~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

セネガル

DAY455 セネガル:ダカール⇔ゴレ島 奴隷貿易とケセンケセン

今日はセネガル観光第一弾、ゴレ島に行こう。残念ながらみつるさんは体調を崩したので欠席。むこうの宿に宿泊しているちよこさんとこのみさんと三人で向かう。港まではバス+歩きという選択肢もあったがタクシーをチョイス。交渉は必須だがフランス語がゼロなので若干面倒くさい。日本人の宿があるワカムという地区から2500セフだった。自分たちでは満足だったが現地の女性が英語で「高い!」と教えてくれた笑。相場が難しいね。

港まではタクシーでも30分以上かかった。 意外とちゃんとしておりパスポートを見せて敷地内に入る。周りの人にも聞きつつゴレ島往復のチケットを購入。5200セフ。待合室で座るところまで指定されて出港を待つ。黒人さんとサンタさんのコラボは不思議。
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船では二階のオープンデッキに座った。じゃあちょっとゴレまで行ってくるねーダカールさん!見てもらっているようにダカールは意外とビルが立ち並びそれなりに都会です。
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揺れも少なく風が心地よいとても快適な30分弱の船旅。僕達に興味をもって近づいてきた子供の手には
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アサラトー!!!(こっちの言葉ではケセンケセンという)。ってか子供用のそんなちっこい玉のがあるんだねー!!超かわいいじゃん!子供と戯れていると、隣の席にやってきた青年は誰に頼まれるでもなくアサラトを取り出し力強いリズムを刻み始める。これこれ!俺が求めてたのは!子供も楽しそうにmyアサラトをシャカシャカ振っている。こんなに小さい時から音楽に自然と触れ合ってるんだねー。このみ師匠も参戦。動画撮れば良かったと反後悔。
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僕もやってみろと言われやってはみるが皆と合わせるのは難しいねーそろそろそういう練習もしよう。僕の日本製アサラト(正確にはパチカ)は珍しいらしく人から人の手に渡り一周して戻ってくる。急に前のお姉さんが貸せと言ってきたと思ったら上手に振り始めた。もちろん全員がやるわけじゃないらしいけどね笑。なんかダカールの人とはまた違って人々がより生き生きとしていてフレンドリーだ。気さくに話しかけてくるしwelcomeと言ってくれる。

ちなみになぜゴレ島でアサラトが有名なのかは知らない。別にオンコバスピノサの木が生えているわけでは無い。僕がこの島を知ったのはこの動画を見たから。すげー力強いよね笑。僕はこれと比べたらまだ足元にも及びません。

ってかダカールからめっちゃ近かったけど見えてきたー!(出港する前から見えてた)
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バカンスで来ているのか欧米人がちらほらとおりシャッターチャンスになるとみんなカメラを構える。久々の光景だが少し落ち着くとともに平和だなーと感じる。ダカールの町中だとカメラは出しにくい雰囲気だったから。
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え?綺麗じゃね?こういう感じなんだ!!全然イメージと違う!!
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さてー上陸するか
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生活物資を荷降ろしする人々
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これはお世辞抜きに綺麗。欧米人が来るのもわかる。
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上陸すると入島料と思われる500セフ払う。人がそこまで多いわけでもなくとても穏やかな時間が流れている。暑くも寒くもない今の気候がまた最高。
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ガイドどうだ?って人も寄ってくるのだが断るとすぐにwelcomeと言って去っていく。驚くべきしつこく無さ!!そして悪態をつくわけでも無くwelcomeと言ってくれるのがまた好印象。町の中は中南米のコロニアルな街並みを思い出した。
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海の向こうのダカールを眺めながらジャンべ(こっちの方の太鼓)を叩く人。絵になる。
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南側に向かって歩いていると小さめのお土産屋さんが立ち並ぶところに出た。先ほどの子供がそこにいたのでまた一緒にシャカシャカやっていると、おばさんにうちの店に来いと言われる。ダカールの港で絶対うちの店に寄ってね約束だから!と言っていたおばさんだ。っつっても店の場所も分からないしなーとか思っていたがほんとうに狭い島なのでそんなのは不要な心配だった。東西300m、南北900mの島らしい。

おばさんに付いていくと話しかけてくる別のおばさん達。するとキレる最初に話しかけてきたおばさん。「人の客に取ろうとしてんじゃないわよ!」「知りませんー。別にあんただけの客じゃないでしょ、だまってて!」言葉分からないけど九割五分合ってると思う。わかったわかった全部行くから落ち着いて、って感じでさらっと店を回る。若干押しが強いが正直買うつもりはないのでほどほどなところで切り上げようとすると結構すんなりと出してくれる。

結局何も買わずに脱出したのだがそれも合いまったのか先ほどの怒りが収まらないのか遂には口だけでなく取っ組み合いの喧嘩を始めるおばさん達。少し離れたところで見てる僕たちと他の現地の人々。最悪なご近所関係。ってか毎日こういうことをしているのだろうか。とりあえずトリガーが僕たちであったことは違いない笑

さてまた巻き込まれないうちに上るか。これは大砲?
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上り坂のところには独特な絵が沢山。家が近かったら1つ欲しかったな。
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並んでいる木はバオバブと思われる。バオバブってマダガスカルのバオバブ街道みたいなツルーっとしたイメージあったけどこういうのもそうなのか。変な実がなってる。
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頂上まで来るとなぜか日本語の旗!笑
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このモニュメントは奴隷を運ぶために使われた船だろうか。
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立派な砲台。幾つもの国に統治された名残だろう。
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砲台の周りにはバオバブの種とか苗木が沢山売られていた。
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ジャンべ屋さん
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わざわざBAOBABという看板があったので気になって行って見た。
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お店でしたー\(^o^)/笑。店主は日本人が買ってくれたこともあるんだーと嬉しそうにアルバムを見せてくれた。建物は砲台の操縦室だったのかもしれない。
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のんびりした雰囲気で忘れてしまうがここは元々奴隷を送り出す拠点となった島。世界遺産にも登録されている。ところどころなんとなく良くなさそうな雰囲気を醸し出すものが目に入る。
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下りますかー。下っていると聞こえてくるおばさんたちの雄たけび。ま、まだやってる。。。先ほどよりは大分落ち着いていたけどね笑
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教会もあった。気づかなかったけどセネガルで最古のモスクはこの島に有るらしい。
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今のが南側で次は北側に向かってみる。色んな動物がそこら辺を歩いている。まぁ離しておいても逃げる心配はないよね。
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一番北に到着。南国の雰囲気が漂っている!博物館があったがそこには入らず。
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三人で休憩がてら座ってアサラトを振る。
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すると行きの船で隣だった彼が近付いてきて一緒にアサラトを振った。
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島を歩いていてもちょいちょい俺のアサラト買わなーい?と声を掛けられた。そりゃあリュックにぶら下げてたから寄ってくるよな笑。やはりみんなジャポン製のプラスチックには興味津々。プラスチックは割れているので僕も1セット買いたいところ。しかし師匠のお目に適うものは中々見当たらず。やはり本家とは言っても中々日本人が気に入るクオリティのものは無いのだ。ちなみに日本では実の選別から表面加工までなされたかなりハイクオリティなものが手に入るらしい。もちろん作っているのは日本人。ってか昔からこの地に存在はしていたが楽器として目を付けたのが日本人らしい。
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やはりお土産屋さんにも何セットかずつアサラトを売っており見つけたら片っ端から見て歩いたが、実の形がイマイチだったり、日にあたり過ぎていたり、ヒビが入っていたり、と良いものは中々見つけられないでいた。
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彼は家にも沢山あるから見に来てくれということでありったけのアサラトを見せてもらい、その中で師匠のお目に適ったものを1セット買った。3000セフくらいで買えるとの事だったが彼はラストプライス5000(940円)だという。日本で買うと3000円はするので安いのは安い。彼は船でもさっきもアサラトで一緒に遊んでくれたし感謝料も込めて5000で購入!もし島で見つけたら声かけてみてね!英語イケます!ってかゴレ島の商売人は基本英語イケます!
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最後に奴隷が船に乗せられるまで監禁されていた施設に向かう。
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ガイドと称するおじさんが勝手に案内し始めたが滑舌の問題なのか彼の英語の問題なのかそれとも僕たちの英語スキルの問題なのかわからないが信じられないくらい何て言ってるか聞き取れず笑。いや、大丈夫と断るとお金くれというジェスチャーをしてきたが礼だけ言って分かれた。
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このドアの向こう側は海。ついにその時が来るとここから船に乗せられて大西洋の向こう側の新大陸に運ばれたので、帰らずの扉と呼ばれたらしい。なんと新大陸に連れていかれた黒人奴隷の数は1000万人を越えたという。もちろん船内の環境も劣悪で病人や死者はそのまま海に投げ捨てられサメの餌になったらしい。。。そんな悲しい歴史を持つ島だが、現在は黒人の人々が普通に生活をしているのが興味深い。観光客にとってはいわゆるダークツーリズムってやつになるのだろう。
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さて港に向かうか。歩いていると急に現れたペリカン。で、でけぇ。マスコットキャラですな。
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二回見かけたんだけど同じやつだったのかな?すげー違和感のある写真。笑
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魚を持ったおじさんに付いて行ったが残念ながらありつくことも無くドアを閉められてしまっていた。ペタペタと羽を広げて歩く姿が愛くるしい。
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船は1:00か1:30ごとくらいに出ていたのでそんなに待たない。到着する船からもアサラトの音が聞こえていた。
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ダカールに戻るとこのみさんたちの宿にお邪魔してアサラトのレッスン開始ー\(^o^)/まだまだだなー俺。励みます!ここのアサラトは表面処理されていないので教えてもらった通りにワセリンで保湿。大切に使います
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そういえばちえこさんは西の後には東側にも行くらしい。南米に居た時にかずくんから余っていたアフリカ諸国の金を譲ってもらっていたのだが僕は彼らが行った東側に行くのは辞めたので丁度誰かに譲ろうと思っていた。ナイスタイミングでした!
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夜飯はベトナム人が売っている春巻きと餃子。お茶漬けと共に。春巻きは激うま!これはリピートだな!
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あー楽しい一日だった

最後になんですが、アフリカの金を譲ってくれたかずくんとまりこさんがなんとDVD付きの本を出すことになったらしい!他人の金掛けたハネムーンなんか興味ねーよ、と思うかもしれませんが世界中の多種多様な景色を今まで見たことの無い視点で空撮した素晴らしい映像が付いてきます。別に僕に金が入るわけでは無いですが(印税がどれくらい入るのか気になる笑)友人の活躍は嬉しいものです!そして僕が一緒に旅をしてた時に映った映像も入ってるらしいよ!もしよろしければ覗いてみてください↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4023339288/
ちなみに彼は年末年始にまたでかいことやるらしいからこれからも要注目です!
山口 千貴

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