目覚ましで6時に目覚める。宿から周りを見渡すと暗くて昨日は見えなかった部分まで明らかになった。この光景はまさにインドなんだろうなぁ。
バスはいくつかあるらしいが一つ確実なのは8時にリシュケシュ行きが出発するという話。実は先日偶然にも中国でもお世話になったたかこさんがまさかのリシュケシュに滞在中という情報を仕入れて直接話を聞くことができた。バスはリシュケシュの手前ハリドワールというところ行きのものも多いらしいが8時のやつはリシュケシュまで行くらしい。
12時間も滞在していないが静かに荷物をまとめる。すると偶然にも隣で寝ていた大学生も出発するというので一緒に宿を出た。
写真を撮りながら駅に向かう。
昨日の雨でだいぶ涼しいらしいがそれにしてもバックパックを背負って歩けば一瞬でシャツが濡れる。
大学生の彼は空港に向かうらしい。どこにいくの?って聞いたら「ケニアです!」と答える。旅人だねー笑。彼も電車で空港に行くらしいのだが少しだけ入り口が違うらしくわざわざ僕を地下鉄の駅前まで送ってくれた。連絡先はおろか名前も聞いてないけどいいやつだったなぁ!
荷物検査をして駅の構内に入って僕は目を疑った。
人多すぎだろー\(^o^)/12億人以上の人口を誇る国の首都は伊達ではない。彼らは電車の切符待ちで並ぶ人々。僕もあの列で並ばないと。バックパックが軽いから気持ち楽だがこれは元気な時じゃないと萎えるわ笑。
言うまでもなくむさ苦しくかつ暑いです。僕のシャツは濡れる、を越えてビシャビシャになりました。
よくわからないから適当な列に並んでみる。意外と早く進む。列は有るのか無いのかよくわからない感じだがひどい割り込みはそこまで目立たない印象だった。自分の番になるがやっぱりあっちのカウンターに行けと冷たく突き放されて言われた通りのところで再び並んで無事にゲット。
電車到着。混んでるんでしょうね。非常に嫌ですね。
あれ?
全然混んでねー!そしたらさっきの人たちはいったいどこに行ったの笑。無駄に込み過ぎだっただろ笑
ニューデリーからはすぐのカシミールゲート駅で下車。ほぼ直通のバスターミナルに向かう。
入ってすぐにインフォメーションセンターがありリシュケシュに行きたい、と伝えるとバス会社のカウンターの番号を教えてくれた。すると8:01発リシュケシュ行きのチケットゲット!1分に関しては深く考えないことにしよう。それにしてもここまで比較的順調だな笑。インドだけにもっとイベント発生するかと予想していた。
バスターミナルも結構綺麗。
言われた番号の所でバスを待つ。やたらにこやかに話しかけてきたおじちゃんは僕のチケットをのぞき込むとここで待てばいいよ、と教えてくれた。とその直後後ろからヒンドゥー語と思われる本を沢山持ってきて"special price for you"と言うが1ミリも読めねーし。超絶しつこかったが最後は無視して回避。
出発時間間際になってもバスが来ないので、心配になり周りの人に聞くとみんなとても親切に教えてくれた。それにしてもインドでは本当に英語が良く通じる。よくインド人の英語は巻き舌で聞き取りにくいと言われるようだが僕にとっては流暢すぎるネイティブ英語よりもゆっくり喋る巻き舌のインド英語の方が聞き取りやすかった。
バスはエアコン(とミニ扇風機)付き。乗り込んだときエアコンは既にガンガンでとても楽な移動だった。バックパックは下に預けようと思ったが、貨物室のドアが開かなかったので運転手がキレ気味に「上に持っていけ!」と言うので無理やり上の棚に押し込んだ。
途中休憩を挟んでどんどん北上。
休憩中には物売りが乗り込んでくる。みんながやたら買うのはぶっといきゅうりをスライスしたやつ。レモン汁絞ってるけどもともと味付けてあるのかな。
途中からはあのガンジス沿いを走る。沐浴をする人々。いやー俺インドにいるんだなー!
これとかヒンドゥー教っぽい!特に観光の予定は無いのでバスの車窓からから貪欲に見ていく。
シヴァ。ヒンドゥー今日では最も影響力を持つ神のひとりらしい。この後もいたるところでみかけることになる。
リシュケシュのバスターミナルに到着。リキシャの客引きが寄ってくる。このバスターミナルから栄えてる中心部へは数km離れている。最安で150ルピーと言ってくれたが、このあと約二週間滞在する町だし意外とそこまで暑くはなかったので歩くことに決めた。運転手は半ギレで歩くなら歩けよ20km有るけどなと悪意のある笑いを見せてくる。20kmも無いのは知ってんだよ愚か者めが。あ、そういえば最後の国インドではあまりにもひどいぼったくりではない限り多少金を出しても楽な道を選んでストレスを感じずに旅を終えよう、というつもりだったんだ。いきなり若干喧嘩がち笑。
人々の居住エリアを抜けていく。
豚も牛もゴミ食って生き延びてんじゃないかな。これが家畜だったらやだな。。。
リシュケシュではラフティングが流行っているようでかなりの数のボートが川に浮かんでいる。ちなみに楽しんでいるのはすべてインド人観光客。欧米人とか1人も見なかったな。今はインドではバケーションシーズンにあたるらしく至る所から国内旅行に来ているらしい。
平和だねー!そういえばここは有名なバラナシよりもだいぶ上流だから水が綺麗らしいよ。「綺麗」と言えるかどうかは大きな疑問だけど相対的にってことですかね。
地図を見て歩いたのを後悔し始めたときに偶然にも渡し船を発見!橋を渡らなくて済むんだ!と15ルピー払って乗り込む。
見えているのはラムジュラ、という南側の橋。僕が目指す宿はもう一本北側のラクシュマンジュラという橋のたもとにある。
インド人に混じってとてもいい感じ。
反対岸。本当にみんな沐浴してるなー!
ビーチパラソル!笑
一段とインド人観光客が増えた。ってか女性のサリーって思ってた以上に美しい!
ここでもきゅうり売ってる笑。やっぱりきゅうりは体を冷やすってのは本当なのかもね。
えーと、、、誰ですかね。
野生の猿が沢山生息しており油断してると食い物ひったくられそう。
なんか景色の変化がめまぐるしいな笑
二週間滞在するところが見えてきたぞー!そしてラフティングのボート結構浮かんでるでしょ?なんか僕の感覚からしたら聖なる川でワイワイ遊ぶのっていいのかな、って思うけど宗教持たない僕には理解できない部分もあるんだろうなー。
ざわざわ、ざわざわ
そして無事にたかこさんがいる宿にチェックイン。彼女が自分の足で探した宿は個室で一泊400ルピー(約700円)という素晴らしい安さ。とりあえずここを拠点にしよう。Mango Treeというラクシュマンジュラ橋の東側の正面。橋からでも見える。
あれ?今日朝から何にも食ってないじゃん。ということで既に数日滞在していたたかこさんお勧めのカフェへ。頼んだのはパスタとピザ。美味い!めちゃくちゃ美味いとは言わないけど普通に美味い!
これなんと肉、魚が一切使われていない。というかこの町全体で基本的には肉魚が手に入らないらしい。この町はヒンドゥー教の聖地でもあり、またヨガの聖地でもあるからしいがそれが理由なのだろうか。でもこのクオリティの飯食えるなら全然いけそう。そしてアルコールも売ってない。煙草とかいわゆるハッパは簡単に手に入るらしい。折角帰国前のヨガ修行。デトックス気分で肉、魚、アルコール、煙草断ちます!宣言しときます!あ、とりあえずリシュケシュいる間だけだよ