DAY199 チリ：パイネ国立公園　トレッキング3日目

朝飯を済ませて日の出の頃に出発。川で水を汲んでいると山に差し込む朝日が素晴らしい。

今日はWの真ん中の頂点、フランセスの展望台までの往復だ。最初の２日はかなりいい天気を保ってくれたのだが今日は生憎の曇り。というか今日目指すのは山に囲まれた場所なのだがそのあたりだけ曇っているように感じた。正直な心境を言うと前半の二日晴れてくれたので後半はまぁ許せるなくらいの気持だったのでお気軽。

ということでしゅっぱーつ

山の上には雪が積もっておりザラに雪崩が起きてゴーっという音が響きわたる。密度が濃いところは青く見える。標高は1000mも無いだろうに不思議だ。

少し上ってから下を見るとこれまた絶景だ。

ここからはこの森ゾーンを抜けていく。

なんかRPGの世界にいるように感じる今日この頃。言葉もわからない世界で気の合う仲間と出会い、そこらへんの人や看板を頼りに目的地に向かう。相棒はタスマニアデビルのデビルくん。今はダンジョンの中におり、道端で見つけた杖を拾って装備し、道端で水を汲み、お菓子を食ってHPを回復する、といった感じ(笑)

更に死の森みたいなのを通って奥に進む。

目的地は300°くらいが山に囲まれた絶景だった！！曇ってるがしゃーない！

4人で記念撮影！

雲が晴れるのを少し待とうと思ったが全く兆しが無いので早々に諦めて下山開始。

この後の日程もあったのでけいきさんと先に2人で少しばかりディープな話をしつつトレランさながらの勢いで時には走って駆け下りた。人間厳しい環境にいたら強くなるもので10kg以上ある荷物が無いだけで信じられないくらい動きが楽になる。

先にテントをしまってから湯を沸かして飯を済ませ、最後のキャンプサイト、パイネグランデを目指して出発！途中ゆうきちゃんの知り合いのダブルマイコーさんとすれ違い情報交換。さらに途中でウルグアイで数時間一緒にいたイスラエル人とすれ違った。もしかして世界は狭いのか？笑。みんなが休憩していた場所。

す、素晴らしい。。なんて綺麗なんだ。。

と、後ろから忍び寄る影が。今晩のキャンサイト、パイネグランデは有料キャンプサイトだがもちろん僕たちは予約が無くおとといのチレーノの様に到着が遅くなり、場所が無くなるのを恐れていた。そこで他の人よりも早く到着して場所を確保したい気持ちがあったのだ。

後ろから迫り来る刺客達(向こうが実際抜かしにかかってきてたかは知らないが笑)必死に逃げ切ろうとする僕とけいきさん。しかし、あっけなく2人目の刺客、女忍者(勝手に僕たちが名付けた)に抜かされた(^^)/潔く諦めてマイペースに戻る。

見えたー！！明日のフェリーはあそこから出る。ある意味、僕たちにとってのゴール地点でもあり、感慨深かった。逆に言えば最悪今日パイネグランデに泊まれなくても18:30発のフェリーで町まで帰ることもできるのだ。

大分疲れていたが気力を振り絞って到着。

フェリーも到着するところということでもっと町みたいになっているかと思っていたがそうでもなかった。ここはお金を払って自由にテントを張れるところで土地も広く急ぐ必要は全くなかった。1人7000ペソ。昨日で持ってきていたワインを飲み干していたので一応売店を覗いてみると下界の6倍くらいだったのですぐに諦めた。

壮大な山々を望むキャンプサイト

僕のバックパックの完成形。これに丸ごとレインカバーを被せて背負っていた。

にしても飯が美味い！！今日はたえこさん特製リゾットだぜーーー(写真無し)！もちろん重めの荷物をここまで持ち運んで来たのは男だが男だけでは絶対にこんな美味しい飯作れなかった。というか、そもそもゆうきちゃんに会う前まで僕たち3人は日帰りのバスツアーでいいよね、という気持ちになっていたのだ。景色、飯、何よりも良い思い出ができて本当に3泊4日で来て良かった。改めて「旅は道連れ」だなー、と改めて感じた。