昨晩の酒のせいでなんとなく眠いのは眠いものの一度目を覚ましてからは寝付けなくなり二日酔い、というかまだアルコールが抜けない状態で深夜２時ごろから日記を書き、6時ごろに再び就寝。
昼前に起きるがまぁ気持ち悪いよね。とりあえず荷物をまとめてチェックアウト。今12時ごろだが成都行きの電車は15:40。もう横にもなれないし、さて何するか。
そういえばここ西寧には回族も住むらしい。回族とは「中国の少数民族の一つで、中国最大のムスリム（イスラム教徒）民族集団である。回族とされる人々は、言語・形質等は漢民族（漢族）と同じだが、イスラム教（イスラーム）を信仰する。中国全土に広く散らばって住んでおり、人口は2000年の時点で約980万人で、中国に住むムスリム人口のおよそ半数を占める。」（Wikiより）。ってことはもともと同じ民族だけど宗教が違うって事か？ここは青海省だが二つ隣には寧夏回族自治区というところが広がっている。
ということでバスに乗って600年以上の歴史があるという東関清真大寺（モスク）に行ってみた。思ってたよりもでかい。そして確かにモスクなんだけどどことなく中国っぽさを感じるのは僕だけ？
この特長的な白い帽子が回族の人々らしい。
モスクに部外者らしき人は僕しかいなかったが、すこーしだけお邪魔してみた。
このモスクの敷地内でだらーっとするムスリムの人たち好きだなー。まさにコミュニティの中心でもあるんだね。雰囲気はまさにムスリムの国で見たそれと同じだ。
モスクの周りにも回族の皆さんの生活の場。
男性はひたすら白い被り物。女性は髪の毛を隠しているがヒジャブのように巻き付けているのとは違い顔の所だけ空いてるのを被ってる感じ？首も綺麗に隠れてた。
さてあまり時間もないから宿に戻ろう。電車泊の為に必要な食糧を買い込んで食事。麻婆豆腐。これはね、めっちゃ美味かった！ほど良い辛さと豆腐の歯ごたえ。これは美味かった。ちなみに今から向かう成都は四川省。四川料理楽しみだ＼(^o^)／
そういえばここらでは「冬虫夏草」という看板をかなり見た。これはガの幼虫に寄生して発生するキノコの一種で薬や素材として使われるらしい。チベット高原で採れるらしい。チベットの人々は欲をかかずに毎年採りすぎないようにしていたが、回族の人が金儲けの為に大量に取り行くのが問題になっているというのを丁度本で読んだところだった。色々問題はあるね。
宿により荷物を持ってバスで西寧の駅へ。バスの本数も多く余り待たないしそんなに混まないからとても利用しやすかった。
やっぱこの駅はでかいなー。
今回は西寧→成都で23h。電車到着。どうやって見るんだろう。西寧を挟んでラサと成都を往復してるって事かな。
もちろん硬臥だよー！もう硬座で夜を越すのは嫌です。まぁ5000円くらいしましたけどね。一泊＋長距離移動と割り切るしかない。やはり硬臥はあまり混んではいない。
走り始めるとすぐ特長的なモスクを見かけた。ってか周りの建物が同じデザインなのがまた異様なんだな。
田園風景いい感じ。
今回は一番下のベッド。となりのおばちゃんは声は大きいし寝てるのに電話するし飯の食べ方は汚いけど言葉のわからない僕にとても気遣ってくれた。車掌とのやりとりをしてくれたり大量に持ち込んでいた食料を分けてくれたりした。やはり僕の今のところのイメージは「マナーは良くないけど親切」。その二つって同居するものなのだろうか。まだしばらく人間観察を続けます！
分けてくれたのは、細長い何かの肉。おばさんを真似てかぶりついてみると辛めの味付けだが普通の肉で結構うまい。どうやら鳥の首らしい笑。お手製のゆでたまごとかも頂いちゃいました！
そういえば持ってきたカップラーメンはよく見ると「清真」マークあり。ハラ―ルだ。
今回はバックパックも自分の寝床の下にしまえたので、歯ブラシを出したり映画を見るためにHDを出したりがとても楽でかなり快適な23hを過ごした。
ただ車両の一番端だったため、トイレに行き来する人が多いのと若干のごみの匂いがマイナスだったかな。あ、あとね車両から頻繁にギギギギという不快な音が聞こえたのと脱線が心配になるような謎の振動でちょくちょく目が覚めたけどね。でも硬座を経験している以上、好きな時に食べて寝てPCをいじってってできるのはまさに天国なのでした。
