マリアナと2人でシムケント行きのマルシュートカを見つけて乗車。約1:30の移動で700テンゲ、約250円。カザフはウズベクよりも物価が高いとの噂。テンゲ感覚を身につけていかないと。
マリアナは僕より1つだけ若いノルウェー人。でもご両親は共にイラン人という事で見た目は完璧にイラン人。ノルウェーではただでさえ英語を話す人が多いらしいのに彼女はインターナショナルスクールに通っていたという事でペッラペッラ。とても理解力も高く僕のグッズグッズ英語でも的確に察してくれたので会話が楽しかった笑。もちろん彼女はペルシャ語も使いこなす。
マルシュの中で電車の駅に行きたい、と隣の人に聞いてみると言葉はわからないが周りの人を巻き込み相談してくれ、わざわざ降りてから何番のマルシュートカに乗るようにと紙に書いてくれた。雰囲気も込みでとっても親切。
シムケントのバスターミナルに到着。僕はシムケントには滞在せずにこのまま夜行でアルマティという町に向かう。マリアナはシムケントに泊まり、明日トゥルキスタンという町に行くらしい。また国名みたいなややこしい名前の町だがどうやら歴史もあり世界遺産も抱える町らしい。一瞬便乗するか迷ったが、ちょうど昨日別の人からサマルカンドの小さい版みたいで行く価値無いよ、と厳しい意見を聞いていたのでやっぱ止めよう笑。
さっきの乗客の1人が駅行きのマルシェ乗り場はあっちだと手招きして呼んでくれる。マジで親切だな。聞いたくせに申し訳ないがマリアナの宿も駅と同じ方面だったので一緒にタクシーに乗っていく事にした。マリアナが両替する必要があったので周りの人に聞くとみんな銀行をに行くようにと教えてくれ、そのうちの1人がわざわざ銀行まで連れて行ってくれた。親切や!そしてもうバザール行けとは言われないんだね笑。銀行はショッピングセンターの中にあった。
銀行ではドルからほぼ正規レートで替えてくれたらしい。窓口の人が英語を喋ったので更にマリアナがタクシーの相場を聞いてみるとなんと彼女は一度窓口を閉めて僕たちの面倒を見てくれるという!親切すぎんだろ!!笑
そして表に出るとタクシー運転手が寄ってくる。彼女は1人500テンゲで載せようとしてくれたが運転手は1人700で譲らない。それは高いから申し訳ないけどマルシュで行くね、と去ろうとすると他の運転手が500で飲んでくれたらしく700で譲らなかった運転手が僕たちを引き止めてくれる。わかる?自分は価格競争に負けたのにお前ら良かったな!という感じで引き止めてくれたんだぜ?実は凄いいい奴じゃん。何より皆の雰囲気がとてものんびりで暖かいのだ。
銀行のお姉さんにも心からの感謝を伝えてお別れ。車内ではドライバーが僕たちに気遣って英語の曲を流してくれたり、街中で走る車を指差してジャポーニャと教えてくれたりした。無事に駅に到着しマリアナと連絡先を交換してお別れ。またどこかで会おう!!
駅前だがのんびりした空気が流れている。
チケットオフィスを見つけて購入。やはり英語は喋らなかったが、係員も隣で見ていた若者も数字を書いて見せてくれたりしたので無事に購入できた。19:11発アルマティまでで2800テンゲ、約1000円。15時間か。結構長旅だな。地名が読めないのは相変わらずきつい。でも数字が読めるのはまだマシ。
出発時間までは飯を食うのに丁度良かった。目に入った食堂に入ると店員のおばちゃんが無愛想だったけど1つの料理を指差してvery goodというのでそれを頂いた!
うどんだー!!!うまっ!腹一杯+お茶2杯飲んで250円くらい。
人を見ていると顔が更に日本人に近づいてきたのを感じる。マリアナですら国境を越えた時に感じたらしい。そのせいもあるのかバックパック背負っててもウズベキスタンよりも見られなくなった。
茶を飲みながらふとiphoneを見るとなんとwifiがパスワードも無しで入る。しかも、普通に使える速さ!感動!!レストランでfree wifiを拾ってbooking.comを開き宿の場所を確認し予約をする。もちろんsafariで何でも開けるしfacebookだって見られる。google系だって普通に使える。何気ない事だけど幸せすぎる。この当たり前の幸せに気づけるって旅の良いところだね。アルメニア以来の「普通」。ATMだって普通に使えるぜー!この後はキルギスに行ったらまたドルをチャージできる予定。
実はカザフスタンは著しく経済成長を遂げており現在は中進国らしい。そんな言葉あるんだ。走っている車も新しくて綺麗だし近代的な見かけのショッピングモールも見かけた。町は近代的だけど、国境からの景色は僕がイメージしていた通りの緑の草原が広がり牛や羊がうじゃうじゃ。そしてこのfree wifi。なんか人も凄く良いしカザフスタン良さそうな予感。
みんな電車が来るのを待っている。
30分前に電車が到着したので周りの人にチケットを見せて聞いてみると次の電車らしい。駅の写真だって堂々と撮れるー!なんて幸せなんだ。イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタンと比べるとストレスが少ないわー♪
電車に乗り無事に自分の場所を発見。始発ではないので既に人は乗っている。最近よく乗ってるから夜行列車にも大分慣れてきた。
奥のタンクトップの人はタンクトップの上にダウンベストっていうかなり斬新な服装だった。脱いだ瞬間1人で吹いてしまいごまかすのが大変だった笑。
停車駅も多く24時を回っても人の乗り降りが多いのであまり落ち着かないが安いのでしょうがないだろう。という事で寝っ転がりながら3日分の日記を書き上げた。だから文章多めだったこの3日のブログ笑。
途中の草原はイメージ通りで素晴らしかった。やっぱトレッキング行きたいなぁ!
19:11にシムケントを出発した電車は16時間後の翌11時にアルマティに到着。
アルマティの駅はⅠとⅡがあり先にⅠに停車するが町の中心はⅡの方。向かいに座っていた26歳のカザフ人は奥さんに会いにアルマティに来たんだって。正直言って35歳くらいに見えたけど凄く良い奴だった。
町は旧社会主義を感じる太い道に少な目の車と人。全体的に綺麗でショッピングモールも見かけた。
こういうの本当に久々に見る!バーキンだよ?嬉しい!ZARAとかが並ぶ通りもあるらしいから明日ぶらぶらして来よう。
日本車も多いしこの国にとって結構日本は身近なのかもしれない。
先日素晴らしいアプリを教えてもらった。2GSIというものなのだがmaps.meみたいに事前にその町のデータをダウンロードしておくとなんとバス情報が出てくる。gpsも使うので今いるところから目的地までって設定したら、ここのバス停まで歩いて何番のバスに乗ってどこで降りてそこからこの道を歩いて目的地まで、といった形でナビしてくれる。これは素晴らしい。何よりオフラインというのが素晴らしい。しかもまだ使いこなせてないけど搭載しているのは交通情報だけでは無いっぽい。凄いなぁ今の世の中。ってかカザフやるなぁ。
そのアプリを使って無事に宿にチェックイン。シャワーを浴び昼寝。夜飯は適当になんか食うかと思って宿を出たら洒落乙なカフェばっかりで適当なサンドイッチ屋とかが全然見つからず。ショッピングモールのスーパーで自炊の準備。SILK WAYってなんか響きいいな。
野菜パスタとジョージアを思い出す洋ナシの炭酸ジュース。
そして大分久々にこれを持ってブログがリアルタイムに追いついたー!できれば溜めずに追従したいものだ。
そしてそしてカザフスタンと日本との時差はたったの-3h。遂にここまで来たか。
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