ガイドがラクダ三頭を引いて迎えに来た。本名は忘れたがジャパニーズネームはカレーライスらしい。 フェズで苦労して手に入れた布を巻いてもらう。テンション上がるー!
おぉ!よろしくお願いします!思えば1か国目のオーストラリアでラクダに乗るチャンスがあったが、今日この日、砂漠で初ラクダするために我慢したのだ。
3人ともラクダに乗って行ってきまーす!オマルさん達が手を振って見送ってくれる。
思ったよりも高い。そしてこの子たちはコブが無いのか?というくらい平らだった。そして見てもらえばわかるように横っ腹がかなり膨れていて蓄えてる感半端ない。
人を馬鹿にしているような顔がまた可愛い。おい、頼むからあんまよそ見せずに歩いてくれ笑
他の団体も見たが僕たちはずっと3名だけだったので気軽だった。カレーライスによるとキャンプ地は宿の物でラクダは別の家族の物、カレーライスはガイドだけらしい。砂漠入ったー!
他の集団と繋がるとまさにキャラバン状態。
憧れていたラクダin砂漠。乗ってるだけで楽しい。
2時間弱歩いて停止。ガイドは何を目印にここまでたどり着いたのだろうか。
今晩はあそこで寝ます。
お疲れさま!夜は逃げないように口と足を紐で結んでおくようだ。
荷物を置くとすぐに夕日タイム。おー、絵になってるよ!
ラクダたちは砂漠の夕日なんか見慣れているんだろうなー。
少し休憩しているとカレーライスが作ってくれたタジンが到着。もちろんミントティーと!すごく長時間煮込んでいただけにめちゃくちゃ柔らかく、鶏の出汁がよく出ていて3人揃って過去最高のタジンだと感じた。
飯が終わるともちろん星空!街灯なんて無いし、月も出なかったので明かりは星のみ。しかも、今日は運よく雲も風も無く星空観測には絶好の日だったらしい!天の川は見えてるし流れ星はもちろん日本では見たことも無い人工衛星もいくつか見た。
十分に楽しんだ後3人で写真撮影に勤しんでいると聞こえてきたのはきゃりーぱみゅぱみゅ\(^o^)/カレーライスが「ユーチューブユーチューブ、ムジカ ジャパニーズ!」と砂漠のど真ん中で夢を壊すようにネットワークに接続し、しまいには電話を始めた。もはや砂漠で遭難なんていうのは過去の話なのだろうか。彼は寧ろ砂漠で誰にも邪魔をされずに音楽を聞いたりネットサーフィンするのを楽しんでいるように見えた(笑)
彼は先に帰ってしまったので僕たち3人だけで少し離れたテントに戻る。足跡を辿って到着できたがあれは場所わからなくなるわ。ってかガイド先帰ってんじゃねーし!
4:50頃にカレーライスに起こされる。うっすら明るくなっている。夜はやはり風も出てきて砂漠だけに意外と冷え込み少しばかり寒いくらいだったが星空を見ながらの睡眠は快適だった。
日の出タイム!風で砂が舞っているせいかズルズルとサンライズ。ドンマイ!
昨日は気づかなかったのだが太陽のせいだけでは無くて砂自体が赤め。アタカマは真っ白だったなー。
ということでバスに乗るべく片づけをして出発です。あと少しよろしくね!
昨日は大したことなかったが今日はケツが痛い。軽い打撲的な痛さだなこりゃ。でも2時間も歩かないので全然我慢できるくらい。名残惜しみながら町に戻ってきた。
犬を結ぶみたいにラクダを結ぶカレーライス。久々に気持ちよくチップを払いました。1泊2日でお手軽なのにラクダ、サンセット、ベルベル料理、星空、サンライズと満足度が凄い。是非お勧めのツアーです。
急いでシャワーを浴びてベルベルオムレツを食って出発。モロッコに来たら是非オマルさんに会いに行って見てください。間違えて少し多めにお金を払おうとするとちゃんと指摘してくれました。とても親切で信頼できる人でした。
バス停まで送ってくれ、予約してくれていたチケットを購入。滞在時間24時間くらいで次の町に向かうのでした。念願の砂漠ツアー最高に楽しかった!!