんごを食っていると追いついてきたエドワードさんが写真を撮ってくれました(まだ日が低いので影が入っているのはご愛嬌!)ありがとうございます!
僕はもう少しだけ休憩するので、みんなを見送ってからのんびり出発。「下りの方がきつい」みたいなのの意味がカミーノでやっとわかったわ。踏ん張るから膝とかかかと危険だし、滑ってどこか痛める可能性あるしね。
これまでハット系の帽子被ったことなかったので、このシルエット新鮮で好き。
一つ町を越えて更に歩いていくと、例の分かれ道の合流地点ぽいT字路でもう一方のルートを進んだであろう巡礼者たちと会った。この合流地点でアコーディオンを演奏するバスキングおばあちゃんが!
久々に投げ銭しました!!
結構足疲れて休憩しようと思っていてもん陽気な音楽や仲間と声を掛け合うと不思議と少しだけ疲れを忘れて歩き勧められ進められるんだよな。応援てこういうものなのか。ただ、誰かと一緒に歩くとペースの調整しないといけないし、自分が休みたいときに休めないので無理し過ぎがち。後日に響きそうなので、ひ弱な僕は歩く時は一人の方が良さそうだな。最終的にその方が時間はかかっても多く歩ける。アルベルゲや道中の出会いを楽しもう!
さーて、ここから以前ルーカスに噂だけ聞いていたフラットな道を延々と歩き続けるパートだ!!!
これさ、高低差や建物があると道が視界から遮られてそんな長くは見えないんだけど、見渡す限りの大地の先まで道が続いているのが見えるとその長さを身にしみて感じさせられるんだよねwww
日差しがめちゃくちゃきつい中何kmか歩き続け、なんと水筒の水が空になってしまった。。。笑えねぇえ。最悪通りがかった巡礼者に水を分けてもらうことも考え始めたあたりで、
マジでオアシスやないか。
多くの巡礼者がこのオアシスで飲み物や軽食を買い体力を回復していた。
いや、マジでタイミング良いしオアシスすぎる。。。
僕だけでなく、みんな心から感謝していた。カナダ人だというオーナーがやっているフードトラック。マジで助けられました。ありがとう。看板娘さん達とともに写真を撮らせてもらいました。
そしてこのオアシスには先行していたエドワードさんとも出会い、さらにアメリカ人女性キムとの素敵な出会いもありました。彼女とはペースが同じなので、この後も幾度となく顔を合わせることになります。一度僕の名前を伝えただけで次会ったときに「ヒカル!」と言ってくれたのがシンプルに嬉しかった!!
オアシス(勝手に呼んでる)を後にして最後の力を振り絞ってロス・アルコスの町に到着。通り過ぎてきた町よりは大きいが、そうは言っても20分くらい歩きまわれば満足できるような規模感の町。
実は今日もう一つ先まで行っておかないと明日距離が長くなって大変という話を聞いていた。程よい場所にあるビアナの町は明日祭りらしく、公営のアルベルゲはクローズ、他のアルベルゲもあまり期待しないほうが良いとのこと。そうすると一気にログローニョの町に行かないといけなくなり30km位になるらしい。ただ、もしビアナに泊まったとしても翌日大きな町、ログローニョにも泊まりたいからその日の距離が少なくなってしまうのは微妙。もう今日は歩けないから諦めて、明日30kmで一気にログローニョ行きます!
ということでもう一つ先に進む同胞たちを横目にアルベルゲにチェックイン。ジャスティン・サマンサや韓国人3人組も同じところだった!!その他にも夜飯のときにはアメリカ人やポルトガル人のご夫婦と交流したり、同じ部屋のピンク髪のイタリア人ファビオ(彼とは縁があります)とも出会うなどとても有意義な滞在でした。
シャワー洗濯を済ませるとバルへ!!今日はコーラじゃなくてビールの気分や!かっこいいから撮らせて!!少し照れてます。
日陰は結構涼しく、町の中心の大聖堂の横という良いロケーション。
アルベルゲに戻り昼寝したり仕事をしていると、韓国人グループが飲みに誘ってくれ一緒にビール\(^o^)/夜はすぐとなりで何かの祭り(聞いたりしたがよく分からなかった)をしており、4人で繰り出す。爆音でキャンプファイヤーみたいなのやってました。ちなみにこの明るさでも21時過ぎてます。
さてよく寝て明日の30km頑張ろう。