部屋からの眺めなども喜んでもらえて良かった。アクロポリスの存在感というか違和感は半端じゃない。いつぶりかわからないビュッフェ付きの朝飯を食って出発。また同じホテルに戻って来ることにしたので大きい荷物は預けることにした。
ホテルの駐車場は一通もあり、そうでなくてもすれ違いにくい一角にある。明るい中で走ってみて改めて思ったけど、昼間で人や車が多い時は走りたくないなー。
今日向かうのは西側に広がるペレポネソス半島内にあるオリンピアとスパルタ!良い響きでしょ?ギリシャ内で父の行きたいところを聞いて僕が勝手にコーディネーションした今回の旅行。
丸6日あるので最初の2日はレンタカーを借りて古代の有名な古代の都市に行ってみよう!バスとかアテネ発着ツアー調べたけどオフシーズンというのもあるのか、かんなり不便そう。父は短期なのでいつもみたいにバス乗れなかったら明日でいいや!とかとりあえず行ってみよう!という訳にはいかないのでレンタカーに決定。久しぶりに早い段階で予定を決め、僕がアテネまで向かうための電車から、レンタカー、航空券、ホテルの予約を済ませた。
今の所曇っているが天気予報だと現地は晴れ。ちなみにオリンピアまで350kmあるのでそれなり。国際運転免許証結構活躍してる!なんだかんだレンタカーを運転するのは旅に出てから4回目だ。フルプロテクションの保険付けて48時間借りて€70くらいだった。
ギリシャのハイウェイは結構頻繁に料金所があるが毎回毎回€2少々でアテネからオリンピアまで行って€15くらいだっただろうか。あまり会話が多い父子ではないと思うが久々に会うとそれなりに話すこともあり結構あっという間に時間が過ぎた。
休憩を挟みオリンピアの町への到着は4時間少々かかり12時過ぎ。勝手な響きでオリンピア→有名な都市→栄えていて太い道で他の町とつながっている、という印象だったがそうではなかった。ハイウェイはだいぶ前に終わり、曲がりくねった片道1車線の道を超えたかと思えば高さが車の二倍くらいある雑草地帯やダムなどの田舎道を超えていく。観光バスも全然見ない。途中で本当にこの先にオリンピアあるのか?と2人で心配になった。
駐車場は当たり前かのようにフリーだった。というか30台くらい置けそうな駅の近くの駐車場には僕らの車の他にもう一台だけ。となりのスペースには一台だけ観光バスが停まっていた。
レストランで昼飯!オススメを聞いたらこれが出てきた!オスマン帝国の影響が強そう。
駅はこれ。鍵は閉まっていた。もしかしたらもう駅使われてないのか、もしくは電車来る時間だけオープンするのか。可愛らしくて結構好きだった。
町のメイン通りを通ってみる。いやー、これは閑散という言葉が似合うね。お店の人や地元の人はチラホラいたけど観光客は「見てない」くらいのレベル笑。でも父も同じこと言ってたけど僕もこれはこれで好き。
日本人の胸像!日本語も刻まれていた。奥深い畏敬の念をオリンピック発祥の地に抱きつつ、その発展に健闘をした人らしい。旅をしていると意外なところで日本人の足跡に遭遇することも多い。
のどかですなぁ。
さー!付いたぞ!!オリンピア遺跡!入場料€6。しかし、閉園15時。現在では14時前。まぁセーフか。2つの博物館の入場料も込みだったらしいがこれらも。15時まで。しょうがないか。おぉ!いきなりごろごろ転がっている!
闘技場!!
ちょくちょく父が僕の後姿を撮ってくれてる笑
浴場や彫刻家の仕事場などが続く。にしても人少ねー
そして凄くでかいこの建物は宿泊所。この柱の数を見て貰えば想像できると思う。ってか僕も想像しただけ。これらは紀元前に 作られているので軽く2000年以上前。↓
ぐちゃぐちゃじゃんて思うかもしれないけど年代を考えると結構感慨深い。
ゼウス神殿。象牙で作られた13.5mのゼウス像が置かれていたが消失してしまったらしい。見てみたかったな。。(アテネのお土産屋さんで現在の姿にフィルムで復元予想を重ね合わせることができる優れものな本が売られていた。)
柱の高さは10mでパルテノン神殿に匹敵するらしい。そこらじゅうに柱のバラけた残骸が散らばっている。
ネロ様の家。よくこんな形で残ってたな。
そして遂に1番見たかったスタジアム!!まずは入場門!!!
っしゃーー!!!
長さは192mらしい!!テンション上がる!沢木耕太郎ってか大沢たかおがここを走ってたのを思い出す。父の影が映っているのはご愛敬。
現在でもオリンピックの聖火はこのヘラ神殿で採火されるんだって。30を目前にしてぬいぐるみを持って満面の笑みを浮かべる無職の息子に対して父はどう思っているのだろうか笑
他にもいろいろありました。深夜特急を見てから興味はあった町だが、まさか来れるとは思ってなかったので父に感謝!
車に戻るときにいい感じのオリンピアTシャツをディスプレイしている店があったのだが残念ながら閉まっていた。冬季は完璧にやらない店もあるのかもしれない。個人的にはTシャツは実用的でかさばらず自分用には最高のお土産。
車に乗り、地中海の海沿いの町ピルゴスにも寄ろうかと思ったが日も短いし少し疲れていたので辞めて2時間かけてスパルタに向かった。スパルタの町に向かうに小高い山を結構な数越えていく。オリンピアと同じく、この先にあのスパルタがあるのかと心配になった。道は片側二車線で普通に綺麗でちゃんとしているのだがいかんせん交通量が少ない。心配になっちゃうくらい。オリンピックの時に勢いで作ってしまった系のやつかなーとか勝手に考える。結構世界中でオリンピック関係の施設とか廃墟になってるらしいもんね。慎重にやらんとなー。
しかし到着したスパルタの町はオリンピアよりは明らかに大きく生活感もある町だった。流石アテネと争ったという都市国家だ!!でも、、、それにしては小さいような気も。。
無事ホテルに辿り着きチェックイン。部屋はかなり広くシングルベッド2つとダブルベッド1つの部屋で大聖堂が見える良い部屋だった(全く考えてなかったけどラッキー!!)
宿の人にオススメのレストランを聞き、昼が肉だったので魚介を中心に頼んだ。もちろんビールもね\(^o^)/
野菜も魚もこれでもかと言うほどオリーブがかかっている。めちゃくちゃ美味しかったけど翌日はかなり珍しく胃がもたれるのでした。最近そこまで脂っこいもの多く食ってなかったのもあるのかも。
帰りにはスーパーでワインをゲットして呑んだくれて日記を書くこともなく眠りにつくのでした。はい、HUKKY、久々に、というなこの旅で初めてくらいの勢いで豪遊しております!!とは言っても食事は豪遊だけどホテルは今晩の場合は2人で€50とリーズナブル目なところをチョイス!設備や清潔感が最低限あれば休むには十分だからな。父に楽しんでもらいたいしみすぼらしい思いをさせるわけにはいかないという信念の下計画した訳だが、我ながらとてもいい感じに来ているのではないか。
ということで正直そこまで期待してなかったオリンピアは行く甲斐があるところだった!特に競技場は不思議なくらい感慨深かった!
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