Jerusalem。そうです。エルサレムは英語ではJerusalem。エ・ル・サ・レ・ムといういい方は日本オリジナルなのかもしれない。
朝飯は自炊してから相変わらずハマっているプラムを食って出発!このプラムの美味さに気付けたのも旅の収穫の1つだな。でも日本だと高いんだろうなー。。
今日は岩のドームが午前中開いているという情報だったので早目の出発。お昼ご飯にはパンとプラム持っていきます笑
トラムの駅も近いダマスカス門から入場。9時ごろだったので店は開いてすぐだったり今から、というところもあった。
さて昨日ツーリストインフォで貰った地図を見ながら三つ目の聖地を目指す。門まで辿りつき向う側に金色の丸いのが見えたところで「Hey!Chinese!」と聞こえてきた。横を見ると男女の兵士が2人偉そうに座っていた。「Closed.」偉そうだしSirとかで無くて人種で呼んでくるのもどうかと思うし何よりもアジア人を小ばかにしたような態度に腹が立った。銃持ってるからって強くなった気でいるんじゃねーぞクズが。と言いたかったが昨日の兵士が朝開いてるって言ってた、と言うとここは入り口で別のところから入らないといけないらしい。とりあえず思い出すだけで腹が立つ態度だったわー。観光で来て税金含め金落としていくんだから客はもっと大切にするべきだ。これは徴兵制の影響なのだろうか。あんなことをしていたらどんどん個人レベルだけでなくもっと大きく敵を増やすだけな気がしてしょうがない。
イライラした観光のスタート\(^o^)/気を取り直して再び嘆きの壁に入場。今日は昨日と比べて椅子も多いし人も多いしパラソルみたいなのも出ている。「オッオッオッオッオッオッオッオッイェーイ!!!!!」の様な正直聖地には似つかわしくないように騒いでいる教徒のグループの姿も見受けられた笑。何かある日なのだろうか。
岩のドームに入るときには嘆きの壁を東側に出て、その出口のすぐ隣の入り口(嘆きの壁に入るのと同じように兵士がいて簡単な荷物チェックを受ける)から入って橋を渡らないといけないらしい。
橋の上からも壁が見える。
そしてーーーーーー
岩のドーム。この敷地自体が神殿の丘として聖地になっているらしい。この「岩」とはユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって重要な意味があるらしいが見解は分かれている。現在はイスラム教の管理下だがイスラム教では「預言者ムハンマドが一夜のうちに昇天する旅(ミウラージュ)を体験した場所とされることである。」(Wikiより)。ちなみにイエスはキリスト教ではメシア(救世主)、ユダヤ教とイスラム教では預言者(神の啓示を受けてそれを民に伝える人)という位置なようだ。見解の違いというのは難しい。。。
この黄金門はエルサレムで唯一閉ざされた門でユダヤキリストイスラムともに救世主がここから入ってくるとしているところ。
神殿の丘には岩のドームと同じくムスリムにとって重要なアル・アクサ―寺院がある。周りには輪っかになってコーランを音読する人々。
神殿の丘には11時以降はムスリムしか入れないらしく退場しなければならない。これで三大聖地見終わった。昨日イスラム教区とキリスト教区は歩いたので今日は南側の二つを見てみる。
まずユダヤ教区。ユダヤ教区でもイスラム教区の近くを歩いているとムスリムへの礼拝の呼びかけであるアザーンが聞こえてくるのがとても違和感。
ムスリム区とは対照的に人が少ない笑。しかし街並みとしてはとても綺麗だと思う。
実際に比べてはいないが同じ城壁内なのにイスラム教よりもユダヤ教区の方が物価が高いらしい。それならイスラム教区に買い物に行けばいいじゃん、て思うけどそういうもんでもないのかな。別にユダヤの人がイスラムの方に入っちゃダメ、みたいなことは無さそうなんだけど。飲食店も少し高級そうに見える。
イスラエル国旗と日本製品の組み合わせは新鮮!
でっかいシナゴーグ。形かっこいいな!シナゴーグとは「会堂」と訳されるらしく、聖書を朗読したり文化的にユダヤの人々のコミュニケーションの場でもあるらしい。
世界最古の地図にも記されていたというカルドという繁華街
城壁から南側を一望できる。
さて最後にアルメニア地区。えーとー、よくわからないけどキリスト教徒でもあるアルメニア人は独立してこの地区を保っているらしいです。特に見どころが無いと言われるが、ユダヤ教区の様に綺麗な街並み+素敵な路地裏が多くあり、雑踏から離れてぶらぶらするには最適なところ。ベンチとかがあったら尚よし!
旧市街歩くだけでも大分時間使ってしまった。でも4つの文化が隣通しで共存してるのは是非見た方が良い。旧市街の締めくくりとして僕が大好きな「一望系」行きまーす!ライオン門を出て下ったところを右折してオリーブ山の方に向かう。
少し寄り道!地図を見ていて偶然目に入ったゲッセマネの文字。ここはイエスが最後の晩餐の跡にこの後に起きることを予感しながら祈り続けた園らしい。実は旅の間に漫画版の旧約聖書と新約聖書を読んだのだが概要を掴めたので今回の観光を楽しめた。
隣の教会。
そんなに派手では無いが風が通り抜け、不思議な雰囲気を醸し出してる教会だった。
さてさて登りますか。日陰なら涼しいが日差しはきつい!
墓場のすぐ横を登っていきます。他に徒歩で上っている人は1人もいません。ここオリーブ山は最後の審判の時に死者が蘇る場所とされていたので多くの墓が作られたらしい。それにしても多いな。超正統派の人が墓参りに来ている姿も見られた。
汗だく息ヒーヒーで辿り着きました!!うんうん!いいじゃないか!やっぱ好きだ!墓の向こうにエルサレムの旧市街が広がっている。一番目立つのはやっぱ岩のドームだね。
少し風に当ってから徒歩で宿に戻ることにした。1時間近くかかったけどね笑。ちなみにイスラエルでは運転中かなりホーン鳴らすけど他の先進国と同じように歩行者には超優しいです。オリーブ山の周辺はアラブ人が多い地区のようだ。
そして別の角度からも見られました。
いやーこんなに宗教まみれな一日はもう一生ないだろーなー笑。でも少しだけ事前知識を入れていたのでとても楽しいエルサレム旧市街観光二日間でした。