8時頃に朝飯を食った。父も少しづつ外国の環境に適応してきたように見える。「サンキュー」とか「グッド!」とか言うのだが恥ずかしがって全く何もしゃべろうとせずにむすっとしているのよりは何万倍も素晴らしい。僕が小さい時から父も母もかなりリベラルにやらせてくれた方の家だと思う。スーパーサイヤ人みたいになりたいから空手やりたい、だとか逆に勉強したくなったから塾に行きたい、とか、折角進学校に進んだのに勉強はろくにしなくなり、ラグビーを始めた挙句に訳のわからん専門学校行きたいと言い出す。まぁ7年間は真面目に働いたものの旅行するから退職。笑
だからこそ今の自分があるとは強く思っている。今回の旅について相談したときにもちろん会社を辞めるという話な訳だが父も母も妹もすぐに「いいんじゃない、やりたいならやれば」と言ってくれたのは僕の中でかなり印象的だったし心から感謝している。
一段落目から脱線したわけだがとりあえずリベラルな家庭に感謝してると共に今回は少しでも父に楽しんでもらえれば、という事なのです。2人にとって最高な思い出になるに違いない!
朝から2人で満腹になり宿を出発。市場などの光景を楽しみながら町中を歩く。
スパルタの超素敵ポイントー!!!「街路樹がミカン」。道路沿いに見事にミカンがなりまくっている。しかも美味しそう。あまりに自然かつ凄い数なミカン街路樹に2人で笑った。太い道の街路樹は全部ミカンだったんじゃないかな。
オリンピックの記念碑だろうか。なんか、どうしてもちょっと寂れ感否めない。
古代スパルタの王レオニタスの像!中々立派。
その裏の競技場もオリンピックに合わせて作ったのだろうか。僕たちでも自由に入れるように解放されており市民の方々が運動会に勤しんでいた。利益とかはわからないが素敵な使い方だと思う。
おじいちゃんも運動中。毎朝の日課なのだろう!
そしてそのすぐ裏には強国だったスパルタ遺跡。産湯にワインを使って痙攣を起こしたら虚弱児だからと投げ捨てたり、義務教育での軍事訓練したり、散歩するくらいなら鍛錬しろ精神のように厳しく鍛錬をしたという事で、スパルタ教育の語源となったらしい。
あ、はい、僕達意外1人もいませんでした。
ほぼほぼ何かわからなかったわけだが1番奥には劇場跡が広がっている。管理されているのかいないのかわからないような感じで雑草も生えている感じが逆にいい味を出していたと思う。
正直言ってそれよりも遺跡の周りに広がる超広大なオリーブ畑がかなり良かった。見渡す限りのオリーブ畑。絶対収穫してないだろ笑。道歩いててもそこらじゅうにオリーブの樹があってそこらじゅうに落ちて干からびた身があった。ミカンオリーブパラダイスの国ギリシャ。
そこらへんのミカンを取るのもさすがに気が引けたので市場でミカンを買って教会前の広場でまったり。さて次行くか!昨晩の残りのワインも持って帰らないと!
オリンピアの町でおばちゃんにオススメされたミストラの遺跡。スパルタから車で10分くらいで到着!お得意の城壁ですわ!笑
でも、思った以上に良かったです\(^o^)/少し霞んでいるのが残念。スパルタの町まで見渡せる。
実はこっちのミストラ遺跡はオリンピアとかスパルタとは歴史が全然異なり早いもので13世紀に作られたものらしい。事前知識0なので知識がクソ薄い笑
さっきは城壁近くの駐車場停めたけど下まで降りるのはきつかったので車で下の駐車場まで行ってそこから少しだけ歩いた。
修道院には猫が沢山。
麓のミストラの町で昼飯。穏やかでゆっくりしたくなるような綺麗な町だった。多分超小さいけど。
返却のアテネ空港まで3時間。正直昨日今日と移動時間の占める割合が大きいがまぁこれもこれでいいだろうオリンピア遺跡とミストラの城壁は満足感あった。色々話したしね。そして助手席で町の情報とかよりも地図を眺めている父を見て親子だなと思った笑。僕も地図を眺めるの好きだし得意だとも思ってる。まぁ本人には言わなかったけど。
ダサくもエンストはあったものの大きく道に迷う事も無く中々順調で快適なドライブだった。今回は大手のenterpriseでサービスも気持ち良いものだった。バックパッカーとして旅をしていると、しみじみと金を払ってサービスを買う事については考えさせられる。
夜メシを食い昨日と同じ宿に帰ると父が持っていた歩き方のギリシャ版を車に忘れてきた事が判明泣く泣く勇気を出して電話し、明日また空港に行くから車を確認して発見したら、ターミナルのオフィスのスタッフに渡して置いてほしい、と伝えた。
日記を書いて寝ようと思ったが明日も朝が早いので今日もダウンして深い眠りについた。
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