本気と言いながら昨晩は結構ワインが回って半分寝つつも 1時 くらいまでルートや目的地について調べた。うまくいって乗り換え3回丸2日。失敗して3日だろう。ウクライナ、モルドバ、ルーマニアと他のヨーロッパ諸国と違いバスがあまり多くは出ていないようなのだ。
ワインを飲みながらそのワインをくれた男性に教えてもらった Rome2rio と Autogari.RO というサイトやDBの公式サイト 、他の人の旅行記を読み漁る (ここらではGoEuro は使えない)。
もう予約したりチケットを印刷する時間も無いのである程度あたりを付けて行ってみるしかない。でも半日でも早く、そして安く到着したい。その理由は紅葉。出発前から行く予定であったクロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園。先日友人がその写真をアップしていていてもたってもいられなくなった。しかしもう終盤なのは間違いないだろう。
モルドバで見たかった観光地はOrheiul(読めない)というところの田舎の風景と岩窟修道院。勝手に絶景だと思い込んでいるのだが実は今日は雨だったので思い切って切ることにした。田舎風景は南欧でも見られるだろうという魂胆。さらに昨日行ったという日本人女性から時期的にあんまり緑じゃなかったとさっき聞いた。これはナイスな判断だったと思いたい。
宿は一泊早く出るけど直前だし金帰ってこないよなーと諦めているとオーナーのイタリア人から一泊分返してやるから良いリビューを付けといてくれ。良いだろう笑。それなりに快適だったし色々教えてもらったからな。
チェックアウトし帰ってきた一泊分とキーデポジットのモルドバレウを銀行でルーマニアレウに替えた。ここら辺かなり両替屋が乱立してるけど結構レート違うからちゃんと選んだ方がいい。
オーナーから聞いたところでマルシュトカに乗る。南のバスターミナルGara de Surというプレートを確認した。これでバスの出発前の1時間以上前にターミナルに到着。が、なんと逆方向に乗ってた∑(゚Д゚)初歩的ミス。確認しなかった自分も悪いが言われて乗ったところは一通だったのだ。つまりバスターミナルに行く方向のは別の道から乗らねばならないということ。ハイー評価ダウンー!笑
結局逆方向の(中央のバスターミナルの近くでGaraと確認して192番に乗りましょう)に乗り換えてバスが出る15分前に到着。250レウ(1300円くらい)をカードで切り急いでトイレを済ませ、お菓子を買ってなんとか予定通りバスにり込んだ。先行きが不安になってきた。
目をさますとモルドバの国境付近。窓のせいで全然わからないけど入り組んだ地形、川、乱立する木、とこれは晴れていれば間違いなく絶景だった。またまばらに立つ古びた家も良かった。ぜひ左側に座りましょう ってかモルドバアヒルめちゃくちゃ多い。至る所に群れ。
国境際をずっと走ったと思ったらスタンドに停まった。皆がトイレから帰ってきたら出発、かと思いきや運転手2人が外でカンカンやり始めた。トラブルか?少しいじってはエンジンを吹かす。ガチなやつじゃないか。マジで勘弁してくれ。今晩の夜行に間に合わなくなってしまう。
30分くらい待つと運転手がみんなの前で何か喋り始める。すると一斉に降り始める客。マジかよ。ここで置き去りにされたら最悪だ。しかし別のバスが来ていて最悪の事態は免れた。荷物を載せ替えて出発。ちなみにバスは終始ガラガラです。 何かよくわからないけどこっちの人ってこのバスの標識撮影しようとすると怒るんだよね笑
首都のキシナウから国境まで直線距離だと100kmしかないのに4時間もかかってしまった。とりあえず道が整備されていなかった。中々絶望感あるけど諦めないぞ!
モルドバ国境はパスポート回収型。降りなくていいので楽だが出国なのに入国のマークが間違えて押されていた。みんなそうだろうしいいや。
ルーマニアの国境は並ぶ型。どこ行くかだけ聞かれて手荷物の中をチラ見して終了。あとはルーマニアの道が良いことを祈るのみだ。
エアーピロー、アイマスク装備でしばらく寝ると運転手の叫び声で起こされる。Bacauという町。ルーマニア入ってからブラショフまでの中間地点くらい。トイレを済ませてからパンを買う。いやー今回は本当に両替してて良かった 手元に多少なりとも現金があるだけでやっぱ安心だよね。最悪トイレに行くためだけにATM探さないといけないから。
僕はブラショフのバスターミナル1から22:30発のバスがあることを調べていた。 これに乗りたい。ルーマニアに入ってからは順調で22:00にはブラショフに着きそうだ!しかし、恐らく今乗っているバスが到着するのはターミナルの2でタクシーで移動しなければならない。そしてターミナル1に間に合ってそのバスを見つけたとしても席が空いていてその場で買えるかはわからない。でも行くしかない。
地図を見ているとターミナル1を通りそうだったので言うとそこで降ろしてもらえた。ラッキー!丁度22時。バスターミナルはバスが沢山あってどれが次の目的地、ティミショアラ行きかわからない、ということを想定していたが、もう今日の役目を終えたバスターミナルのようにバスは有るが静まり返っていた。そこらへんにいる人や残っていたバスの運転手にこのバス知らないか?と聞くも知らないという。僕が調べていたのはERICK TRANSという会社で22:30にここから出るはず。。。
とタクシーの運転手がティミショアラ行きは別のターミナルだと言う。数人で話し合っていたので本当なのだろう。すがるような思いで別のバスターミナルに連れて行ってもらった。しかし、無情にもバスは21時で終わったという。駅から結構離れていたのでここにいてもしょうがないと思い乗ってきたタクシーで駅に戻る。くっそー。上手くいかないなー。カモられたなー。これで交換していたルーマニアレウは使ってしまった。ターミナルに入れば大量に客引きがいて気軽に乗るのがバスじゃないのか。でも確かに時間は時間だなー。
電車は無いとは思うが最後の希望を信じてホームレスのふらつく夜の駅をさまよっていると優しそうなおじいちゃんが"Do you speak English?"と声をかけてきた。彼は2時間後の電車を待っているというカナダ人。しかも僕の友人が住んでいたケロウナという町出身らしい。しかもしかもよくわからなかったけど日本人と関わりもある仕事してるんだって!僕が相当不安そうな顔をしていたんだろう笑、なんと時間があるからとルーマニア語を喋れる彼が僕のチケット探しを手伝ってくれたのだ。
まず電車。明日の13時まで無い(あれ?調べた時確か朝の6時にあった気がしたんだけどな)。次にバス。バスのチケットオフィスは閉まっていた。おじさんがそこらへんのドライバーなどに聞いてくれるがバスもティミショアラ行きは明日の昼まで無いという。。正直、答えてくれた人が全てのバス会社を把握してるとは思えないしもしかしたら他のバスターミナルから出ている可能性はあるかも。
おじいさんはすぐ前にホテルがあるから泊まるといい、とアドバイスをくれた。心からの礼を伝えて別れた。今晩の夜行は諦めよう。どっかで一泊して多少調べなおして仕切りなおす。駅前にはマックとかそういうの何も無いんだよなー。しょうがない。夜の治安もわからないし遅くなりすぎると宿のチェックインもできなくなりそうだから早目に目を付けていたゲストハウスに行こう。
1軒目。地図上では確かにそこだったがマンションの一室が宿になっているパターンぽい。サインも無いし暗くてよく見えないから断念。2軒目1kmくらい歩いて発見。ドミの部屋があると思っていたが個室だった。値が張ったが夜も遅かったし明日の活動を考えてここで妥協。
宿のスタッフに明日ティミショアラ行きたいんだけどバスと電車どっちがいいかなー?と相談するとあなた次第だよ、と言うのでバスは沢山出てる?と聞くと時刻表は知らないよと非協力的に嘲笑わらた気がして気持ちが萎えた。
シャワーを浴びて快適なベッドで寝たいところだが少なくとも明日の方針を立てなければ。結局1:00を回った頃に就寝。
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