少し早起きして今日の簡単な予定を組んでから日記を書く。暫くするとオランダ人と中国系アメリカ人のカップルがバックパックを担いでやってきた。実は彼らとはブハラの宿でも会っていたのでこれは再会!彼女の方は名古屋で二年間NOVAの講師してたんだってー!そういうの聞くと本当に嬉しい。
さらに暫くするとどこかで見たことがある女性が声を掛けてきた。ヒヴァの宿で一緒だったノルウェー人だ\(^o^)/嬉しいなー。でも、やっぱまだ宿の選択肢は多くないってことを物語ってるよね笑。四人で意気投合して情報交換した。
そして僕は旅人たちに悩み事を相談。
僕:入国の時に書いた税関の申請用紙が見当たらないんだよねーハハハー。
一同:.....
あ、やっぱ笑えないやつ?さっきまで盛り上がってたのに。笑えないくらいやばいんだな。でももう無いから笑うけどね笑。
実は中央アジアは警官の腐敗をよく聞く地域でもある。警察の制服を振りかざしてパスポートと財布チェックするからと言って札を抜かれたり、出入国の時に何かにつけて通せないけど君が誠意を見せるなら考えるよ、みたいなことを言ってくるとの噂。日本人だけの認識ではなかったようでやはりみんな賄賂でどうにかするしか無いっしょ、とか財布の中身丸ごと持ってかれそうだからどっかに隠して財布には数10ドルだけ入れとけば?と親身に相談に乗ってくれた。明日準備だけは入念にしてあとは天命を待とう。ってか確かに無くしたのは自分の過失だけどだからってなんでこんなにビクビクしないといけないんだ笑。
気分変えて町に出る。
近くのバス停で人が結構待っており22番のバスが来ると一斉に乗り込んだので僕も乗ってみたらやはり駅前まで行けた。超満員だったけどね。いい1日のスタートを切った気がする。
メトロに乗る。毎回毎回欠かさず二回の荷物チェックとパスポートチェックが少しストレス。やってきたのはチョルスー駅。とりあえず少し歩いて有名らしいメドレセを見に向かう。
これか
いや、駄目だ。もうこういうの感動しなくなってしまった。青空に映えて綺麗だけどね。最初にイランから入ってすごい規模のを見ちゃってるからな。やっぱシルクロードは中国から初めて西に進んでく方が面白いかもな。VISA取りはもっと大変らしいけど。隣のモスクがテイスト違くて際立ったいた気がする。
そしてチョルスーバザール。ドーム型の建物を中心にバザールが広がっている。
鳥売ってるあたり。
ヒナ達は放し売りらしい笑
この形は面白い!
外では果物とかパンとか日用雑貨とかが売られている。どこも同じように見えてやはり人気店はあるようでこことかは行列。売り物は卵。質が良いのか安いのか。
中はこんな感じー\(^o^)/
中では肉、乳製品、漬物、豆とか種、スパイスなどが売っており、
僕は夜飯のためにキムチっぽいやつを購入。でもやっぱ本家には敵わず悪くはないけど味に深みは感じなかった。
このジュース美味かった。ここ最近腹の具合が良くないから積極的に乳製品を入れて行こうと思ってる。1ドルしないのは嬉しい。
帰り際に外でリヤカーで販売してた人達が何かから逃げるように一斉に退散し始めたんだよね。しばらく見てると皆いつでも動けるようにしてから階段の上を見てる。ここで商売する許可取ってないから取り締まりがあるとか?警察は普通に通り過ぎたので違った。バザールの営業側の取り締まりだろうか。みんなの怯え具合と逃げ具合は半端じゃなかった。結局何も現れず怯えの原因は謎のまま。
メトロに乗りミリー・ボギ駅へ。ここの公園は地図で見た感じでかかったので僕はあるものを期待して来てみたがお目当のもの見つからず。しかもよくわかんないけど施錠されていて中に人は1人もいなかったのですぐに諦めメトロへ。
やってきたのはハビブ・アブドゥラエフ駅。ここから南に歩く。テレビ塔いい感じ!
目的地はこれ。
名前はプロフセンター!例の炊き込み御飯の専門店ですよ!!!写真はカリスマプロフシェフたち!?外ではでっかい器具で豪快にプロフを作ってる。
美味そうだけどオイルやばいな笑
そして隣には次のプロフちゃんがスタンバイ。
中で食べることができる。お昼ご飯どきなので結構な人。広いし回転早いので座れないことは無さそうだ。みんな地元の人ってのが嬉しい。
システムがわからなかったがテーブルに着くとウエイターのおばちゃんが来てくれたので隣の人のプロフ指して注文。
おぉ!これは量多めだな!よくわからないがサラダとパンとチャイも来た!笑
プロフは正直まぁ普通だった。他のところで食べたのとそんなに違うかね?でもこの賑わいを見てると違うんだろうな。ってか何気にスライスレモンが入ってたチャイが爽やかで美味かった。そして事前情報通りで油のお陰で全部食べるの少しきつかった。これはプロフ欲満たされましたね!
ウズベキスタン人は遊園地好きなのかもしれない。町でよく見かける。そして海外あるあるだけどすぐこの有名キャラ描いちゃう笑
謎の荷物チェックとパスポートチェックを受けて向かったのは地図上でJapan Parkとなっているところ。するとその手前でついに発見\(^o^)/
cherry blossomだよ!桜だよ!そう、今日の真の目的はタシュケントで桜を堪能しよう!というもの。詳細は先日もちょこっと触れたけどリンク見てみてください!→とのブログ
ってかまさにシーズン真っ只中じゃねーか。いや、若干遅いかも。ところどころ新芽が見えているけどやっぱ綺麗だー。通りがかる人が見ていくのもちょっと嬉しい。
周りのビル群とのミスマッチが意外と好き
Japan Parkの中にはあんま桜無さそうだったので結局入らず。もっと桜探しまーす!ってか日本とほぼ同時期だね!
次にやってきたのはムスタキーリク・マイダニ駅。ここの周りにも緑が広がっている。おっ!早速小桜発見!
これはよくウズベク来てからポスターとかで見るやつだ。整備中だからかこれ以上近づけず。
ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場。美しい劇場だが実はこれは第二次世界対戦後にタシュケントに抑留されていた旧日本兵たちが強制労働で建てたものだという。ウズベキスタン人は抑留されつつも真面目に作業し、立派なものを建てる日本人に尊敬の念すら抱いたらしい。再びとのブログさん!
近づいて写真撮りたかったがすかさず笛を吹かれ注意される。は?何が駄目なんだよ。軍事機密ですか??度重なるパスポートチェックとよくわからない制限に少しづつイライラして来たが周りの桜を見て癒されよう。
正面のこの立派な木、これは枝垂れ桜か?もう緑なっちゃってるけど綺麗やな!この気もチラホラ見た。
桜を探しつつフラフラ。町の人たちが桜を大切にしてくれているのを感じる。
続いてティムール広場のあたりから38番のバスに乗って南に進む。
やってきたのはモスクの隣に広がるお墓。墓フェチになってきてるってのもあるが、ウズベキスタン人たちのお墓を進んでいくと見えてくるのはピンク地帯。途中すれ違ったお手入れ係のおじちゃん達はジャポーニャだろ?あっちだよ!と教えてくれる。
こ、これは
美しい。抑留されて帰国することもなく亡くなった抑留者の方々のお墓と慰霊碑。
1時間くらいぼーっと桜×お墓を眺める。
お手入れのおじさんは自慢げにサクラサクラ!と咲き誇る桜を指差す。日本人として感謝の気持ち伝え握手して墓を後にした。
再び38番のバスに乗ると行きと同じ乗員が乗っておりどうだった?と笑顔で聞いてくれたのでVery good!と伝えた。ってか当たり前かのように行きも帰りも1000ソム渡してたんだけど他のお客さんがお金払うの見てたらどうやら1200だったようだ。追加で払おうと思ったが彼の行為に甘えさせてもらうことにした。ありがとう。
最後にこれまた立派な桜があるという日本大使館を訪ねてみた。確かに今日見た中で1番立派な桜だ!木だけ写真撮っていい?と警備してる警官に聞くも駄目。そうですよね。わかってたけどちょっと残念。
無事に朝見つけた22番バスに乗り宿に帰着。今日相当移動したな
キッチンもイケてるので昨日食材を購入して2晩連続の自炊。日本のと変わらない米もそこらじゅうで売っている。玉ねぎは腐ったやつしか見つからなかったけど笑。バザールで買ったキムチで味付け。やはりたまに食べる出汁の素自分の味は美味い。
シャワーを浴び洗濯を済ませて就寝。明日の出国に向けてちょっとナーバス。トルクメニに続き出国でこんな緊張するってレアケース。今日日本大使館通ったときに相談してみるか悩んだんだよね。でも逆にまだ相談しないほうがいい気もした。電話番号を控えさせてもらって何かあったときの最後の砦にとっておこう。あー、賄賂かなー。。でも少額の賄賂で通過できるのだったらそれも悪くないなーとか思う自分もいる。
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