朝はアラームが鳴る前に寒さで目覚めた。準備を済ませ早起きしてくれたおとうさんとおかあさんに挨拶をして出発しようとすると、おとうさんがタクシーに乗れというジェスチャー。え?マジで???どんだけ優しいんだ\(^o^)/有り難くお言葉に甘え車に乗る。
言葉がわからないので詳しい事情は分からないが、バスターミナルからではなく、橋を渡った右側あたりでマルシュの到着を待つ。送ってもらって良かった。ここの前の建物も"Bus Terminal"みたいな看板が掲げられているが使われていない。一応地図を載せておこうかな。オレンジが本来のバスターミナル、青が僕が泊まったJasminの家(看板とか無い)、緑が今回ギュムリ及びエレバン行きのマルシュが停まったところ。
7時前になると一台のマルシュが僕たちの車の前に停まった。それはアルメニアの首都のエレバンまで行くらしい。あ、僕が乗る予定のやつがギュムリ通ってエレバン行くわけではなくて別のマルシュなんだ。すぐにギュムリ行きのマルシュも到着しておとうさんに礼を言って別れた。ジョージアの終わりも気持ちよくて良かったー♪
マルシュは多少乗ったり下りたりを繰り返すが常にガラガラで、雪道のせいで振動が激しい以外は快適だった。 国境に向かう途中までは前ヴァルズィア行った時と同じ道なんだけどそん時よりも雪深くなってる。
国境近くの大き目の町ニノツミンダで休憩。用を足してから最後の50ラリ札を使って簡単な朝飯を食った。
ここからの景色が素晴らしかった。一面の白とたまにある町!天気もありがとうございますm(_ _)m
なんか違和感感じる景色だなーって思ってたんだけど、多分日本てこういう小高い山でも大体木が生えてるからじゃないかなー?なんかつるっとした山で雪に覆われてるってのが新鮮に感じたのかも。緑の季節はまたそれで綺麗だろーなー!
相変わらずの振動だけは不快だが綺麗な景色でごまかされつつ進んでいく。
出国審査は車内のパスポートをまとめて渡してスタンプ押されるだけ。入国に関しては、みんなここらの住人なので日本人の僕だけはVISAが必用。運転手に待っててね!と念を押してVISAの手続き。書類を書いて(アルメニアで滞在する宿の住所とか必要だった気がする)お金を払う。え?アルメニアのドラムしか受け付けてないだって?持ってませんけど。となったが少しアルメニア側に進んだCustomer Serviceみたいなところで20ラリ替えてもらい、無事に3000ドラム払う。これでパスポートにビザを張ってくれ、21日間滞在可能。普通観光客が通るルートじゃないのかなーって思ってたが係員は手慣れた対応をしてくれた。
そういえばジョージアでは全く現地の言葉覚えなかった。ありがとうもこんにちはも覚えようとすらしなくなった不真面目な旅人。そんな中でやたら聞いた言葉を一つだけ覚えました。「ネラ」これ多分「ゆっくり」って意味なんだけどいろんなところで「ネラネラネラネラ」って言ってたから笑。僕が唯一覚えたグルジア語でした。
その後も順調にギュムリに向かう。アルメニア側に入ってから道のコンディション良くなって明らかに振動が減ったんだよね。あそこまで違うとは。
アクァルツィクェ出て4時間くらいでギュムリ到着!20ラリね。さて今日はどうしようかな、とマルシュに乗りながら考えていたが、どうも車内から町を見た感じ一泊するほどでも無いなー。しかも思ったよりも早く着いたし。よし!今日中にエレバンに移動しよう!
ギュムリを歩き回るにしてもどこかにバックパックを置いとかないと無理。でもお願いするにしても中々言葉の壁がね。と、なんと、バスターミナルにフリーのWifi飛んでんじゃん!しかもそれなりに早いじゃん!すぐにgoogle翻訳で荷物置かせて、って文章を作ってカウンターの人に見せたらとても快く裏の安全なところに置かせて貰えた!
ってかこんなに沢山雪残ってるとは思わなかったな。
ジョージア以上にアジア人が珍しいのか結構見られる。けどやっぱりうっとおしい絡みは基本無く本当に珍しいから見る感じ。
なんかアルメニアっぽい!実はアルメニアって世界で最初にキリスト教を国教に定めた国!二番目はジョージアらしい。僕がアルメニアを強く意識したのはイスラエルにいたとき。エルサレムは四つの地区に分かれているのだがムスリム地区、キリスト教徒地区、ユダヤ教徒地区、そしてアルメニア人地区。は?アルメニアってどこだって思ったけどねその時は。でもそれだけ宗教的に存在感は有るってことではないか。
なんかのどかでいい感じだなー。
ってかアルメニアのFree Wifi素晴らしいな!こんな広場でも!
そして一杯並んでるこれ
十字架が彫られた石なんだけど、ハチカラっていうらしく神聖な力を持ち、またアルメニアのシンボルでもあるんだって。近くで見るとすごいかっこいい。
教会も他の建物も石を積み重ねて作られている。ほとんど全部の建物!
歴史を感じるバス。
アルメニアの国旗だー。まっっっったく馴染無いね日本人には。
恐らく町の中心の広場。City Hallとか銀行とか教会に囲まれている。SAMSUNGもね笑
至る所にベンチ。よく言ってるけど整備されたベンチが多い町は良い町だと思う。
アルメニアで長いハマー見るとは!
少し町から外れるけど遠くにでかい像が見えたから向かってみる。
思ったより遠かったねこれは。
誰にも荒らされてない雪の階段を恐る恐る登って到着!もちろん僕一人しかいない。誰なのでしょうか彼女は。。。
すぐ隣にあった黒くて丸い要塞。残念ながら開いてなかったので外からだけ。
町に戻ろう。途中で見かけたスタジアムにはRio五輪に出場したとみられる選手の顔写真が誇らしげに飾られていた。
ロシア正教の教会らしい。たまねぎだね。庭にはアルメニアとロシアの国旗が並んで掲げられていた。アルメニア教会とロシア正教の繋がりはどんななんだろうか。
中にも入れたので許可を撮って写真撮らせてもらった。結構独特な印象。やっぱロシアも行きてー。色んな国でこれ思うんだよね。でも少なくとも今回の旅では行きません。
気になったこと一つ目。コーヒー豆めっちゃ売ってる。そこらじゅうでミューラーで挽いてた。実はコーヒー好きな国?飲んでみたけどトルコのコーヒーみたいに粉がドロドロに残ったまんまでそれが沈んでから飲むタイプだったっぽい。え?味?まぁ美味しかったんじゃない?全然コーヒーの味わからないけど笑
気になったこと二つ目。そこら中に豚の生首。写真撮ってたらおじちゃんが裏側のグロいところも見せてくれたけど写真は撮らず。
あと思った以上に魚売ってたな。干物とあとなんか醤油みたいな色付いたやつ売ってたんだよなー。干物の一種だと思うんだけどアルメニアいる間に一回買ってみたいな。
とここまでの観光で2:30。十分だったな。自分の判断に万歳\(^o^)/
バスターミナルに戻り荷物を受け取り無事にエレバン行きのマルシュに乗り込む。1500ドラム(1000ドラム=230円と慣れるまでわかりにくい)。約二時間かけて首都に向かう。やっぱりね、ジョージアより絶対道いいわ!そして綺麗に除雪されてるところが多い印象。
マルシュはエレバンの鉄道駅(Sassountsi David駅)の西口に到着。
地下通路を通って東口に向かう。中々立派な駅だけどスーパー逆光。
前の広場の銅像もイケてる。
実はこの近くに日本人旅人に有名なリダさんの家があってそこで泊まらせてもらえるらしいんだよね。調べていた情報をもとに細い路地を進む。看板が無いのでどこかわからなかったが歩いていた人がここだよ、と教えてくれた。しかし留守だったので少し待って諦めた。暗くなっちゃうとめんどいからね。そして夜改めて調べるとリダさんちじゃないところノックしてたわ笑。2,3日後にもう一回訪ねてみよう。
先ほどの駅内でもWifiが繋がる。アルメニア素晴らしいな!
セールで一泊1800ドラムで高評価な宿を見つけたので地下鉄に乗って向かう。地図見ながらほぼ直感で移動したので逆方向乗ったりなんて言ってるかわからずに一駅早く降りたりしたけど優しい人々に助けられながら無事チェックイン。
本当はリダんちで日本人旅人にあって色々情報得るはずだったけど失敗したので自分で観光情報を調べ始めると、思った以上に魅力的なところ多いではないか!2月中にイラン入りたいところではあるんだけど、、、、どうでしょう。
今日はよく移動して新しい国入って充実感がある一日だった。明日はどこから攻めようかなー
ってか最近写真多すぎじゃね?色々載せたくなっちゃうんだけどアップするのに結構時間かかるんだよね。読んでてもうっとおしいかなー?次からは減らす方向で考えてみよう。あ、もしよければ気軽にご意見くださいm(_ _)m