何故か気持ちよさそうなベッドだったのに宿と相性が悪いのかよく眠れない。あまりそういうのを感じないタチだがこの旅で初めてなんとなく宿に不気味な雰囲気を感じた。9時ごろに布団に入ったが寝たり覚めたりを繰り返し3時半頃には目が覚めてしまった。しかも久々の移動疲れのせいか若干体に違和感がある。
友人と連絡をしたり音楽を聞いて時間を潰す。暗いうちに外を歩きたくなかったので昨日のうちに宿の人にタクシーを手配してもらっていた。どうせ時間どおりに来ないだろうと思ってたかをくくっていたが5:45に約束をしていたのに5:35には来た。宿の人も起きてくれておりかなり焦った(笑)
見るからにタクシーというよりも高級そうなセダンだった。宿の人と知り合いの様だ。King qualityのターミナルまで、とお願いしていたがどうも向かっている方向が違う。ある程度来たところで不安になりつつ確認するとKing Qualityのターミナルは他にもあるらしい。危ない危ない。確認して良かったし時間早めで良かった。その後スムーズに到着。遠回りしたから多めに言ってくるかとおもいきや相場どおりの$6だった。バスターミナルの周りも昨日見た感じ安全とは言えない感じだったので暗い中でまだ開いてなかったらどうしようかと思ったがもっと早い便があるらしくそれなりに人が待っていた。
ぼーっとしていると係員がチェックインはこっちだよ、と教えてくれる。イミグレ関係の紙を書いて出発を待つ。ドラゴンボールはどこでも人気。
途中トイレに行きたくなった。今座っているところの正面にトイレのドアがある。でかいバックパックを持っていくか悩んだがショットガンの人もいるし、まばらにいる他の人の目もあるので大丈夫だ、と判断しバックパックだけ置いてトイレを済ませた。すると、無事に残っていた。すいません。期待を裏切るようで(笑)こういうのどうなんだろうなー。やっぱ持っていくべきなのか。しかしその場にいる本人にしかわからない空気感を読み取る、というのも大事だよなーと思う今日この頃。
バスはお高めなだけあり豪華だった。運転手のほかに接客係の女性が乗り込み、フットレスト、毛布、枕付き、そして朝と昼の食事つき。
朝から腹の具合が良くなく、また酔いそうな予感がした。朝飯はもともとあまり好きではない豆と匂いがきつかったチーズは残し、昼飯はもったいないが遠慮した。接客係も笑顔で感じが良く、 運転もとても丁寧で出入国の時も窓口の隣で見守ってくれた。これは確かにKing Qualityを名乗って良いぞ!!
昨晩の分もよく眠れ、約7時間ぶっ通しで寝て目的地に到着。サンペドロ・スーラ。通ることになり、調べるまで知らなかったが数年連続で世界一治安が悪い国、に選ばれているらしい。世界一、です。もちろん戦争とか紛争地域は抜かしてね。口を開けて油断しまくって寝ていたわけだが起こされて一気に気が引き締まる思いです。でもずっと寝ていたから体は楽になった。
荷物を受け取ると係員は人懐こい笑顔で良い旅を、と言ってくれた。
サンペドロスーラはバスターミナルが一つで基本的に国際線も国内線も南の方にある中央バスターミナルに到着するらしい。 とりあえず明日の移動の為にバスのチケットを探す。ターミナル内は人も多く全く危険は感じない。幾つかの会社が明日の乗り継ぎの場所、ラ・セイバ行きのチケットを売っているようだったが歩き方にも載っていたHedman Ales社が目についたので素直にそこでチケットを購入した。
そこではドル払いができたわけだがホンジュラスでは基本的にレンピーラ という通貨。ターミナル内の安全そうなATMで下ろそうとするがうまく行かない。別のATMで試してみるもダメ。別のカードでやるとうまく行った。メインで使っているVisaなので少し心配。宿に付いてサイトで確認してみるも、異常はなさそう。場所を変えてダメだったら電話してみよう。
このターミナルにはショッピングモールも併設されているようでとても賑やかだった。早速気づいたのだがエルサルバドルよりも明らかに周りの人がじろじろ見てこない。見慣れているのか細かいことは気にしないのか、はわからないが少し気は楽。しかし一方で獲物に感づかれないように敢えて見ないようにしているのではないか、とか勘ぐってしまう。
ローカルバスでも大丈夫な雰囲気を感じつつも夕方にも差し掛かっていたのでタクシーの客引きに付いていく。相乗りなわけだが120L(約600円)と聞いていた相場通りだった。ちなみに歩き方には絶対にタクシーを使用しろ、と書いてある。個人的にタクシーを拾う時にはお揃いのユニフォームを着ていて仲間通しで話をしていて、大っぴらに客引きをしていて、車がちゃんとしたところに止めてあるものは信用して良いか、と思っている。タクシーからみた町並みはパッと見普通の町。
約15分で宿に到着。壁と鍵付きの門で囲われていた。宿は$10でドミトリー。シャワーは水だったが清潔感があって良かった。6人部屋に今晩は2人だけのようだ。良く安宿に有る世界各国の挨拶集。これは好き!
4時を回っていたが明るいうちに街歩き開始。試しに宿のオーナーに危険か?と聞いてみるとデイタイムなら全然大丈夫だよ、と言っていた。油断は禁物、ということで強盗に遭っても少ない、とキレられて殺されないように多少のお金を財布に入れてカメラを握り占めて出発。iPhoneは持っていきたくなかったが帰ってこれる自信がなく、迷うのも怖かったのでリュックの奥に隠した。
たまにそこらへんの人達にカテドラルはどこか聞きながら進む。 謎の大砲
大分中心に近づいてきたっぽいぞ。
ちょっとしたショッピングモールとかお土産屋さんとかフードコート。エルサルバドルよりも町が近代化していて物が豊かな気がした。中心地以外は本当に人気が無いけど。
コンビニもあるのか!年中無休だし!
とうちゃーく!
このカテードラルモダンじゃない??凄くかっこいい。今まで見てきた中で一番好きだ!隣のパルケにもくつろぐ人多数。
マックやピザハットもある。
足でなんでもしちゃうおじさん。結構人集まってた。
明らかに賭けトランプを堂々とするおじさんたち。
綺麗な大きいホテルもあった。
これは、まさかあれを意識しているのか。。。なんて書いてあるのかはよくわからない。
1時間くらいだが日が沈みつつあったの帰る。帰る途中にとても綺麗なお姉さんが歩いていたわけだがトラックに乗ってるあんちゃんがクラクションを鳴らして手招きしている。お姉さんは笑顔で通り過ぎる。しかもそのトラックが通り過ぎたと思ったら別のトラックの運転手も全く同じことをしていた。どういうことなんだ?(笑)
空手教室
ということで特に危険を感じることも無く歩いていたわけだがこんなのを見つけた。
高圧鉄線!こんなの民家にあるの初めて見たよ。改めて気を引き締める。
無事に宿に到着し、夜飯を食べてブログを書き早めに寝る。
他の人のブログを見ていると夜の町を歩いてみるとかやっている方もいるけど僕はできません(笑)。この町では1日3人殺されるらしい。結果的に何ごとも無かったから自分は危険を感じなかったけどやはり危険が潜んでいるのは確かなのだろう。ただ一つ言えるのはあの漫画のように世紀末なようなぼろぼろな町では無くて普通に生活している人たちがいる、という当たり前のことは確認できた。歩いていると現地の人としかすれ違わないわけで、気が向いたらお互い挨拶する。良く言われることだが市民全員が犯罪者的な危険人物なわけではない。しかしやはり向うから話しかけてくる奴は基本危険だと思う。さらにこの町では特に今すれ違った人とか今自分の視界に入っている人が過去に何人か人を殺している可能性はあるけれども(笑)。やはり旅をする上で安全上の基本事項を遵守すればある程度のことは防げるんだろうな。あともう一つ思うのは言葉の壁がある中で愛想を良くしておくに越したことはない。
今相部屋の男性が外出していきました。( ゚Д゚)カッコよくスーツを着こなした男性に気を付けてね、というと車だから大丈夫だよ、と。ホントに?(笑)また会えることを祈っています。一方で外からはバーかなんかから聞こえてくる楽しそうな音楽が聞こえてくる。常識とはわからないものだ。
個人的には言葉では表せないけどエルサルバドルの方が見られている感じが強くて緊張したかな。エルサルは人が良い、と言われるけどホンジュラスも変わらないかも。基本的にホンジュラスは特に危険な国、という印象が強くて国境越えだけする人がほとんどだからあまり情報自体がないのかもな、とか勝手に推測する。なんにせよそういわれている町を歩いて感じられたのは自分にとっては良い経験だった!
ということで明日はつい一昨日知ったばかりのウティラ島という島に突撃します。ここは知る人ぞ知るダイビングスポットでダイビングのライセンスも安く取れるらしい。とりあえずオープンウォーターだけウティラで取ってやろうという企み。どうなるかわからないけどとりあえず行ってみます。