今日はティエラ・デル・フエゴ国立公園を歩いてみる。天気は生憎の曇り。しかしウシュアイアで他にする予定もないので3人で出発。僕は自他共に認める暑がり。今日はTシャツとパーカーとウインドブレーカー。家を出ると少し寒いがなんとかなるくらいに感じた。
インフォメーションセンターによると朝一の公園行きのバスは8時発。場所はそのインフォメーションセンターから2ブロックくらい西に行ったところ。ちなみに翌日の長距離バスも同じところから出た。
到着するとバスは居ないが代わりにミニバンが一台停まっており異常にテンションの高い夫婦(?)からチケットを買い乗り込む。他の客はおらず僕たち3人が乗り込むとすぐに出発した。
公園までの往復は250ペソ、公園の入場料は170ペソで片道30分くらいなので移動がやたら高く感じた。
公園の入り口で運転手も付いてきてチケットを購入しマップを貰う。僕たちが今日一番乗りだった。僕たちはアラスカから続くパンアメリカハイウェイの終着点である公園の1番奥と、湖のほとりのカフェと、世界最南端のポストオフィスの三箇所は見ようと決めた。この公園は結構広く、幾つかの見所とトレッキングコースがある。
ミニバンで1番奥まで行き降りる。ここが終点かー!え?なんかもっと立派なモニュメントとかねーんだ?笑。アメリカのルート51の終点をイメージしていたので少し期待が外れた。そして人気がなさすぎる。僕は朝からトレッキングをする人がいるもんだと思っていた。アラスカまで17848kmだって!
少し奥まで歩いてみると入江とその周りの山が綺麗。頼むから晴れてくれ。ちょっとした休憩スペースみたいのでピクニック気分でサンドイッチを食う予定だった、が少し雨降ってきたし風もあり激寒。3人で震えながらパンに具を挟み朝食を済ませる。
続いて湖のカフェを目指す。天気は不安定で降ったり止んだりを繰り返す。途中車の通る道から少し外れたトレッキングコースもある。こんな場所や
こんな場所を通る
頼むから晴れてくれ!(2回目)
途中けいきさんが「ウッドペッカーだ!」と叫ぶ。そう、キツツキ!しかも視界に三羽もおり思った以上に激しい「コツッコツッコツッ」を聞かせてくれた。
雨風が強くなった気がする。正直言って景色を楽しむどころでは無い。3人でカッパを着て歩く。この時間になると車やミニバンも増えてくる。僕たちは往復チケットを買ったので何回でも乗れるようだがミニバンに会社名がちゃんと表示されていないのでわざわざ止めてこれで乗れるか?と尋ねる必要がある。もう面倒くさいので歩くことにした。スボンびちゃびちゃ、そして僕たち以外に歩いてる人は皆無(笑)
やっと見えてきたー。中でコーヒーを飲み休憩。昼くらいの時間から同じくカッパを来て歩いている人を見た。
ここでもスタンプを押してもらえる。本当は景色が綺麗なはずなのだが今は
全然感動ねーよ!
頼むから晴れてくれ!(3回目)行きのドライバーにもらった資料によると次のバスまで1時間半くらいあったので少し仮眠を取った。時間になるとほぼ丁度にミニバンが来たので乗り込む。厄介な事に郵便局の前まではいかないという。つまりウシュアイアに向かう道と郵便局へ行く道の分岐で降りて郵便局まで歩き、用事を済ませたら2時間後くらいのバスを待つ、ということ。そこには小さな小さな郵便局しかない訳です。超雨降ってるし笑
するとイケメンドライバーが郵便局でスタンプ押すだけか?と聞いてくる。食い気味にスィー!(Yes)と答える僕たち。すると特別に5分だけという条件で郵便局まで行ってくれた!良かったー。
海沿いに世界最南端の郵便局はあった。
中は洒落た作りでお土産がたくさん売っていた(もちろん割高)。ここではスタンプ押してもらうのも30ペソかかるのです笑。お金を払うとポストマンのおじいちゃんが自分のオリジナルステッカーと共にスタンプを押してくれる。丸々1ページ使った!笑
おじいちゃんに礼を行って走ってバスに戻る。
帰りに困っていた他の乗客がイケメンドライバーに交渉してバスに乗り込んでいた。幾つかバス会社はあるようだが公園内で使い勝手は悪いもう少しわかりやすくするべきだ。そして僕たちにとって残念だったのは行きのバスの時点で郵便局も湖のカフェも通ったことで見えてしまったこと(笑)やはり、まだ見ぬ景色を求めてトレッキングするに限る。なので最初に郵便局で降りて郵便局→湖→パンアメリカハイウェイの終点、と行くことをお勧めします。晴れてれば歩けます。
帰ってきて少し町歩き。
お洒落な町の職人たちのショップが集まるところ
おじちゃんの手作りのこれ欲しかったー。ポンチョ、っていうのかな。羊とリャマの毛を両方使ってるってやつが欲しかったー。
作り途中
ウシュアイアの博物館
最近ちょっと有名なヤマナ族関係
監獄系
全部入り口だけ見て入場は遠慮しておいた。お土産屋で気に入ったステッカー、ピンバッチとタバコケースを購入。「世界最南端」にかぶれる。
"NORTH FACE"ではなく"NORTH LAND"が来てるのか?いや、ここはパタゴニアだぞ??
可愛らしい目印
そして海沿いの公園でまたサンドイッチを作って食う。節約派ですから!もちろん惨めな気持ちになるときもあるけど今は3人いるから全然大丈夫なのです!
家に戻るとホストがマテ茶を振舞ってくれた。
贅沢に手羽と米を炊いてワカモレも添えて夜ご飯。明日に備え就寝。
天気が悪くウシュアイアから、パタゴニアから洗礼を受けた気分だがこの後は天気が良いことを祈る。。
明日はパタゴニアといえば、くらいのパイネトレッキングの拠点の町、プエルトナタレスに1日かけて向かいます!
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