修正、写真追加完了(11/2)→(カンクンから遠征中。Wi-Fiの影響とパソコンのバッテリーの都合で今日はここまでで断念します。後日修正して写真追加予定!)
起きると10時だった。急いで昨日の洗濯物を洗って干し、朝食を取る。今日から一泊二日で遠征することにしたが荷物はカンクンのドブ臭い宿に置いておく。宿のスタッフに明日まで帰ってこないけどまだいるから荷物とか捨てないでね、とだけ伝えて出発。
太い道は通行止めになり特設ステージを作っている。多分死者の日の為だろう。
今日の目的地はここから海沿いに南に進んだトゥルム、という町。行きは面白そうだったのでコレクティーボという市民の足に乗って行くことにした。過去の人のブログを頼りにバスターミナル近くのマックとスーパーのところに行って見るとちゃんとカウンターみたいなのもあって一杯ハイエースが止まっていた。
料金表があってわかりやすかった。ハイエースが満席になると出発らしいが乗り継ぎ地点のプラヤ・デル・カルメンに行く人は多いようで五分もせずに出発した。一応一人一席は確保されているしエアコンも入っていたのでそれなりに快適だった。
約1時間で到着。35ペソを払う。ここもちゃんと発着所みたいになっていて係員がいるので、赤ちゃんの覚えたての言葉のようにトゥルム、トゥルム、と行ってみるとちゃんとあれに乗れ、と教えてくれる。一応ドライバーにもトゥルム?と聞くとうなずいてくれる。
再び約一時間で到着。これ降りたいところどこでも降ろしてくれるっぽいし乗りたいところで手上げれば乗せてくれるっぽい。一応リュックのファスナーには鍵をかけておいた。みんな降りる時にもちろんちゃんとお金払ってありがとうと言って出ていくし席もそれなりに譲り合っている。また、バスでは運賃を乗客が手渡しして運転手に渡しているところも見る。治安が悪いと言われるメキシコだがここでの当たり前をわきまえて過ごせばそんなことも無いのかな、思う今日この頃。日本にいたってスリとか痴漢とかは居るわけだしな。でもまぁバス強盗とかはそんなにいないか(笑)
GPSを頼りにそろそろ降りたいな、と思っていると運よく降りる人が止めたので便乗して降りた。とりあえず宿にチェックインして荷物を置く。今まで行った街の中ではどこよりも田舎な小さい町のようだ。
宿ではドミトリーではあるのだが階段上って部屋に入る手前のベッドを指定された。最初うん?と思ったが蚊帳、ロッカーも扇風機も机もあるし逆に周りを気にする必要が無くかなり快適だった。
一応リゾートだけあって洒落た作りだ。アルゼンチン出身の宿のおばちゃんはとても親切で、地図にこうやって遺跡まで行け、とかこのビーチ行ってこい、と書きながら英語で教えてくれた。
さて、出発!チャリが無料で借りれるということでチャリにてトゥルムの遺跡に向かう。 宿のおばちゃんが行き方を教えてくれた。メキシコでチャリに乗るなんて想像もできなかったぜ。チャリはブレーキ無くて後ろ向きに漕ぐと減速するタイプ。意外とすぐ慣れた。鍵も貸してくれる。
あれ?気づきましたか?今から海にも行くので普通のカメラやスマホは持たずにここからは防水のGOPROという広角カメラでお送りします。今回はちゃんと充電もして準備ばっちり
途中、リゾートホテルみたいなのを見つついつ到着するのか、もしかしたら通り過ぎてしまったのではないか、と不安になる。スマホも置いてきたので地図は見れない。しかし問題なかった。南側から向かったのだが突き当りまで行けばそこがトゥルム遺跡の入り口。
ちなみに60何ペソだったがここもメキシコの学生証を持っていれば無料らしい。え、ぼ、ぼ、僕はもちろんそんなの持ってないよ、学生じゃないし。。。
こんな道の先に遺跡が待っていると思うとわくわくする。多分こういうのを男のロマンていうんだろうな。女の人も一緒かな?
このトゥルム遺跡は三方が壁に囲まれた城塞都市。マヤ文化が最後に行きついた土地であり、スペイン人が最初に見た土地でもあるらしい。こういう城壁って某漫画の影響もあるのか、全然見えない内側を想像してさらにワクワクを増してくれる。
入り口の壁を超えると
綺麗な緑と青と遺跡が待っていた。整備された今の姿を見ると要塞都市、というよりも綺麗なリゾートの公園だな。
うむ。もちろん遺跡も良いが今回に限り僕の僕的はもう一つある。それは海水浴。なんとこの遺跡の敷地内にビーチがあるとのこと。水着で見学する人が沢山いる遺跡も珍しいだろうな(笑)最初ちょっと冒涜しているようで悩んだが他にも沢山いるということで周りに僕も習い海パン、Tシャツ、ビーサンで向かった。足早に遺跡を見て回り遂にビーチに下りる道を発見。
閉まっとるーー\(^ ^)/折角来る途中のスーパーで安いシュノーケルセット買ってきたのに。海パンで遺跡見学したのに。この気持ちをどうしてくれるんだ。しょうがないから遺跡を楽しむことにする。そうです、この遺跡は一方が海に面しているんです。
パッと見完璧にリゾートだな。
メキシコの遺跡にはどこでもイグアナ先輩が闊歩している。
いつも思うが各遺跡の最盛期を一目見てみたいものだ。建物が実際どんな形をしていたのか、人々がその建物でどのように生活していたのか、城塞都市というだけあって武器はどうだったのか、皆民族衣装を着ていたのか。そういう各地の昔の文明を一か所で本格的に見たり体験できたりするテーマパークがあれば流行ると思う。
あまり大きくないので一時間くらいで見終わる。受付が4:30と少し早めなのでそれだけ注意。どうやらどこかまでの送迎車両があるらしい。え?これ?(笑)僕はチャリだから乗らない。
収まらない気持を胸に向かったのは宿のおばちゃんに教えてもらったビーチ。結局よくわからなかったが沢山路駐してあるところに分かりにくい入り口を見つけたので入ってみた。
きたーーーー!!これを待っていた。人は余り多くなく、みんなのんびりと優雅に時間を過ごしていた。中学時代に画合唱コンクールでカリブ夢の旅を歌ってから約15年、実際にカリブの海に入れるとはある意味感無量だった。
しかし結構波が荒く砂も巻き上げられてそんなに綺麗じゃなかったのが残念。結局の出番は無かったけど一時間くらい波に揺られて海水浴を楽しんだ。ちなみに持ち物は最低限の金とかしか持ってきてなかったのでビーチの目立たないところに置いておいた。なんとなく大丈夫な雰囲気を感じ取った。
おまけに、やはり1人だと海に限らず若干寂しさを感じる時はある。遊ぶ系はやはり仲間がいた方が楽しいよな。しかし思ったほどは寂しさを感じていないかも。11月からはグアテマラで日本人宿に長く滞在する予定だし、そのあと行けたらブラジルでも日本人宿行く予定だし。1人で行くもよし、仲間を募るもよし、というのが一人旅の良いところなのかもな。
あまり綺麗では無かったがとりあえず気持ちは満たされた。この旅で初の海水浴だ。といってもこの後も特に予定は無いが。あえて言うならインドのダハブに行ってみたいかな。今回折角のカリブ海なので、と来てみたがどうやら僕はそこまで海には惹かれないようだ。
日も大分傾き心地よい風を浴びつつチャリでのんびりと夜飯を食うところを探す。こじんまりと家族でやっているようなタコス屋さんを発見して腹ペコだったので8個も食ってしまった。
会計を頼むと、あ、、、、、足りねぇ。そういえば金はほとんど宿に置いてきたんだった。英語通じていないようだったが、ごめん、金足りないからすぐ宿に行って取ってくるね。10分以内に戻るから。自分の荷物とか財布とか全部置いておくからね、と必死に誠意を見せると笑いながらシー(イエス)と言ってくれて事なきを得た。なかなか焦った。
その後宿に戻ってシャワーを浴びてこのブログを書き始めたが猛烈にビールが飲みたくなった。死者の日の前夜祭もやってるだろうし少し夜の街に繰り出すか、ということでチャリで出発。すると、至る所で目を疑うほど中途半端になんかやっていた(笑)
というかなんかこれただの日曜日なのか?地域差があるとは聞いていたがどうやらトゥルムではそんなに大事では無いようだ。じゃあ折角だし海岸線にあるというクラブでも行ってビール飲んで帰ってこようかな、と思い地図を見ながらちゃりを漕ぐ。大分来てちゃんと地図を見ると
え?海岸に着く手前で道切れてるんですけど。行ってみるか迷ったが勇気をもって辞めた。他の道だと遠回りでかなり遠いので早めに切り上げてコンビニでビール買って宿で飲むことにした。セブンでビールを見ていると店員が来てなぜかアルコールの冷蔵庫にチェーンをし始める。焦って二本買うから、って取ろうとするとダメだよ、みたいなこと言われる。ふと近くの張り紙見るとpm9みたいなのが書いてあった。現在9:08。ふざけんなよ、こんなところだけしっかりしやがって、と言ってもルールなのでしょうがない(笑)
諦めてやっぱりクラブ街見に行ってみるか、とチャリを漕ぎ始めると真っ暗な道で野犬二頭(ボクサーみたいな種類)に襲われた。吠えながらかなり走って追いかけてくる。先日会った旅人が野良犬に噛まれて狂犬病の予防接種打っているという話を聞いてすぐだったので気が気では無い。なんとか逃げ切ったがどうやら今日はクラブに行かないほうがいいな、というお告げのような気がしてならない。最後の望みをかけて宿の近くのスーパーに行くと無事にビールを買えた。新しいのに挑戦したかったが6本でしか売れない、と言われたのであきらめてお馴染みのコロナを買った。キリンも売っていたがそこまで高くなかった気がする。
丁度今、1Lのコロナと、一緒に買った味、というスナックが無くなったので明日に備えて早く寝ようかな。明日は前々から楽しみにしていたグランセノーテとシカレリゾートに行ってきます!お休みなさい