7時ごろに目覚めると砂漠を走っていた。これってゴビ砂漠?きっとそう。
朝起きても車両には人が全然いないので優雅な朝飯。キルギスから国境を越えて持ってきたカップラーメンの使いどころだった。
予定通りの8時に柳園駅に到着。よくわからないがウイグル南から電車を検索したら敦煌駅行きのは無く、100km以上も離れた柳園駅からバスで行くしか無いらしい。
駅を出るとわかりやすく柳園⇄敦煌 36元という看板を掲げていたおじちゃんがいたのでついて行くと無事にバンを発見。バンにもわかりやすい表示あり。ずっとキリル文字で読めない苦しみを味わってたから地名が読めるって幸せを噛みしめてる。逆にたまには欧米人ども苦しみやがれー笑。同じ電車で来たっぽい人たちで満席になりすぐに出発。順調なのは逆に怖いけどね笑
1時間半くらいで敦煌に到着。
今日は宿を予約しているので向かう。もう10時を回っているが空いている店は少なくて歩いている人も少ない。やっぱ中国が本気出すのは夜市っしょ!!
あ!そういえばウイグル自治区を抜けて甘粛省に入りました!紛れもなく中国色に染まった。人々の顔つきも僕がイメージしていた通りの中国人の顔になった。
宿にチェックインすると敦煌(日本語読みだとトンコウ)の観光地を回るタクシーを100元で手配すると言うが自力で行けそうなので断った。
さてどこ行こうか。。。。決ーめた!今日は莫高窟(ばっこうくつ)という世界遺産を見に行こう!宿の人から莫高窟行くなら先にチケットを買ったほうが良いとアドバイスをもらったので町にあるチケットオフィスに向かう。
荷物準備しててふと気づいたんだけど自分超汚いわ\(^o^)/ウクライナで買ったジーンズも薄汚れてきてポケットには穴が開き、ずっと着ているウインドブレーカーも擦れたり穴が開いたり。これに慣れてる自分、マジで日本帰ったら対応できるかな笑。リュックだって自然と落ちない汚れが付着。
でも今は中国だしそんなことは気にせず出発!今の時期は本当に散歩に最適な時期だ。敦煌の町入ってからすごい勢いでこのタイプの犬見かける。色んな色。パグみたいなチンみたいなチワワみたいな。個人的にはそんなに好きじゃない。
いいねいいね!まさに中国だ。明日は街歩きかな?
何の店かなんとなーくわかるだけで幸せ感じる。
チケットは驚き桃の山木椒の木(←たいそう驚いたって意味らしい)!220元!3500円!いやー高いすね。しかも今日は5/2なのだが4月一杯だったらオフシーズンでなんと半額だったらしい。しゃあない。チケット買う時に日本人かと聞かれ、見せてくれた画面だと14時からしか空いていないようだった。日本語ガイドもいると聞いているのでそのスケジュールで14時のみとなっているのかもしれない。
莫高窟へ行くバスは敦煌駅に行くバスと同じ。チケットオフィスは黄ピン、バス乗り場は緑ピン。今は関係ないけど町のバスターミナルが右の赤ピン。
13時に到着。14時から最初の映画を見るとのことだったが入れてくれ、13時からの会に滑り込んだ。嬉しいことに日本語の音声あり!!その映像は莫高窟の簡単な紹介や彫られた歴史なのだが特に1本目のものは見応えがあり面白かった。
2本の映像を見終わるとバスに乗って遂に莫高窟へ向かう。周りは完璧に砂漠だった。敦煌の町自体が砂漠に囲まれた都市。シルクロードの分岐点になる重要な都市だったらしい。
バスを降りて少し歩く。風があって砂嵐やばいなー。。
日本語は嬉しいけど若干の違和感。結構沢山日本語あるけどどれもほんのちょっとだけ詰めが甘い。
見えたぞぉぉぉ!!!
これが莫高窟のシンボルの九層楼!この中にはなんと約34mの大仏が座っている(調べてみたら東大寺の大仏は約15m。日本帰ったら牛久大仏見に行ってみたい。)。この建築はザ・チャイナじゃない?中もそうだが実はこの外観を見るのを楽しみにしていた。
入場時に日本人だと伝えると日本語のガイドが来るから暫く待っててね、ということで1時間待った。やはりチケット通りの時間にガイドが手配されてたんですね。僕1人ではなく、一眼を持った男性と僕より少し年上のご夫婦(もしかしたらカップル?)とガイドの5人で回ることになった。ここ数日は日本のゴールデンウィークということもあり日本人の団体さん来るらしいよ!(自分にとって丁度旬なシルクロードのツアーの話)
残念ながら内部は撮影禁止。莫高窟は「敦煌市の東南25kmに位置する鳴沙山(めいささん)の東の断崖に南北に1,600mに渡って掘られた莫高窟・西千仏洞・安西楡林窟・水峡口窟など600あまりの洞窟があり、その中に2400余りの仏塑像が安置されている。壁には一面に壁画が描かれ、総面積は45,000平方メートルになる」(wikiより)。300年代から1000年にも渡って彫られ続けたらしい。遣隋使とかよりも前の時代。そして詳しく知らないがユネスコ文化遺産の登録基準を全て満たしているらしい。世界で3つだけなんだってー!入り口には保護のための綺麗な壁と若干雰囲気を壊す鉄の扉と鍵。ガイドさんが開けてくれて入ります。
イメージと違い中国人はほこりにとても敏感。寧ろファッションの一部。こぞって口と鼻隠してる。やっぱ日本人とのセンスの違いを感じる。
全く知らなかったのだがガイドの方曰く日本人からの援助もあったらしい。日本人はいい意味で色々なところに出没する。ひと昔前は日本人観光客も多かったということだから日本語ガイドもいるのかもな。
大仏の迫力、綺麗に残った壁画は面白かったが何よりも勉強不足すぎたね。ガイドの方は日本語が上手とは言えないのでこちらからの質問は少々難しかった。
マンホールの模様。この飛んでってるお二方ってなんていうんですかね。
さらばだー。来て良かったー!
帰りのバスで日本人4人で帰っているとなんとみんな今後のルートが同じだった!ということで一緒に敦煌のバスターミナルに行き次の町、嘉峪関(かよくかん)へのバスの情報を調べた。本数は結構出ており、運賃は80元くらで所要時間は5時間弱。時間も値段も電車とほぼ変わらないかな。もちろん硬座の値段ね。
一眼の男性とは別れ、ご夫婦と一緒に食事をする事になった。敦煌ではラクダ肉が有名らしくお二人のグーグル翻訳を頼りにラクダ肉を探す。そういえば日本のネットでも買えるらしいのだが香港のsimカードだと中国全土で使え、しかもネットの規制にかからずに使えるらしいよ!素晴らしいな!
店に入りラクダ尽くしディナーだ!!僕はこれまた敦煌で有名らしい杏皮水を頼んだ。ラクダ肉は調理されているので美味しいが、特別特徴があるわけでもなく一回で満足。
お二人は旅好きで色々な話を聞かせてもらった。中国にも何回も来ているらしい。チベットのラサにも行ったらしいよー!でも本当に中国だけで何ヶ月も旅したい気持わかる!よくわかる!もう入国して一週間くらいなるけど結構中国の虜です。
そしてなんと奢ってもらってしまった。考えてみると、無職で旅してて帰ったら新しい仕事探すんですよはははー、とか言ったがお二人は仕事をしているし僕よりは明らかに年上ということでなんか奢らざるをえない感じになっちゃってたのかもな。しかも一緒に飯どうですかって誘ったのはこっち。申し訳ない気持ちもあるけど、ありがとうございました\(^o^)/
最終的にお互い自己紹介する事もなくお別れ。こういう旅の一期一会もいいなまぁもしかしたらまた次の町で会うかもしれないけど!
ヨーグルトドリンクを飲んで就寝。中国は意外とヨーグルトが美味いという噂。
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