さてさて初日ですよ!予約していたせいか4人部屋に3人だけだったのでとても快適に休めた。5:30に目覚ましで起床。簡単に朝飯を食って荷物まとめて出発。6時半ごろだったが泊まっていた人の中では二番目の早さだった。まだ薄暗くTシャツではいられない寒さの中ノリノリで出発!
宿の前の道が巡礼路、ではあるらしいものの信じられないくらい情報を得ていない僕らは宿から出た瞬間にどっちに行くか迷う。他にも歩いている人がいるのでついて行くと巡礼路を表す標識が現れた。写真はそのうち撮った時に!
宿をほぼ同時に出発したドイツ人のご夫婦はカフェに寄りコーヒーしてから出発らしい。優雅ですな!そして朝からやってるんですなカフェも。
霧がかっていたが記念すべき初日のサンライズ!いいねいいね
歩いているとやはり僕達はかなり若い方だがおじいちゃんおばあちゃん達に抜かされたりもする。そのときは「ブエンカミーノ!」良い道を!だろうか、これが巡礼者同士の挨拶。スペインに入ってから地元の人への挨拶はスルーされるが同じ目的を持った巡礼者同士は気持ちよく挨拶できるのだ。
最初の休憩。2時間ちょい歩いただろうか。皆カフェで小休止。僕達は節約のために水筒に入れてきた水と持参したビスケットで小休止。水道水を飲めるのは僕達にとって幸い。しょうがないんです。旅を長く続けるために笑。ヨーロッパ来てから本当に物価が高く、長くは滞在できないなーと感じている。
疲れはしたがまだ全然イケる。今まで歩いたグアテマラのアカテナンゴとかパタゴニアと比べれば楽に感じた。しかしこれが1人だったら僕は歩く事に楽しみを見出せなかったかもしれない。それはそれで出会いがあるんだけどね!
3人でしりとりをしながら楽しんで進む。「はい、蚊を殺生したから+10km」とか「はい、邪念を抱いたから+15km」と言い合ったり勝手に懺悔しだしたりするのは巡礼者お決まりのネタなのかもしれない。
お、記念すべき100km!ここまで本当に長かった、だろうなぁ、900kmから歩いてる人にとっては!笑
途中で貝を大量に売ってるお店を見た。色々なデザインがありかなりラブリー。
同じ巡礼者達を追い抜いては休憩で追い抜かれを繰り返してなんとなく顔なじみになってくる。
スペインに来てから草原に黄色、紫の花が目立つ。
やっと近づいてきたー!
最後にこの川を渡ればポルトマリンの町。ただ寝るだけの町かと思っていたら普通に素敵な町だな!13時前に到着。約20kmで6時間ちょいなので時速3kmちょいという計算になる。大分ゆっくり歩いたね。
町に入ってからダメ押しの階段を登り宿探し。綺麗だが結構疲れており早く宿に入りたかった。。見つけたお店で飯の買い物をして地図上で宿が集まっている場所に向かう。
カテドラルらしきところでスタンプを貰おうと思ったがシエスタなのか閉まっていた。
するとサリアに行く時にバスが一緒だった韓国人のご夫婦と遭遇し、自分たちが泊まってる宿いいところだから、とわざわざ案内してくれ、僕達も気に入ったのでそこに決めた。予約していっても良かったが沢山ありそうだったので見て決める事にしていた。白めな町並み。
チェックインしてスタンプ貰うがもう1つ必要。宿のおばちゃんに聞くと案内されたのは隣のアルベルゲ。そこでもスタンプゲット。そういうのもありなんですね笑
キッチンが空いてるうちにササっと昼飯を済ませてシャワーを浴び洗濯。洗濯機は有料なのでいつも通りの手洗いです。日差しが出ていれば夜までには乾いてしまう。僕達は意外と早い方だったらしく食事したりしている間に続々と巡礼者達が到着した。
一眠りするともう腹が減ったので夜飯。朝カフェに行ったドイツ人夫婦も偶然にも同じ宿でいつもなんか食ってるね、と笑われた。彼らは去年途中まで歩き、今年そこからまたスタートしたらしい。途中までは巡礼者を見ることはほぼ無かったが終盤にきて急に増えたと言っていた。
韓国人の夫婦ももちろん、色んな国の多くの御年配の方々が英語で情報交換したり会話を楽しんだりトランプをしている光景はとても微笑ましく、また羨ましくもあった。こういう歳の取り方をしたいなー!
するといきなりとなりのおじさんが自分はカタナコレクターだ、と自分の家に飾ってある日本刀の写真を見せてくれた。そして急に写真撮りたいか?と言われ状況が飲み込めずにいるといきなり
あ、ありがとうございます。パシャリ。笑
幸いにも疲れはしたものの足にマメはできなかった。しかしバックパックを背負う肩には痛みがあり昔怪我をした左膝には違和感があった。ストレッチをして暗くなる22時ごろには就寝。