昨晩は疲れていたのでビールも諦めて良く寝た。それでも5時間くらいだっただろうか。4:30に8人で出発。既にバス停には人が並んでいたが僕たちと同じように歩いている人もいた。その人たちの流れに乗って行けばマチュピチュの麓に着く。昨日来た道を20分くらい戻る形。昨晩から思っていたが周りが急な山に囲まれており月明かりの影により、ほんの目の前にとても大きい何かが佇んでいるようで恐怖を感じた。
登山口の入り口には既に列が。どうやらここのオープンが5:00なのであまり早く来ても意味が無いようだ。ここでは昨晩配られた入場券とパスポートを出す。言い忘れていましたが国際学生証を持っている人は入場券買う時に大幅割引効きます。
これは昼間撮った写真だがクネクネの方がバスの道、右側の比較的まっすぐな方が歩く道。
歩いていると明るくなってきた。これね聞いていた通りきついす。標高が下がったこともあり温度が高めで登っているとすぐに汗だく。ダウンとかマジでいらない。普段汗をかいたのを見たことが無いたえこ氏も汗だくでした。しかし止まると冷えるので変えのTシャツ持ってくのを勧めます。
ヒデ君は左半身にマヒがあり、歩くのも軽くびっこを引いて歩きにくそうだが弱音を吐く事は一切無く自分の荷物は自分で持って僕たちと同じペースで歩く。彼自身やご両親の苦労は僕には知り得ない。人生で初めて身体障害を持つ人と長い時間を共にしたのだが、僕の目に彼はとても立派に映った。口に出すのは何か違う気がしたので何も言わなかったけど。彼にとったら普通の事だろうし尊敬する、といったら変なのか、しかし正直な心境は「尊敬」だった。僕にとっても良い人生経験。そのとき!なんと昨日僕の足の上で寝た犬が突然現れたのです。
その他にも昨日町で見た犬に抜かされたり抜かしたり。彼らの日課なのだろうか。階段の途中で休憩している奴もいる。本当に癒しだよね犬って。しかも僕たちにペースを合わせてくれる(気がする)。頑張って登るが無情にも何台ものバスに抜かされていく。
もちろん僕は他を寄せ付けない圧倒的な量の汗をかきながら頂上に到着。ゆっくり歩いて登山口から1時間。既にエントランスではそれなりの人だかり。休憩していると昨日のガイドがバスで到着。ここのガイドは皆、自身の名前でグループを作っているようだ。僕たちはグループ・ジョセフ!エントランスでは再び入場券、パスポートを見せる。見せるのは良いけど何回見せるんだ。。笑
そして来たー(´゚д゚`)細かい説明はもっと詳しい方に譲りますが簡単に言えばかつてコロンビア南部からチリ北部まで広がっていたインカ帝国が侵略するために上陸してきたスペイン軍の目から逃れる為に作った町。地上からは確認できないため天空都市とか呼ばれたりする。結局敵の目に見つかることは無かったようだ。というか現代の様にちゃんと道があってあの上に町があるってわかっててもあそこを攻めるのは気がひけるだろう。
雲がよりマチュピチュ感を増してくれる。ガイド曰く昨日は雲で何も見えなかったらしい。1日遅らせて大正解!!雲がかかると数メートル先も見えない。ガイドは今日はすぐ晴れるから心配するな、と言っていた。
もっといろいろ規制されているのかと思っていたが自由に歩き回れるのが意外だった。
雲晴れたー!さすがガイドの経験値は凄い。彼はもともとスペイン語も喋らず、ケチュア語が母国語らしい。スペイン語も英語も仕事をするために身に付けたんだろうなー。ちなみに日本語が達者なガイドもいて写真撮るときとか「もうちょっとこっちに寄ってくださいねー」みたいなことを言っていた(笑)
庭もあり、リャマ?アルパカ?達が闊歩している。
おいデビル君テンション上がったからって遊ぶなよー
マチュピチュはワイナピチュ山とマチュピチュ山を繋ぐ峰にあるらしくその2つの山も登れるが事前にチケットを買う必要がある。僕が確認した時、ワイナピチュは売り切れていてマチュピチュはなんか工事かなんかで封鎖されていた。しかし、既に疲れていたし満足感あったので結果オーライ!
ガイドは2時間で終わりそのあとは自由時間。3時間くらいあったが十分だった。ここが定番スポットかー。デビル君ついにここまで来たなー!!次は大西洋も渡るべ!!
教科書とかのイメージだとマチュピチュって結構開けて周りよりも高いところに建ってるのかと思っていたが実際は360°もっと高い山に囲まれている。これは見つけるの大変だよ。昨日はこの下の川に沿って歩いてきたんだな。
結構監視員が多くて少し線を越えたり、いけないところに足を掛けたり、一方通行を守らないと笛を吹いて注意される。僕たちは満足したので芝生で座れる場所を見つけて休憩していた。すると一人の監視員が寄って来てまみちゃんに話しかける。聞いていると完璧にナンパだ(笑)。amor(愛)がどうのこうのとか旦那は居るのかとか、しばらく話して自分のカメラで写真を撮り始める。他も基本、女性にだけ名前を聞く。
しばらくするとヒデ君のハーモニカを勝手に吹き始めた。アミーゴ精神満載!
そろそろ仕事しろや!(笑)このとき上の段から別の監視員が物凄い形相で睨み付けていました(笑)帰りにはエントランスの近くでマチュピチュのスタンプをパスポートに押せる。
ということで飛ばすことも考えたマチュピチュ、来て本当に良かった。そして辛いけど自分の足でここまで到達した時の達成感もなかなかですよ!1つ心残りなのは約束してた友人を連れてきてあげられなかったことだなー。残念だがしゃーない。。また機会があったらいこうな!!
11時に降り始めて再び線路を歩いて水力発電所に向かう。昨日僕たちが歩き始めたのよりも明らかに早い時間から歩いている人たちとすれ違う。やはり昨日が普通でなかったようだ。マチュピチュがあるはずの山の上を見上げてもさっきまでいた場所を見つけることはできなかった。本当にあっぱれだ。
帰りに昨日と同じ橋を渡っているとなんと、電車が来ました。最初みんなが冗談で言ってるのかと思ったら本当だったよ。結構焦ったよ。汽笛を鳴らされるので急ぎめに橋を渡り終えて横に避難l
疲れたけど集合時間の2:30丁度に水力発電所に到着。インカコーラを飲んで車に乗り込む。
再び7時間以上かけてクスコに戻る。暗闇のヘアピンカーブは恐怖だった。すれ違う車、見えない道、ガードレール無い、ということで疲れていたのにあまり落ち着いて寝れなかったが無事到着し、8人で中華料理を食って宿に帰った。本当に感動だったなー。この後は南米のハイライトベネズエラに向かって北上です