今日も早起き6:30には宿を出て干城站というバスターミナルに向かう。その斜め向かいくらいのところが南投客運のオフィス。今日の目的地、日月潬の文字が見えるのでわかりやすいと思う。
バスは往復で$340なのだがお得なパッケージみたいのがあった。これだとバスの往復+日月潬のクルージング+日月潬の周遊バスのチケット+チャリンコのレンタル+現地にて向山というところまでの片道のバスチケット、とこれでもか、という詰め合わせで$620だった。船のチケットだけで単品だと300らしいのでこのパッケージを買うことにした。
実は昨晩もJamieとこのオフィスを訪ねてきていたのだが当日しか買えないということだったので張り切ってこうして早く来てみた。朝一のバスは7:45発。チケットは時間の指定は無くオープンなので朝一のに乗り込む。30分に一本くらい出ていた。
いつも通り爆睡していると2時間くらいで水社と呼ばれる日月潬の観光の拠点に到着し早速Infoセンターで観光マップを貰う。なんと!日本語あります!ありがたい話だ。そこらで話しかけてきた人がパッケージのカードを船のチケットに交換してくれた。10時に出るよ!ということで急いで向かう。
日月潬(ニチゲツタン)とは台湾最大の湖!北側が太陽、南側が付きの形をしているからこういう名前らしい。原住民が白い鹿を追っていて偶然見つけたとされるこの湖、台湾で人気の新婚旅行スポットでありながら自殺をする人もいるとかいないとか。。。にしても景色は中々だ。若干曇っているし僕の写真では伝えられないので気になった人はググってみてね!
クルージングは中々良い感じだった。正直なところ移動は周遊バスがあるから船に乗る必要は無いのだが旅に出てからなんか船好きな僕はとりあえず乗ってみることにした。グアテマラでアティトラン湖に出会ってからなんか湖と船って好きなんだよね。
正直一番でかい湖といってもそうでも無く、船が停まるのは三か所だけなので1時間で元の水車に戻ってくる。船長は下りないのか?と不思議そうな感じだがそんなに気にしていなかった。景色はなかなか良かったよ!でも、周遊バスが80とかでチケット買えるみたいだから節約は往復バスの340と周遊バスの80だけで十分遊べると思う。
タピオカミルクティーを購入。水車のあたりは店も多い。
周遊バスに乗り込む。1つ注意点なのだが周遊と言っても一周するわけでは無く、時計回りに玄光寺というところまで行って戻ってきます。しかもそこまで行く本数はそんなに多くない。船でも玄光寺には行けるのでうまく計画を立てましょう。
そして最初に向かったのはここだ!
でっかい獅子二体がお出迎えしてくれる文武廟!ここにはなんと孔子と関羽が祀られているらしい。だから文と武なんだろうな。先に言うと僕は日月潬周りでここが一番好きでした。単純にかっこよかった。
青龍厭月刀もある!
台湾に来てから階段と階段の間に立派な彫り物がよくある。
カラフルなのたまらん!
廟の向こう側には立派な壁がそびえる。一面こちらも立派な彫刻。
建物の1つには屋上まで登れるようになっている。良い眺めではないか。
屋根の隅には可愛らしい動物たち。動物じゃないか。ガーディアンみたいに守り神みたいな感じなのかな。
僕のタイプドンピシャでかなり心が満たされた。さて帰ろうか、、、、いやいや折角だから時間の許す限り観光していこう。バスの時間がイマイチだったので再び水車に戻り船で玄光寺に向かう。ここはなんと玄奘三蔵、すなわち三蔵法師様の全身が祀られているのだ!三蔵法師の遺骨って日本にも有るって話あったよね。。。面白いな。
はい工事中で入れない。こういうのは慣れっこなのですぐに次に向かう。歩道の名前がいちいちかっこいい。
次に向かうのは慈恩塔。こちらは蒋介石が母を偲んで建てたものらしくてっぺんが標高丁度1000メートルなんだって。途中から階段になっており車でもそこまでしか行けない。結構きついがマイナスイオン感じるし自然の中なので意外と飽きなかった。
到着!結局往復の間も塔の周りでも誰にも会わなかった。ってかこんな目立つ塔があったら登りたくならないんですか?絶対に人気スポットだと思って登った訳だが、、まぁ人気が無いところは穴場みたいで意外と好き。
実は頂上まで登れます。あと一息!
ずーん。雲多めで霞んでる。まぁ神秘的っちゃ神秘的だけれども。
ずーん。
さて気を取り直して最後の観光スポットへ。また歩いて向かう。結構歩いてるなー今日。辿りついたのは
こちらも玄奘三蔵関係のものらしい。僕には玄奘三蔵と台湾との関係を調べてみたけどよくわからず。知っている人がいたら教えてください。
疲れたので玄奘寺前の店で休憩。
廃れている感じだが感じの良いおばちゃんに勧められてマンゴーアイスと茶を買った。後から知ったのだが日月潬紅茶というブランドがあるらしく恐らくその紅茶だったと信じたい。自然な甘みにどこか薬草チックな手作り感が漂うお茶だった。
最後に船に乗っているときに気になっていた場所に行って見ることにした。玄奘寺から東側に更に歩き土亭仔歩道というところを進んでいく。
すると!
いいねー!この景色を独占だー!船に乗っているときにこの景色を見てふと思ったのです。あそこで読書がしたい。ということで1時間くらい読書をしてバスに乗り水社へ。タイミングよく台中に戻るバスがあったのですぐに乗り込んだ。実は日月潬の夕日を見たい気持ちはあったのだが流石に今日は雲が多すぎるし日が沈んだ後のバスは本数が少ないので少し不安だった。夕日の他にもケーブルカーで行く9族文化村やサイクリング、パッケージにも付いていた向山など中々見どころが多い日月潬。もう一度来たいなーと思える場所だった。次来るなら春か秋の平日を狙って来たい。
ちなみに日月潭の北側の埔里(プウリ)という町には良いゲストハウスもあるようなのでそこで一泊してもいいかもしれない。
台中に着いて食事を取って宿に戻る、という風にスムーズにいかないのが旅なのだろうか。というかただのミスなんだけどね笑。間違えて手前の新幹線の駅で降りたのです。最初あれなんかおかしいなーと思っていたのだが周りの人に聞いて気づいた。結構離れているのです。やらかしたー。そこら辺の運ちゃんに台中駅(ここも台中駅なのだがHSRという新幹線用の駅)に行きたい、と言うとどこかからか日本語が喋れる人を連れてきてくれて親切に教えてくれた。ということで電車で台中駅に辿りついたのでした。
まぁまだこの台中駅も見て無かったしな、とポジティブに考えられるのは旅で少しだけ変わったことかな、とも思う。元から結構ポジティブだった気もするけど\(^o^)/明日は台南に向かうのでこれまた運よく駅近くにあるUbas(統聯客運)に寄ってチケットを購入。やっと夜飯を食って宿に戻ったのでした。