別のとある一日。買い出しから帰ってきて休憩しているとお父さんが馬にお手製の鞍を乗せ始める。そうです!乗馬タイムー(^o^)/*お父さんが調教した馬らしい。
そんときに居た4人で順番に跨がりお父さん先導のもとパカパカ。
馬に乗ってる間デビル君はお友達と戯れる。
ある日の夕方には新しい馬が登場!ご近所さん(と言っても家は見えない)が買ってきてお父さんに調教を頼んだらしい。
初めてちゃんと歩く馬に乗った。お手製の鞍だから、というのも多少あったのかもしれないが油断すると普通に歩いてるだけでもバランスを崩しそうになった。まさかパラグアイで乗馬を体験するとは。。
41kmのラーメン屋!外には「ラーメン」の暖簾。中に入るとそこは本当に変哲もない日本のラーメン屋。中にいるのは8割くらい日本人(?)でみんな普通に日本語で会話をしていた。「冷やし中華始めました」
チャーシューメンと餃子と小豆アイスを食って日本の味を満喫した。サービスの漬物も美味かったー。
昼寝の後はお父さんに連れられてみんなで近くの川に釣りに行く。とても綺麗な赤い一本道。犬達も喜んで付いてくる。もちろん紐などは無く好きに走り回っている。
到着!!
ほぼ入れ食い状態なのだがタイミングを掴むまでは少し難しかった。小物だがそれなりに釣れて酒の肴にはなるだろう!
犬達は水ではしゃいだり走り回ったり休憩したりして僕たちが釣りを終えるのを待っている。それが可愛い。
ご飯は毎日お母さんが作ってくれる。僕がいたときの食事は、お稲荷さんと手巻き寿司、アサ―ド(パラグアイの焼肉)、すき焼き、カレーライス(らっきょ付き)といった感じだった。毎日みんなお代わりしても食べきれないくらいだ。
そして自分たちが釣った魚は肝を抜いて揚げて食べる。
綺麗な夕日。
暗くなったかと思うとそこらじゅうがチラッ、チラッ、チラッと光。蛍だ。水辺にいる印象があったがここらにも沢山いるようだ。至る所で点いて消えて、とやっている。
お母さんが屋上に星を見に行こう、と誘ってくれる。言ってみればとても辺鄙なところにあるので街灯などの天体観測を妨げるものはほぼ無い。みんなで屋上で寝っころがりお母さんが説明をしてくれる。星雲とか南十字星とか天の川とか。すると一筋の流れ星が!1時間くらいの間に5つくらい見たのではないか。更に、人口衛星も幾つも見えて感動した。
食後はみんなで酒を飲みながら旅の話をしたりカードゲームをしたりする。ここでは「ヤニブ」と「ダハブゲーム」というのを鍛えられた。旅人には定番のゲームなのだろうか。
わいわいやっているとご近所のおじさんが遊びに来たりして一緒に酒を飲んでゲームをしたりする。
お父さんは50年以上前に日本からパラグアイに渡ってきている。もう日本のどこで生まれたかとか覚えて無いし、死ぬまで日本にはいかないだろう、と言っていた。特に最初の開拓の時とかは僕などには計り知れ無い苦労があったのだろうな。勝手な推測でしかないが今この宿という仕事をして数多くの日本人旅人にあって一緒に遊んだり話をしたりする、というような一見、大したこともないような事だが2人はそれをとても楽しんでいるように僕の目には映った。特にお父さんはシャイで「寂しくなんかねーよ、とっとと出て行け!」とかいうような感じだが宿泊者全員がお父さんの優しさには気づいている。未知の地で苦労してここまで、やってきたのだから老後くらいはのんびりと日々幸せに生きてほしいな、とか勝手に思うのでした。
そんなこんなであっという間に贅沢だが、僕のどこか不思議な、地球の裏側での日本的な田舎生活は幕を閉じるのでした。思い返してみれば日本でもここまで田舎らしい生活を経験したことは無いだろうなぁ。来て良かった!
よし!明日は楽しみにしていた滝です
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