日本に帰ってきてあっという間に一か月が経過しました。
大阪の港に帰港後、親族や旅中に出会った友人のところを巡り帰宅。
家族に会えたのは純粋に嬉しかったしホッとした。
そして僕よりも一足先に旅を終えた仲間たちの「現在」を見て周ったことも僕にとっては大いに意味があった。
まぁ僕の今後の話はとりあえず置いておきます。。(万が一気になったら気軽に連絡してね♪)
今回は約二年の旅を終えた僕が帰国後に日本で感じたことを書いてみようかと。興味ある?ない?とりあえずタイトルの通り「は?かぶれてんじゃねーぞ?」と突っ込んでください笑。
では行きまーす\(^o^)/
・電車停止時の優しさが半端じゃない。
最後の国の中国はもちろん、アメリカ、メキシコ、ヨーロッパ諸国、イラン、エジプト、ウズベキスタンなど数多くの国で地下鉄も長距離列車も乗った。
そして久々に日本で電車に乗った時。
停車時のあの客を思いやるふんわり感は感動!これはまさに日本だ!
えーと、先に言っとくとこういう些細なのが続きます笑
・周りから日本語しか聞こえてこない違和感
これは完ぺきにかぶれてますね。
旅中、特にマイナーな国において、周りから日本語が聞こえてきた時は正直かなり嬉しいものです。旅人としてはヘタレなのかもしれないけどね。
そんなときには敏感に察知して振り返り、下手したら「旅行中ですかー?」と馴れ馴れしく話しかける。それがきっかけでしばらく一緒に旅をするとかもザラにある。
そんな環境から一気に日本語しか聞こえない環境へ。マジでExcuse meって言いそうになるから!
周りの誰ともコミュニケーション取れる環境最高!
・トイレットペーパー完備+便器に流せる
名古屋駅とかは紙無かったりするけど、だいたいどこのトイレ入っても紙あるじゃん!?すごいよね!笑。旅中は一日も欠かさずに常にトイレットペーパーを持ち歩いていたわけで。いやマジで便利です。
・迷わない
まず日本語だからっていうのが大きいけど何より案内が親切だよね。
看板、交通整理のおじさん、スピーカーから流れてくる案内、路線図などなど。ってか困っても日本語で聞けるからな!帰国してからも駅員さんとか係員じゃなくて周りの一般の人に聞いちゃう癖がしばらく抜けないです笑
そして店も駅もそこらへんも「訳わからねぇ」って作りの事が少ないよね。「え?ここまで来て行き止まり?」とか「急に目的地までの案内消えたんですけどー」とか「いや、何のためのスペースだよ」みたいなことほとんどないもんね。
・夜行バス意外と安い
正直言って日本の交通機関は高い、という先入観があった。しかしいざ調べてみると例えば大阪→東京の夜行バスとか普通に3000円切ってくるからね。
甘く見ていました。まぁ日本の夜行バスがクオリティ特別高いとかは思わないけど、その値段で行けるなら夜行バス全然ありです。
LCCもうまく使えば1万円以内で国内どこでも行けたりするもんね。
・大判のふかふかタオル最高!
これは別に「日本」というのとは違うかもしれないけど多くの旅人がかんじるところなんじゃないかな?
というのも旅中というのはかさばらないように、そしてすぐ乾くように速乾性のコンパクトなタオルを持ち歩いている人が多数。
あれって正直面積足りてません。男でそう感じるんだから女性は髪の毛あって大変だと思うよ本当に。
そんな小さくて若干臭いタオルに慣れていた僕にとって、ふかふかで良い匂いのする大判綿タオルは毎日寝る前のご褒美と言えるレベル。
・息をしているだけで金がかかる
保険、年金、税金。これは当たり前か笑
・24H/7Dのコンビニや飲食店やばい
これはザ・日本かもねー!昼間のうちに水だけは買っておかないととか考える必要ないってだけで幸せ感じる。
便利すぎて困るよね。
・どこでも気にせずに深夜歩ける
これは言う必要もないでしょう。夜カツアゲにあったら本当に運が悪かったと思うまで。
宿の人に「夜出歩いても大丈夫?」と聞いていたころが懐かしく思えてきた笑
・え?いや、そんなに誤らないで。。。
コンビニでお釣りがあるはずだったのに店員が勘違いして「ちょうどお預かりいたします」となったとき。間違ってますよと指摘すると、この世の終わりかのように「大変申し訳ございませんでした」と謝る店員。
「いやいや、あなたがちゃんとやっていて悪意がないのは良くわかってるからそんなに誤らないでください」と言いたくなります。
(日本のおもてなしは素晴らしいと言われたりするけど、気を付けないとすぐにクレーム言われたりSNSで拡散される、という「恐れ」が日本のサービスを支えてるように感じたりして。
そしてそれが行き過ぎると商品やサービスをサーブする側が異常なストレスを感じるんだろうなぁ。
もちろんお客さんに喜んでほしい!という心意気を感じる時もある。)
・外食も意外と安い
まぁうどんとかサイゼとか牛丼とかですよね。牛丼は若干高くなってるけどあのコスパは素晴らしいでしょ。
今僕の住んでいる家の近くでは280円弁当があり、たまにお世話になる。
先進国諸国の外食と比べると日本の外食は選べば案外安めなんじゃないか?とか感じます。
選べばね。あ、でもカフェのコーヒーとか高すぎ。。。
他にも折り畳みじゃなくてでかい傘を差せること、電車が混んでいても他国の過酷さと比べれば天国に思えること、ネットで買ったものが翌日届くなどなど。
さて、ひっくるめると上記のように感じるのは、自分の「生活水準の低下」が大きいのだと思う。
極端な話、旅中はバックパックとリュックだけで生活していた。
「衣」はきったねぇTシャツや短パン、「食」は使いにくいし他の人もいるキッチンでの自炊、「住」は知らない外国人数人との相部屋。
一か月くらい経ってもこれらはいい感じに効いている。
浮いたラフな服装やチベットの数珠を手に巻いていても人目が気にならない。
都内ででっかいバックパックを背負って前にリュックを抱えていても全然恥ずかしくない。
何事にも人目を気にしがちなタイプだった僕にはこれは大きい変化かもしれない。
食事も外食に金を使うのはとてももったいなく感じ、かなり適当だが基本的に自炊している。
外で食べる時も安いものを選ぶようになった。
今は実家を出て都内のシェアハウスに住んでいる。最初は一部屋に二段ベッドが並ぶ部屋に住んでいた。これは寝るためだけに帰ってくるならば全く問題ないレベルだが、仕事や勉強をするにはイマイチだったので少し高くなったが今は自分用の机と椅子が備え付けられているところに住んでいる。五人部屋だけどかんなり快適。
もう少し掘ると、いっけん些細に見えることに幸せを感じるようになったんだと思う。もちろん出発前には周りにいてくれるのが当たり前のように感じていた家族や友人の存在も。
こういう感覚ってもし自分がずっと日本にいたらなかなか感じられるものじゃないと思う。
旅中の話に少しだけ戻すが、僕は世界中で日本よりも恵まれていない生活を見てきた。
がりがりで悲しい顔で口をパクパクしながら物乞いする子供、バスなどで利益数円にしかならないようなティッシュとかを売って生活している人々、壁で区切られて自由に行きたいところに行けない人々、学校に行かず親の手伝いをする子供たち、当たり前のように路上で寝転がる人々、親や兄弟を養うためにずっと実家で生活せざるを得ない人々。
もちろん彼らが不幸だとは思わない。むしろとても素敵な笑顔とたくさん触れ合ってきた。彼らにとってはその生活が当たり前で幸せを感じている人も多いと思う。
まぁ日本人は働きすぎだとかそういう議論は多々あるだろうし(そういうのは尽きないんだろうなぁ)人それぞれによって環境は違う。でも全体的に見て確実に恵まれているのではないか。
ということでもう一つ僕が旅を終えて少し変わったかな、というところは
「さらにポジティブになった。」
もとからどちらかといえばポジティブな方だったと思う。
けどそれ以上にポジティブになった笑
少なくとも僕自身は恵まれていると感じている。
表現が適切ではないかもしれないけど、自分よりも恵まれていない人々もそこに幸せを見出して生きている。
ということで、「日本という人生を自分で選択できる国に生まれたことに感謝して、これからも自分の理想の人生を追求していってみよう!と決めたよ!」
というのが今回の記事で言いたかったこと!
これで旅に関する投稿は終了。
665日間のWorld Jounrney。
極悪な事件・悲惨な事故に巻き込まれることもなく無事に帰国できた。
行き残したところを上げ始めたらキリがないけど、僕の旅欲は満たされています。
そりゃそうか、二年弱もふらふらしてたんだからね笑
さて、これからしばらくは仕事に重心を置く生活をします。
さっきも少し触れたけど今は23区内のシェアハウスに住んでいます。
前職は切り上げて新しいことを始めるべく準備段階です。
旅の日記は終わりだけどもしかしたら、この先の事を不定期に書き込むかもしれません。
正直言って出発する前は日記を毎日書いてそれを公開するなんてやりきれる自信ありませんでした。でもそれができたのはこのブログを毎日訪れてくれる人や、近くでテロあったけど大丈夫?と心配してくれる人、たまに元気かー?と連絡をくれる人たちがいたから。
約二年もの長期間、ブログ読者の皆さんに見守ってもらっているというのは本当に心強く、また僕の経験をシェアできるというのは旅のモチベーションの一つでした。
皆さんに知らない世界のことを少しばかり見てもらって刺激を与えられたとしたらそれはブログ主としての僕の心からの喜びです。
ありがとうございましたm(_ _)m
そして
これからもよろしくね\(^o^)/
あ、写真が一件も無いの寂しいから帰国後の写真を二枚だけ。
中南米、スペイン、モロッコ、アイスランドと長い時間を共にしたゆかちゃんが現在活動する兵庫県丹波市。のどかで緑が綺麗な町だったー!
地域おこし協力隊として頑張ってます。
参照:インスタアカウント→Instamba-丹波の絶景絶品PR-
旅中に一番世話になったといっても過言ではないけいき・たえこ夫妻の新しい家族、チャモ。反則レベルな人懐こさと可愛さ。
二人の家では他にも懐かしい仲間たちと再会。
グアテマラでのクリスマスイヴに二階から落ちて骨折したしょうへいさん。
けいたえさんとしょうへいさんは帰国後に自分たちでメディアを立ち上げました。
帰国した後の旅人の生き方にフォーカスしたとても面白いメディアです。
参照:Traveled, さて、どう生きるか
そしてドローンを持って旅をし、見事にバズらせたHoneymoon Travelerの山口かずたか・まりこ夫妻。これからの活躍も楽しみだなー!
参照:Kaz Yamaguchi
改めて見るとみんな本当に楽しそうにやってるなー!
他にも僕の周りにこういう人達が多い!
ありがたい話しです。
後に続くぞー\(^o^)/
31/08/2017 HUKKY
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