今日は学校の休みを調整して朝から隣町のサンティアゴに行くことにした。先日先生のマリアと話していた時にクリスマスに向けて大きな市がある、と聞いたから 。またグアテマラ出発するときに日本に荷物を送ろうと思っていたので自分や家族へのお土産を買おうと思ったため。またマリアが自分用のグイピル買ってきて、みたいに冗談めかしておねだりしてきたが今回は笑ってスルー(笑)。
市は基本昼前が栄えているので朝7:30に宿出発。 サンペドロには知ってる限り2つの船着き場があるがサンティアゴ行きは東側の方。市に物を売りに行くのか大量の荷物を持っている人もいた。
ボートは集まり次第出発かと思っていたが一応ちゃんと時間が決まっているらしい。片道Q25、往復でもQ50だった。パナハッチェルまでより近いのに値段一緒なのかよ!しかし住んでいる人はもっと安く乗れるらしい。僕は現地の人と観光客で料金が違く設けられているのは別に良いと思っている。あまりにも高いのは嫌だけど
少し脱線するが、やはり日本人は世界的に裕福な国民であることは間違いない。今スペイン語の勉強をしているが、先生の前で値段が高いものを出すときに少し気が引ける時がある。例えばタブレットであるとかiPhoneであるとか電子辞書であるとか極端なことを言えば4色ボールペンとか。そもそも基本的に世界を旅しています、という時点でそれなりのお金はあるのだ。それでいて学費などを必死に値切るという姿を見ると現地の人達は違和感を覚えたりしないのだろうか。僕が逆の立場だったらすると思う。世界を旅行しているしお金あるんでしょ?なんでそこまでけちけちするの?こっちは生活がかかっているんだよ、と。先日宿に子供を連れて布を売りに来たおばちゃんにもいらないと断るとお願い、お金が必用なの、と袖を捕まれ懇願された。聞いた話だが例えば大工さんは1日働いてQ70くらいのお給料。1か月で20日働いたら約Q1500。円に変えてもあまり意味は無いがQ1500は約¥24000。もちろんここにも差はあるのだろうが基本、貯蓄とかというよりもその日暮し感が強いのではないかと勝手に推測する。逆に貯蓄が無くても老後も子供や孫が一緒に住んで面倒を見てくれる、ということの裏返しでもあるかもしれないが。
僕は旅を長く続けるためにも節約をしないといけないわけだが大体聞いたり知っている相場からそこまで外れていなければ嫌な顔をせずに払ってしまう。時には駆け引きを楽しむこともあるけどね
出発時間が近づくと人が集まり始め時間から5分遅れくらいで出発。
と思ったらおばちゃんが焦ることも無くゆっくりと登場。もう一度戻っておばちゃんが乗ってから再度出発。
相変わらずいい雰囲気じゃねーか。朝でヒンヤリしていてさらに気持ち良い。
子供は楽しみ方を知っている。空のペットボトルに紐を付けて引っ張っているだけなのだけど、動きが興味深く僕も見入ってしまった(笑)
約20分でサンティアゴに到着したが、陸路だとあの奥の山々を超えないと行けなそう。
陸路は値段安いだろうが湖の周りは一周山で囲まれており道は登って下って、くねくねして、しかもぼこぼこして、なのでボートでの移動というのは本当に理に適っていると思う。 陸路だと1時間じゃ着かないと思う(←完璧に僕の予想)よーし、歩き回るかー!
とりあえず船着き場周りには観光客向けの土産屋街が並んでいる。今日はこれじゃなくて市が見たかったので素通り。歩いているとトゥクトゥクで景色が良い何とかという場所まで連れてってやるよ、という勧誘を受けたが断って歩く。
サンペドロよりも大きいイメージがあったが歩いた感じ同じくらいかも。改めて地図見ても同じくらいだった。地図だと両方とも大体南北に1km,東西にも1kmといった感じだろうか。
市場はっけーん。とりあえず町の真ん中の公園周りに行けばやってる。まだ準備中のところもあったのでとりあえずもう少し歩き回ってから戻って来よう。
カテードラル発見。
後から聞いたのだが、この町にも例の密教のサンシモンがいるらしい。知ってたら見にってたのにー。久々の後悔。また時間あるとき見に来るかな。
パナハッチェル、サンペドロ、サンフアン、と来て4つ目の湖畔の町だが近いので当たり前かもしれないが、どこも雰囲気や仕組みは似ていて知っていれば意外と便利そうだ。
現地の手織りの布。こちらでは女性が身体に巻いていたりするのをよく見る。おばちゃんにいくつか見せてもらい気に入った布があったが使い道が見いだせなかったのでご遠慮。
基本的に観光客がお土産で買うものを売るような市では無いようだ。そりゃそうか(笑)クリスマスの準備なんだろうな。このような布から、靴、サンダルから、ちょっとしたおもちゃ、ビーズ、シャンプーなどの生活消耗品、洗濯用等の桶屋さん、野菜や肉などの食材など。
結局土産として欲しかった小物入れだとかランチョンマットだとかはパナハッチェルで今度買うことにした。腹が減ったので目についた食い物を買ってみた。名前聞いたが忘れてしまった。揚げたトルティーヤの上に野菜や山菜?や卵が乗っており、2つで足りないかと思ったが腹は十分膨らんだ。すぐ近くで売っていたパインジュースとセットで昼飯を済ませた。
鶏ゾーン発見。それぞれ自慢の鶏たちを持ち寄り、客を待っている。
ぶらぶら散策しているとメルカドを発見した。メキシコに入ってから結構メルカドを見てきたがここはごみごみしているが活気もあり、地元の人で賑わっており、個人的には一番好きな雰囲気だった。皆綺麗なグイピルを着ている。僕が行ったときには観光客らしき人は一人も見ず、周りの人からの視線を感じつつ散策してきた。
まだ動いている魚が売っていて驚いた。海までどれくらいかかるのだろう。もしかして、湖で取れた魚?そりゃないか(笑)綺麗な糸屋さん。みんな自分で布と糸買って服とか袋とか作るんだろうな。色鮮やかなビーズを売っている店も幾つかあり、マクラメ用に買おうと思ったがそこまで惹かれるものが無かったので辞めた。
結局宿への土産のチョコラテだけを買ってメルカドを出た。大分計り売りみたいなのにも慣れてきた。前にも書いたかもだが、ここらではみんな「リブラ」という単位で量り売りしている。リブラとはポンドの事なので、1リブラ=約450グラム。今回はメディア(half)リブラを買った。お店の人は糸の点いた天秤を持っており片方の皿に重りを乗せて重さを量る。
結局気に入った自分用の街歩きの小さいバッグだけを買って帰路に着く。後からよく見たら作り荒かったし(笑)もっとちゃんと細かいところ見ればよかった。今日の教訓。
なんだかんだ3時間くらい滞在して港へ。またボートで帰る。しかし動き始めて結構早い段階で大と小を同時に催したわけです。しかも運悪いことに行きよりもエンジン弱いらしく10分くらい多くかかった気がする。いや、そう感じただけか?(笑)
なんとかサンペドロに到着したが日本の様にそこらへんにトイレがあるはずは無い。最悪知らない家やホテル、店の人のトイレを借してくれと頼むか、野〇〇となるのだろうが、なんとか僕がサンペドロ初日に泊まった心当たりのあるトイレ、いや宿にたどり着きセーフだった。しかも運が良いことに誰かの置き忘れかトイレットペーパーもあった。ちょっと前に日本で公園のトイレに紙があって感激した、というニュースを読んだがまさに同感。
帰る前に宿の子供たちに上げるクリスマスプレゼントを探す。前に子供たちが貰ってめちゃくちゃ喜んでいたお菓子を探していた。気軽に考えていたのだが全然見つからなかった。ティエンダ(個人商店)を10軒近く回ったが見つからず。サンティアゴで見てくればよかった。最後に半ば諦めた状態で寄った宿の近くで発見!良かった良かった。