~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

ジョージア

DAY517 メスティア⇄ウシュグリ オフシーズンだけど行って良かった!

今日は昼飯は食えないつもりでいるので朝飯がっつり頂く。もう一泊延泊するね、とお金を払う。one more nightとかwant to stayとか英語は一切通じないので、寝るジェスチャーやもう日本語で「今日はウシュグリ行ってくるからもう一泊ね」と人差し指を立てて伝える。


昨日載せ忘れたけどこれらがアカテナンゴ登山のときに買った手袋とクスコで買ったニット帽と戦友からもらった旅人のストール。冬装備は今までの旅の事を思い出すグッズが多い。

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おー!晴れてんじゃねーか!快晴じゃねーか!この時期でもこんな日もある事に一安心。

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町の向うにそびえる白い山が美しい!

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集合場所はインフォセンターの前。

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10時になっても誰もいねーー\(^o^)/もう一人の同乗者がいるはずなのに。。

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すると少し離れたところからクラクションを鳴らされる。運転手はやはり英語を喋らないので助手席に乗っていた若者が通訳してくれた。今日は1人だから150ラリが限界との事。マジかー。。。どうすんの俺??今乗ってるの彼らは大分手前のスキー場まで行くだけらしい。迷っていると15分後にまたここくるからそれまでに決めとけと言って他の人を迎えに行った。つららを見ながら考える。

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その間にそこらにいたタクシーの運転手に聞くも、200とか、ウシュグリと言った瞬間にダメダメ、という素振りを見せられたりした。やはり今の時期は普通行かないのかもしれない。150(約6500円)というのはバトゥミやトビリシで一週間近く生活もできる額。しかし、よくよく考えてみると1人でタクシーを6時間以上チャーターして誰も行かないような雪深い山奥に連れて行ってもらうのだ。しかもヨーロッパ最後の秘境とも言われるウシュグリ、これを見に来たんじゃないのか?行かないと後悔するやつだこれは。それに何より昨日までとは打って変わってこの快晴。行こう。ということで戻ってきた車に乗り込んだ。


若者たちと運転手は会話をしていたので若者たちもジョージア人かと思っていたが話してみると彼らは隣国、ロシアからのスキー客だった。彼らの会話はロシア語。もうほぼほぼロシア連邦との国境沿いであるここらの人は運転手さんみたいなおっちゃんでも大体ロシア語を喋るらしい。そういえば宿のおばちゃんもハラショーって言ってたな。一応聞いてみたがロシア語とジョージア語は全く似ているわけでもないらしい。そりゃそうかアルファベットも違うんだもんな。


そこで素朴な疑問を彼らにぶつけてみた。「わざわざ別の国行かなくても自分の国に腐るほどスキー場あるんじゃないの?」→「ロシアは高いから!」。なるほど!単純明快な答え\(^o^)/

すれ違う時に道を譲ると向こうの運転手が会釈っぽい動きをしているのを見た。とても日本人らしい首の動きだった。もしかしたらこの国に居て居心地がよく感じるのはジョージア人の感性が日本人のそれと似たところがあるからなのかなと思った。

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彼らのスキー場に到着。お、結構人いるね!そういえばトビリシで出会ったトルコ人がメスティアから少し行ったゲレンデのリフト登ったところからの眺め最高だよー、と勧めてくれてたのは多分ここだな。

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向こう側にはとても立派なウシュバ山が見える。運転手のおっちゃんがその山だけ教えてくれたから彼らにとってのシンボルなのかもしれない。
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楽しんできてくださーい!
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ここから少し戻ってウシュグリ方面への分岐に進む。先に言うとここからウシュグリへの往復約3時間の間ですれ違った車たったの3台。しかも大分手前で2台すれ違ったので確実にウシュグリまで行った車は一台だけだった。これはヒッチするのはimpossibleとは言わないけどかなりきついだろう。

道中さいっこうの景色!!(フロントガラスのヒビはご愛嬌)

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車には姿勢指示器と外気温時計とバッテリーの電圧計が備え付けられている。三菱が最強だと嬉しそうなおじさん。確かにメスティアの街中を走る車はかなりDELICA率が高かった。

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気に入った景色があったら停まってもらう。すれ違うのも場所を選ぶ道だがそもそもすれ違う車いないからね。
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よくこんなところに町作ったな。
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道結構狭め
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道路での牛の出現率が半端ない。まぁ通る車いないからね。

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時にはこんな狭いところでこうなる。クラクション鳴らしまくったり時には少し車を牛に当てて牛をどかし、通っていく。

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他にもトラップたくさん。電線が垂れ下がってるから持ち上げて車の上を通したり、道を遮る凍りかけた川みたいな部分を通ったり

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雪崩て来たら試合終了なところを通ったり

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岩(材質的に見るからに脆くて崩れるタイプ)が崩れており手作業で排除したり。

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でもそんな中でも綺麗な景色だったり通りかかった村長と挨拶したりと楽しい道のり。

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そして、見えたぞー!晴れ間も続いてるぞー!!塔の密度がメスティアよりも濃い!

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車を停めるとさっき別れたスキー組を迎えに行く都合で2時間以内にはここに戻ってきてくれ、ということで自由行動。実際1:30あれば有り余るくらいの規模。

戦う牛たちがお出迎え

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町は通ってきた道の右と左に分かれている。まずは右側を散策。

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そこらへんに埋まる車を見ると雪の深さを改めて実感する。
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これ確かに緑の草原状態も良いけど雪も悪くないよ!!

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お邪魔してまーす。

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こちら側では数人の住人を見かけたがメインの道以外を歩く時は新雪の中行かなければならず、さらに奥に置こうとすると腰の下くらいまで埋まったので焦って引き返した。デジカメも雪の中に埋まったが無事で本当に良かった。

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下から入るのではなくはしご使って行くのか!いや、もっと雪が降ったときにでも入れるようになっているのか?
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家部分からこういう風に繋がっている塔も。DSC00152
塔はこのように岩を積み重ねてできてる。 

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わくわくが止まらない。これはまさにRPGで雪の町に来た気分だ。

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さーて道を超えて反対側に進もう。
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冬の時期は毎年車こうなるんだな。さっきのもしかりほぼ全ての車がこうなっていた。そしてこの車種人気!

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ここまで雪まみれなのって旅中では初めてかも!

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町の中ではやはりたまーにしか人に会わないがそこらじゅうにGUESTHOUSEとかCAFEの文字が並ぶ。もちろんやってそうなところは見当たらないけどね笑。ノックして泊まらして、とかコーヒー飲ましてってお願いすれば応じてくれそうな気もする


登って行くと塔が増えてきましたDSC00221

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岩と木のハイブリッドハウス。

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よく塔を観察してみる。
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あそこから近づいてくる敵を観察するのか。一回中入ってみたかったなー。
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そしてひたすら動物が歩き回っていて気持ちが和む。

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なんかこんな雪の中に家畜って若干違和感がある。やっぱりみんな毛深め。

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ん??
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よく見るとみんなカメラ目線じゃないか笑
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復讐の塔with動物 シリーズ

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すぐに歩き終わるくらい小さな町だが街並みも見ていて飽きない。
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この孤立しているのは捕らわれの塔ってイメージ。

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当たり前だが住人の生活感も感じる。
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教会らしき建物が見えてきた。この先は道も無くここら辺までが限界かな。方向的にこの先はロシアになる。
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そうえいばここウシュグリはヨーロッパで一番高いところに有る通年定住の村、説があるが真相は不明。気づくと2000m越え。だからやたら息が切れるのか。。

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ふー!満足!

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帰りは通ってない道を行こうとしたらほぼ獣道だった。

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彼らは歩いてどこまで帰るのだろう。

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さぁおじさんありがとう!帰ろう!

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帰り道には行きには無かった岩が転がってたり少しだけだが雪崩て強引に進まないといけないところがあった。油断すると横の川に真っ逆さまなのです。冬のこのオフシーズンは見てもらった通りいろんなリスクもあるしハンドルビビって疲れるだろうし車の傷みも激しいだろうしそりゃ金とるわ。そもそも人数揃って200のところ1人で150にしてくれたおっちゃんは良心的なのかもしれない。

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無事にスキー場まで辿り着くと彼らを少し待つからお前も一滑りしてくればどうだ?とおじさん。彼らにとってスキーはとても身近なものなんだな。リフトだけ上ってもいいかなと思ったがもう雪の世界には満足したので麓のカフェで休憩。
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日本アニメのmoving castleが好き!と話しかけてきてくれたジョージア人と少し話しているとおじさんが呼びに来る。

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ロシア人たちと合流しメスティアへ。途中運転手が天然水飲もうぜ!と車を降りて下の方に下りていく。こんときやたらテンション上がってこける運転手のおじさん。

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結果、雪に埋もれて汲めませんでした。。笑
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しかしメスティアに到着する直前で歩いていたおじさんに話しかける運転手。なんとこのおじさんは天然水を持っていたのだ笑。僕も飲ませてもらったのだが、スパークリングな上に硫黄の香りがしている。えーと、不味いねこれは。。ってか飲んで大丈夫なのか不安になる。 でもコップ一杯注いでくれたし体に良いということで全部飲んだ。


そんなこんなでメスティアに到着。金出した価値あったー\(^o^)/一日中晴れてくれたのも嬉しいところ!
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帰りにインフォセンターの隣のおばちゃんを訪れてお礼を言い、明日この町を出るためのチケットを購入した。
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宿に帰りおじいちゃんおばあちゃんに写真を見せながら夜ご飯を頂く。 
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この日の夜飯は最高だった。サラダから始まり 食べたかったチーズヒンカリ(この小さいのもヒンカリっていうのか?)に加えて再びケフィア!上の写真のこの量、最初は1人で食っていいのか不安だったが少し気合い入れて全て頂きました。ジョージア来てしばらくたった訳だがエジプトでおかしくなっていた便通が改善して絶好調になった。ジョージア人は長生きが多いと言うけど食が与える影響は多いに有ると思う。
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