今日はジゲンショーに行って帰りのダカール行きのチケットを買わなけれ
昨晩日記を書き終えて寝ようとするとベッドに謎の黒く細かい物体が散らばっていた。あれ?さっきまで無かったぞ。これは、、、、こうもりの糞に違いない。さっき部屋に入ってきたから追い出したんだよ。遅かったか。とても有害そうな気がしたのでシーツの掃除をしてから就寝した
目覚めは意外とすっきり。洗濯を済ませる。乾燥していてそれなりに涼しいのですぐ乾くだろう。部屋の内装はセネガルらしい絵が書いてあって好き。
聞いてなかったけど朝飯が付いていたので頂いて出発。朝の空気は澄んでて涼しく快適。
多くの人と挨拶を交わし、
セットプラスの予定でいたが最高のタイミングでバスが到着した。
ってかガラージュ小さい!
バスは800セフ。帰りもバスあったいいな。今までセットプラスだと散々待ち時間あったんだからその間に給油しとけよと思わされたが、流石にバスはそんなことは無くすぐに出発。地元の人が乗り降りしていくだけのいつもの光景なのだろうが見ていて面白い。
港の近くを通ったら下ろしてもらおうと思ったが結局あまり近づくこともなくジゲンショー
ろばは今日も頑張っている。セネガル来てから家畜が普通に放し飼いされたりしており、生活に根付いている感じがとても強い。
港では昨日の警備員がおり、
チケットオフィスは結構混雑しており、
1時間経過。す、進まねぇ。
待ってるときに普通にそこら辺の車に肘をついたり寄りかかったりしているのが面白い。
恐れているのは並ぶだけ並んでクロ
1時間半経過
先が見えな過ぎて、預けていたパスポートを回収して帰っていく人もちらほ
2時間経過
やっと自分のパスポートが1番手前のスタンバイ列(
2時間半経過
気づけば自分も古参の1人になっている。ここしばらく
3時間経過
頼むから今日はここまでとか止めてくれよ。
3時間半経過
遂に自分のパスポートが彼の手に持たれる。おっ!
4時間経過
そろそろ呼ばれるだろうと思っていたのに呼ばれない。
4時間半経過
呼ばれました。中に入ってからは客は僕の前に2人。
馬鹿じゃないのマジで。いや、感情的になってしまったが一言で。
でも無事に丁度欲しかった日に船が出ておりしかも安い席を買えたから良かった。やはり週に4便出ているらしいので結構便利。来るときもちゃんと確認したら船あったんじゃないかという疑念が生まれるがあの移動はあれはあれで良かったと考えよう。チケットを買う日は朝一で港に行きましょう笑。
何もしていないけど疲労困憊で見つけたレストランに入る。チェブジェンは無かったが魚料理があるということでそれを頼んだ。米に若干のジャリジャリ感があったけどあまりの空腹で大して気にはならなかった。
ガラ―ジュに到着すると、2日連続で来ているのですぐに昨日も話した運転手から「ジャポネー!」と話しかけられる。1000払い出発を待つ。相変わらずこのガラ―ジュは活気がある。待ってる間人間観察をしていると、最初ふざけ合っているかのように見えた2人組がいつのまにかガチの喧嘩をして真顔で胸ぐらをつかんでいた。僕たちがあんなんされたらすぐ持ち上げられちゃうよ。。
前には荷物が満載で、僕たちは後ろに10人くらい積み込まれて出発。
何もしていないけどやはり疲労困憊でうたたねをしつつウスイに帰ってきた。ウスイに帰ってきたって響きいいな!
とうことで予想の何倍か分の苦労をしてチケットをゲットしただけでカザマンスでの貴重な1日が終わるのでした。
嘘!まだ今日は終わらなかった!!!こっから今日の苦労の倍返し、いや10倍返し位の良いことが重なった!やはり何泊かしてみないとどんな町かはわからないものだ。にしてもこの町のイベント発生率は過去トップだろう。
イベント1
宿への帰途でブティックの前で座ってる人と挨拶をすると手招きされたので、隣に座ってちょっとゆっくりさせてもらった。彼は英語を喋った。ダカールで働いていたけどやはり家族が大切でhometownのウスイに戻ってきたらしい。僕もウスイ出身だ!と胸を張るととても喜んでくれた。宿の話になり実は明日から2泊泊まるところ決めてないんだよねーというと、彼はすぐに「じゃあうちに泊まればいい。皆に聞いてみるからとりあえず明日荷物を持ってこのブティックに来いよ!」来たーーーーー(*´▽`*)食い気味で礼を言って連絡先交換した。いやーこれでとりあえず宿の心配は無さそうだー。ついてるなー♪
イベント2
彼のブティックで水を買い宿に向かっているとある方角から陽気な音楽が聞こえてきた。気になって向かってみると何やらそれなりに大きそうなイベントが始まる前、といった感じだった。場違い感あるし写真だけ撮って帰るかーと思っていると僕に手を振る赤い人影。それは昨晩レストランに連れて行ってくれ、宿まで送ってくれたジョンだった。彼は音響スタッフ席みたいなところに座っており今からwedding partyだから隣に座って見て行けよという。え?超ラッキーじゃん!すぐに音響係にも挨拶をし、お言葉に甘えることにした。
参加している女性たちの服装本当に綺麗だなー。こんなに集まっているところを見られるだけで十分来た価値があると思う。
新郎新婦が車で到着!明らかに手前の踊ってるおばさんが悪目立ちしている。主役はあなたじゃありませんよー笑
いやいや新郎新婦より目立っちゃダメだって!隣に行かないの!あれ?もしかしてお母さん?
音楽が始まったかと思うと皆に迎えられる。生演奏に合わせて皆自然と体が動き始めるところが流石アフリカ!小さい子供たちもリズムに合わせて踊り始める。
新郎新婦とその近親者と思われる人たちは5分くらいで隣の食事が準備されたスペースに入って行ってしまった。
どういう展開になるのか予測できないが、しばらくすると参加者にアイスや飯が振る舞われた。完全に通りすがりの僕にも当たり前のように配ってくれる。皆一瞬チラ見こそするものの、何ごとも無かったかのように受け入れてくれるところが嬉しい。ジョンにマンゴーアイス?と聞くとバオバブアイスだという。本当か?笑
食事は初めて大皿でのシェアを体験。仲間に入れて貰えたみたいで嬉しかった。皆に倣って右手で頂く。美味かったよ!ケチャとかチェキみたいな名前だった気がするけど忘れちゃった。食べ終わった後はでかい桶にたっぷり入った水で手をすすぐ。
するとまだ主役たちは中で食事中なのだが生演奏が始まりみんな木片を2つ持ってカスタネットの様に叩いてリズムを取り体を動かし始めた。
どんどんヒートアップしていく一同。暗いし動きが激しくてうまく撮影できない!笑。ちょっとこういう時どう設定すればいいのか調べよう。
ってか本場のパーカッションたちやばい。かっこよすぎる。そしてみんな超楽しんでる。
結局最後まで主役たちが再び出てくることはなく外では最高潮を迎えお開きとなった。特に主役たちからの挨拶も無かったような気がするし、中では普通に食事が進んでいた。日本人からすると若干の違和感があるが、こういうものなのだろう。最後にご祝儀の回収があった。相場が全くわからないので2000セフ出しておいた。とりあえずみんな楽しそうだったのが本当に印象的!最後閉まるときの動画。2分くらいあるけどダンスも楽器の演奏も見られて楽しいと思います!
いやー、なんていう経験をさせてくれたんだ。式自体も勿論だが間近でアフリカの大迫力の音楽を聞けたのが感動だった。ジョンマジでありがとな!でもまたディスコ誘ってくれたのに断ってごめんな笑。小さい町だからまた帰る前に一回くらい会うべ!ってか今思えばジョン音響係のところに座ってたのになんも仕事せずにずっとぼーっとしてたな笑
最後に撮って撮ってと近寄ってきた子供達。
イベント3
ジョンと別れるとすぐに2人組に話しかけられた。1人はジゲンショーの大学に通う19歳で英語の勉強をしているといい、僕に興味があったのと英語を試したくて話しかけてくれたようだった。彼の英語を聞いていると熱心に勉強していることがすぐに伝わってきた。バスケ好きで今日もバスケの帰りだという彼はニックネームをコビーと名乗った。
しばらく歩きながら会話をしていると、前から音楽と歌が近づいてくるのがわかった。実はこれが今回僕が来たウスイの祭りらしいのだ。100%理解したわけではないのだが、祭りの期間中ウスイの男たちが毎晩数人山に入っていき、数日篭ったのちに町に戻ってくるらしい。今は入って行ってる期間中。おー、じゃあ見てみようよ!というと絶対にダメだというコビー。彼らに会うのは危険だという。ここが難しかったのだが恐らく、別に彼らが襲ってくるとかではなく山に入っていく彼らに遭遇してしまうと縁起が悪い、といった類の話の様だ。コビーは病気になったり、死んだりもするとも言っていた(また後日詳細聞きたいな)。
え?やべーじゃん前から近づいてきてるよ!後ろ戻る?と聞くと大丈夫だこっちに来いと暗闇の中に入っていくコビー。街灯も無いがどうやら民家のようで実際に使っている井戸も見られた。思った以上に深くて落ちたらすぐ死ぬと思った。
ここは彼の友達の家らしく奥に行くと電気もあり5,6,人の大人と子供が2人いた。急に知らないアジア人が入ってきたのにみんな普通に挨拶だけして今までの会話に戻っていく。コビーはここで彼らをやり過ごしてから帰ろうという作戦だった。するとすぐに大皿に盛られた米料理が運ばれて来て、皆それを囲むように椅子を並べ始める。こ、これはまさか。「フークダ食べよう!」来たー!!!遂に民家で皆で囲んで食う飯に有りつけたぜ!!更に数人の大人が集まってきてみんなでチェブヤップを食った。僕の方に肉を寄越し"Eat!Eat!"と言ってくれる。
夜飯2回目だったが満腹越えまでご馳走になったやはりたまに感じるじゃりじゃり感なんて気になることも無く美味しく頂いた。コビーはこれが僕たちのlifeなんだ。ここにはクソみたいな戦争とか無くて困ったときにはみんなが助け合うんだよ、と誇らしげに語ってくれた。
気づけば例の集団は通り過ぎて音が離れて行っていた。ご馳走様するとすぐに行こうと歩き出すコビー。十分に感謝の気持ちを伝えられたのかわからないが、急いでその場のみんなに礼を言ってから別れを告げた。やはりみんないつも通りかのように普通に見送ってくれた。
コビーは僕の宿の前まで送ってくれ、小さい町だからきっとまた会うね!と言って帰っていった。
祭りででかいセレモニーをやるのは山から男たちが帰ってくるあさっての昼間からだという。夜になって予定を少し変更した。ウスイに4連泊しようと思っていたが、明日はリゾートエリアらしいCap Skirringに行って一泊することにした。明後日の朝一に戻ってきてセレモニ―を見よう。ということで明朝ブティックのアーリュにごめん!今日じゃなくて明日泊めて!とお願いして出発しよう。Cap Skirringへは地図を見たところ1時間もかからずに到着できるだろう。
どうです皆さん?あまり良くなかった1日が後半しり上がりに反比例して最高の1日に変わるという奇跡。今日は本当に僕の旅史上1位といっても過言では無いくらい印象に残る最高の1日になった。