コロンビアからアルゼンチンへの移動の続き。最後の3日目は初の空港泊。二階の端っこに自分の寝床を決めて荷物二つをチェーンロックで結び付ける。
最初この前のジュータンみたいなところを陣取っていたが警備員に注意された。隅に移動して横になる。夜の空港は意外と寒くダウンを着こんで横になったが今一深い眠りには付けなかった。
5時頃に起きて出発の準備をする。空港内のコンビニみたいなのでSUBEカードを買い25ペソチャージした。これがあるとバスに乗れるらしい。
宿には9時以降に付きたかったので時間を少し潰して6:30頃に空港を出る。「8」というバスに乗るとブエノスアイレスの市街地に来れる。朝焼けがとても綺麗で出迎えてくれているように感じた。
バスに乗ったら約2時間半。さっきまであんなに眠れなかったのに心地よい揺れで2つのバッグを必死に保護しながら爆睡した。市街地に入ってからは交通量が多いのと停留所が多くあるので思った以上に時間がかかった。「9 de Julio」という通りがあるのだがそこの東側あたりで降りる。ジーンズだしバックパックを背負っているのもあるが日差しも強くとても暑く感じた。とりあえずケチャップ強盗の噂とかそういうことを書いていたブログを見ていたのだがとりあえずは危険も感じず被害に会うこともなく歩くことができた。
そして地図で見て思っていたよりも遠く、結構汗だくになった。予約していた時に教えてもらっていた住所に到着し無事チェックイン!しかも!!先日再発行してもらっていたクレジットカードが届いており宿の方が受け取ってくれていた!これで一安心。素晴らしい対応でお願いしてから2週間くらいでブエノスアイレスまで届いたことになる。やはり日本のサービスは本当に偉大だ。そしてもう一つ嬉しい事にサンクリで一緒だったみほこさんとの再会。僕を見るなり旅人らしく、逞しくなったね、と言ってくれた。見た目だけではなく、少しは実際に強者旅人に近づいているのだろうか。
約2日ぶりのシャワーは身に染みた。今日は疲れたしのんびりしようと思っていたのだが数人が出かけるというので楽しそうで僕も便乗させてもらった。南米のパリ、と言われているここ、ブエノスアイレスは道も街並みも綺麗。ちなみにこの道は世界一道幅が広いらしい。片道8車線だったかな。
まずはマクラメのパーツ屋巡り。そうですみほこさんは僕の師匠の1人なのです。連れて行ってもらうとびっくりするくらいのそういう系の店が軒を連ねていた。僕も欲しかったビーズとそれらを整理するパーツケースを購入。
その後みほこさんとは一度別れ、みつるさんとこのみさんと3人で市内の観光地を巡ることにした。1か所目は世界で2番目に綺麗な書店「El Ateneo」。もともと劇場だったところを利用しているらしい。
想像していたよりはこじんまりとしていたが美しいというのは納得。 上層階もそのまま残っていて素敵だ。
その後はいきなりジャンルが変わって墓場。今度は"世界一"綺麗な墓、らしい。誰が決めたのだろう(笑)
本当に聞いていた通り墓の敷地内が町みたいになっている。
それぞれ独自の装飾や像があったりしてとても高貴な雰囲気漂う墓たちなのだが、面倒を見る人いないのか入り口のガラスが割れていたり、内部が荒れまくっているような数年以上お手入れされていないようなものが目立った。これは日本と同じ状況なのかなー。たまに新しそうな墓もあった。大統領はもちろん有名な大統領夫人もここに眠っているらしい。キリスト教の墓自体ちゃんと見るのは初めてだったのだが内部には棺桶が直接見えていたり(たまに覆いが壊れて棺桶が見えているものもあった(笑))そもそも小さな家のようになっているのがとても僕には新鮮に見えた。
宿に帰ってからは6人で肉パーティ!!!!僕はこれを本当に楽しみにこの町に来た。やはり安い!米とワカモレ含めて満腹になって1人400円くらい。満足過ぎる。明日はタンも食う予定ワインもいっちゃう?
朝は疲れを感じていたにも関わらず結局1日出歩いた上に寝るのも2時を過ぎてしまった。新しい出会いもありこれからのブエノスアイレス生活の充実を期待させる1日だった。