同じ宿だったえりかさんも一緒に4人でバスに乗り込む。僕たちが居たHassi Labieraの町にもsupratourのオフィスがあった。昨日オマルが電話で予約してくれていたのでバス到着前にお金を払ってチケットを貰う。オフィスの前で待っていると8:15頃にバスが到着。
実は行先はばらばらだが全員同じ方面に向かうのでバスは一緒。近い方からいくとえりかさんはトドラ渓谷のあるTinghir(読めない)まで(4:00くらい)、その次に僕のワルザザード(7:00くらい)、そして最後にさとゆかのマラケシュ(9:00くらい)。そうですここでさとゆかと一時お別れ。僕は出発前から楽しみにしていた世界遺産を見るため少し寄り道することにした。
えりかさんと別れ、ワルザザードに到着し更に2人と一時の別れをしてバスから降りると早速日本語で「
時刻は15:30。暑いぞー。
バスターミナルに入るや否や数人がどこに行くんだ?
やはり最初の言い値は150だ。高すぎる。
そこに行くと話しかけてくる男。
一度その場を離れて様子を伺っているとさっきの信用できない男が130で
15分くらいでオードマレに到着。10と感謝の気持ちでほんの少しだけチップを渡して乗り継ぎの車が来る場所も教えてもらってドライバーと別れた。町と、言えば町だが少しの家と店が集まってるだけの場所だった。
この看板の周辺で待つ。「世界遺産」と書いてある。やっと目的地まであと9kmだ。
日差しが相変わらず辛い。若干体調が悪くなる前兆のようなものを感じ始めていた。隣に座っていたおじちゃんに「アイドベンハッドゥ アキ?」とスペイン語っぽく聞いてみるとここだここだと言ってくれたので安心して待つ。まだ日暮れまでは十分時間があるのだ。タクシードライバーが近づいてきて30で行くよ、と言ってくれたが5じゃないの?と聞くとそれはコレクティーボだな、と教えてくれた。やはり乗り合いの事はコレクティーボと呼ぶようだ。
結局1時間くらい待った。近くには同じくしばらく待っている青年とおつかいを頼まれたっぽい少年。すると急に二人が通りかかった軽トラみたいなのに乗り出した。え?これ??笑。ドライバーにアイドベンハッドゥ?と聞くと10だ、と言ってきたので2人に習って荷台に乗り込む。コレクティーボではない気がしたが10で辿りつけるのならばなんでもよい。なんか本格的に体調悪くなってきたし。。
こういう風景を更に15分くらい走る。
到着ー。おっちゃん乗せてくれてありがとー。
思った以上にすげー田舎町の匂い。うん、嫌いじゃないぞ。世界遺産とは言えどもそこまで観光地化していないように見えた。
宿は良い口コミを見ていたLa Barakaに入ってみた、というか降りたすぐ前にこの宿があったのだ。部屋を見せてもらうとエアコン付き、部屋でwifi可、そして魅力的だったのは
綺麗なバスタブがある。エアコンもあるしこれは泊まりたい。値段を聞くと部屋と夜朝飯付きで250(約2600円)。普通に考えたら高くないが僕には高い。しかし言ってみればずっと楽しみにしていた世界遺産の目と鼻の先に、しかもエアコン付きの快適な部屋に泊まれると思うとなんとか泊まりたくなってきた。150で行きたかったが200で手打ち。まぁいいだろ!(僕は1人だと未だに値引き交渉苦手です。。)体調も優れないし飯も出ずに食えるから!すぐにエアコンを付けて昼寝。
出会う人は結構な割合で「こんにちは。日本人?」と話しかけてくる。しかしうざい感じでは無い。ここまで親日な感じで、しかも日本語で話しかけてくれる人が多いのは今まで旅した中で初めてではないか。
するとそんな感じで付いてきた人と歩いているとなんとなくテラスに着いた。そして楽しみにしていた街並みが目の前に広がった。
連れてきてくれた人はベルベル人(というかこの町の人はほとんどベルベルの人だと思う)で現在普通は5家族くらいは向こう側のカスバに住んでいるが電気が無いしラマダンで生活しにくいので今は全員がこっち側に来て生活しているという。土産屋とかは仕事だけしに向う側に行く人もいるらしい。
風が吹いておりとても気持ちよく、他に誰もいなくて独占状態だったのでコーラを一本頼んでしばし景色を楽しんだ。
ここまで連れてきてくれた礼を言って宿に戻るとタジンが準備されておりいつも通り美味しく頂き浴槽で疲れを取って就寝。
やはり1人になると今日のような出会い系イベントが増えて面白い。とても疲れた移動日だったが思い出せば楽しかったなーと感じる1日でした!明日は橋を越えて向う側に行ってこようかな!それともー、体調全快させるようにもう一泊して明日はゆっくりしようかな。。。