大体12時間くらいだと思ってちゃんと到着時間を確認していなかったが12時間後くらいにはまだ手前の町、ルクソールの周辺にいた。直線だと少し近く見えるがナイル川にのうねうねに影響されながら線路が走っているので所々遠回りに感じる。基本的にこんな感じののどかなところを走っていきます。意外と停車駅が多かった印象。
実は今回のエジプトは若干予定外の事があった。僕は見たかったピラミッドもアブシンベル神殿もカイロ近くだと思っていたのだ。確かに先日行ったようにピラミッドはすぐ近く。しかし、アブシンベル神殿はカイロから直線距離でも800kmくらいありました( ´ ▽ ` )ノ
さらに突如現れたルクソールという伏兵。アブシンベルは本当にあの有名なところしか周りに無いけどルクソールは見応えがあり、最近会った人からはどっちかならルクソールを進める、と言われていた。
最初考えた強行計画だと
1日目:カイロ到着。その足で夜行に乗ってアブシンベル拠点のアスワンに向かう。(15時間くらい)
2日目:アスワンの町に到着して町観光
3日目:早朝のアブシンベルのツアーに参加した後、この日のうちにルクソールに移動(3時間くらい)
4日目:ルクソールの町を観光。夜行でカイロに移動(12時間くらい)
5日目:カイロの町やピラミッド観光
6日目:カイロの町、ピラミッドの続きをして出国の飛行機。
まぁ、やってやれないことは無いけど、余りにもきつそうだったので辞めときましたー!夏バテ感感じてたし。ルクソールも魅力だったけどやはりアブシンベル見たかったのでルクソールは止めてアスワンだけ往復することにしたのです。
夜行列車は良いように見えて余り寝れなかったー。。一番前だし見た目いい感じでしょ?
逆に一番前だったから意外と足が伸ばせなかったし何よりも通路側で目の前がドアなのだが車両間にも座り込む人がいるし、人の出入りが激しすぎる。そしてみんな自分の体や荷物が他人に当っても気にしないのでそのせいで何度も覚醒した。さらに、深夜でも切符の確認や社内販売が通るので電気は点けっぱなし。あくまで寝る、という点ではそこまで快適では無かった。エアコンあるのは良かったけどね!
1番前でなくてさらに窓際だったらより良いだろうねー!どうでもいい分析だけど寝れないし時間が長いしで暇持て余してるよー♬
ちょっと今の話で思い出したんだけど発展途上の国や人を見ていると人々の危険予知能力と改善する志しが日本人と比べて少ないと感じる。だから交通事故で死ぬ人多かったり効率悪くて信じられないくらい並んだり割り込んだりして時間を無駄にするんじゃないかなー。同じ種類のしかもほぼ同じものを売る店が同じ通りに5,6店舗並んでるとかねー。でも、効率とか求めずに昔ながらののんびりした雰囲気がいいんだ!その方がストレスレスなんだっていう意見もあると思うけど!あれ?俺は旅人に向いてないのか?笑。ブログ読んでもらってるとわかると思うんだけどなんか最近イライラしちゃうときあるんだよな。。不便を楽しむって気持ち忘れかけてるなー(ーー;)。牛乳飲まないと!笑
さてさて16時間かけてやっとアスワンの町に到着!ホームは砂です!
やはり暑い。。そして悲劇が起こりました。宿泊する宿で翌日のアブシンベル日帰りツアーを申し込む予定でいたのだが4軒聞いても人数が足りてないから明日は催行されないという。まじかー\(^o^)/どうやら宿が電話で問い合わせる大元は同じなのかもしれない。明日の夜行乗るから見れないことになっちゃうよー。。。ちなみに個人でチャーターすると600ポンド(6900円くらい)だって。
どうしよう。にしても暑い。少しだけ休憩しつつホテルでWifiを借りて予定を検討。しょうがない。今から自力でアブシンベルまで行って一泊し、朝一遺跡見てからまたこのアスワンに戻ってきて夜の電車に乗る。アスワンで夜のスーク歩きたかったがしょうがない。でも、バスの情報がイマイチで明日の帰りが少し不安だったが帰りの夜行列車は19:45なのでなんとかなるだろう。
駅の隣のツーリストインフォは閉まってるしそこらへんの人にはあまり英語が通じないのでバスターミナルの場所がわからない。地図にも出てこないし。しょうがないのでタクシーに乗り込み20ポンドで向かってもらった。これは結構遠いわ。川沿いに北のほうに3kmちょい。
最初ハイエースみたいな乗り合いで50と言われたが高すぎると渋っているとバスを紹介された。UETTCという会社。最初40と言われたが購入すると35(400円くらい)だった。ぼられてるかもしれんけどまぁ4時間かかるらしいので良しとしよう。もう他に方法は無いのだ。後々現地の人に聞くと25ポンドが普通らしい。
バスは定刻の17時に出発してナイル川沿いを走る。アスワンの町も少しぶらぶらしたかったなー。
太陽が砂漠の向こうに消えていく。
2時間くらい走ると砂漠のど真ん中にポツンとあるカフェで休憩。
周りのおじちゃん達に混ざってシャーイ(茶)を楽しみ隣の人から火を借りてクレオパトラ(煙草)を吸う。うん、現地人しかいないこの感じも悪く無いな。でもやはり煙草が美味しく感じない今日この頃なのでふかすだけにした。あとはアブシンベルの町に着いてスムーズに納得のいく宿が見つかれば万々歳だ。
アスワンの町に到着したのは21時ごろ。まだまだ皆外で活動中。別れ際に運転手に明日の帰りのバスの時間を確認すると6:00と13:00のようだ。よし、なんとか帰れそうだな!遺跡だけの観光客用の町かと思ったが観光客らしき人は1人も見かけず現地の人ばかりだ。食堂も地元の人向けの物ばかり。そして思った以上に廃れている印象を受けた。
なぜかオフラインマップの調子が良くなく、記憶と周りの人を頼りに安い宿を探すがどうも見つからない。21時ごろで移動疲れもしていたので早く休みたかった。と、先ほどは気づかなかったがバスを降りてすぐのところに"WELCOME”と掲げた宿。もうここしかホテルが見つからなかった。(橋を渡って遺跡側に近づけば高級な宿があるらしい)
超ボロかったし部屋の掃除もされていなかったが今からするという。言い値は200(2300円くらい)で高すぎる。話した結果150になったがそれ以下は無理だった。確か数年前の歩き方で安宿は100となっていたのでそんなもんなのかもしれない。カイロの3倍かー。
部屋に残されていたゴミを捨てた後に、シーツを替えてくれるのかと思ったがそのままそれを引っ張ってピンとさせるだけ。替えてよ、と言うとこれはnewだと言い張る。部屋には蟻とか小さい虫もいる。しかも最初は気づかなかったのだがシャワールームにはバスタブがあるのだがそこには数cmくらい、数年前から残ってそうな水が溜まっておりシャワーをあびる気はしなかった。Wifiはロビーでしか使えないのだが今パスワード聞いてるから、とお得意の「ワン ミニッツ」をかましてくる。飯を食いに行って戻ってきてもまだ分からないといい、部屋にいるから呼んでくれと頼む。1時間経っても来ないのでキレ気味でフロントに行くと「まだなんだよ」と逆ギレ。電話しろと言うと番号教えるから自分でかけて聞けと言ってきた。ここでキレて強い態度で文句を言うと結局紙を持ってどこかに聞きに行った。3分くらいで戻ってくるとドヤ顔でパスワード手に入れてきたぞみたいな感じで見せてくる。最初からそうしろや。。
あー疲れたー笑。エジプト人嫌いになりそうだったけどなんとか踏ん張りましたー笑。いわゆるうざい、と言われるところだけでなく客を大切にしないそういう適当すぎるところも観光客減少の要因で有り得るのでは?と思わざるをえない出来事だった。
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