~2023年5月30日より3ヶ月予定でヨーロッパ旅に出ました!~
wordpressに移行したことにより、若干エディターの使い勝手に手こずっています。少しずつ改善していきます。

トルクメニスタン

DAY554② トルクメニスタン:アシュガバード 国旗かっこよすぎる 監視されまくりの街歩き

(イラン→トルクメ 国境を越えたところ)
建物から出ると数mしか離れていないのにさっきのイラン側では気にならなかった霧が出ている。国境前に乗用車は一台も無くバスが一台停まっている。


先ほどイラン側の国境でのバスも一緒だった人たちがこっちだとバスに呼んでくれた。どうやらまだ制限エリア内でこれしか手段は存在しないようだ。それにしても顔が一気に変わったなー。かなり自分(日本人)には近づいたがここから更に中央アジアの東に進んでいったらもっと近づいてくるのだと思う。

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暫く霧の中の山道を20分くらい走りチェックポイントみたいなところに到着。バスの値段がよくわからないが持っていた中で1番小さい10マナト出してみると運転手はいい感じで頷いたのでいいのか。10マナトって事は2.5ドルか。物価わかんねー笑。紙幣結構かっこいい。

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ここには車は沢山停まっていたがバスはおらず。話しかけてきた人がアシュガバードの町まで5ドルで乗せて行ってやると言うのでそれに乗ることにした。

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ジュースとかタバコくれて小休止してから出発。彼ら曰くアシュガバードではタバコ吸ってはいけないから今のうちに吸っておけとの事。ほぼジェスチャーだけだから推測だけど。


暫く車を走らせると街並みが見えてきた。

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これは異様だ。町全体が必要以上に白い。ここアシュガバードはトルクメニスタンの首都であり「愛の町」という意味らしい。
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外資のオフィスも勿論白い
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かつてはソ連の一部だったこの国だが90年代の独立を機に町の雰囲気が激変。初代大統領のニヤゾフ(通称トルクメンバシュ)が独裁体制を確立し、終身大統領に就任。個人崇拝がなされているらしい。

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そんな大統領がこのアシュガバードを「世界で最も美しい都市の1つ」に変貌させるべく自ら都市改造に乗り出し、現在の形となったんだって。白いのは多国から輸入しまくっている大理石。そしていたるところがちょっとした金色で飾られている。永世中立国となっているらしいがそれも他国からの干渉を防ぐ為と言われているらしい。


調べものしてたら結構多くの人がアシュガバードの面白い記事書いてたからリンク。興味がある人は是非見てほしい→おそロシ庵世界の「残念な」ビジネスマンたち
 

アジアでもそういう国あるんだね。ちなみにこの国「中央アジアの北朝鮮」と言われたりする。報道の自由度ランキングワースト3(日本が72位というのが日本人としてはショックだった)。そして観光ビザはツアーガイドを付けないと降りないらしくかなり高額になってしまう。僕のトランジットビザは5日のみの滞在(VISAと入国税で69ドルかかる)。それも世界との関わりを遮断し国民に世界の現在を知る手段をなくして現在の体制に疑問を持たせないようにしているのだろうか。


にしてもこの異様さは来てみて改めて興奮する。これは会社のオフィスが並ぶらしいところで同じような白いビルにちょこんと社名が載っている。

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オリンピックスタジアム。なんと!2017年にオリンピックがここアシュガバードで開催されるらしい!!電光掲示板の数字は恐らくカウントダウン。でも聞いたこと無いぞ。調べてみると開催されるのはアジア・インドアマーシャルアーツゲームズ。聞いたことないけど確かに五輪のオリンピックらしい!

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これは5つ星ホテルだって。

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しばらくしてお願いしていた宿Syyathat Hotelに到着。金を払って彼らとお別れ。なんだかんだ走りながら町の紹介をしてくれたりしていい奴らだった。良い顔してるでしょ!ジュースとかもくれたし笑

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自分の足で探したわけではないので受け売りだがこの町ではここが最安の宿と言われている。もちろん白いお。早速ロビーに入ると思っていたよりも大分綺麗で感じの良いスタッフ。

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スタッフは英語を喋ったので1番安い部屋!というと25ドルのシングルだという。30ドルとの情報だったのでまぁいいか、と20ドル札を2枚だすとお釣りが無いパターン発生。こっちも無いからじゃあお釣り準備してきてよ体制に入ると裏メニュー出現!「ダブルの部屋の1ベッドだけ使うということで15ドルでどう?」。来たー\(^o^)/訳わかんないけどもちろんいいよ!ということで20ドル札が一枚返されさらに5ドルのお釣りが返ってきた。


今にも壊れそうなエレベーターで5階に向かい518と手書きされた部屋の前に到着。
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この部屋の鍵を持っているのだが中から水が流れる音がしている。もしかしたら相部屋って意味かな?とノックしてからドアを開けるとそこには誰もいない。

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水の音の原因はトイレだった。タンクの中の構造がぶっ壊れて、溜まるはずの水が常に便器に流れ落ちている状態。シャワーは見ただけで使う気も起きない。水を出してみるとホースの途中から漏れまくる。まぁ文句も言うまい。自分で細工して水は止めようかとも思ったがトイレのドアを閉めればなんとか音が遮れるので触らないことにした。

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実はこの宿それなりに値段するくせにネズミゴキブリ南京が出るとネット上では囁かれている。もちろんWifi等無い。確かに出てもおかしくない雰囲気だが僕はそのどれも見ずにチェックアウトできた。最初のハードルが低くなり過ぎていたせいでそんなに不快に感じずに泊まれたと思う笑

さて、少し休憩したら町に出る。部屋のベランダから見た町は普通に見えた。人々が住むところは屋根に色が付いていたりして比較的普通だ。
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まずは駅に向かうべく宿のスタッフに行き方を教えてもらい出発。ひたすらに人が少ない笑DSC04691
かるーく雨。晴れとは言わないけど踏ん張ってほしかったなー。屋根付きのバス停でバスを待つ。イランよりは自分に似た顔の人たちに囲まれているが見られるレベルはイランと変わらない気がした。まぁこれだけシャットアウトしてたらそりゃあ外国人に興味あるわな。


30分待っても教えてもらった29番来ず。すると適当に聞いてみたバスの運転手が乗れ、という事で駅行きのバスが来るバス停まで連れてってくれた!あざっす!検討した結果宿から近いバス停はここ。28か29で東に向かうバスに乗りましょう。ってか数字が同じだからイランと比べて色々楽だ!オレンジがホテル。緑がバス乗ったところ。
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なかなかな満員具合になり駅の近くで降りる。運賃0.3マナト。1ドル=4マナトで計算すると0.075ドルで約8.6円。やっすすすすすすす!!!実はトルクメニスタンは天然ガス、石油が出る。この町もその金で今の姿になったんだね。町を走るバスは何故か全てHYUNDAIだった。乗用車はTOYOTAがかなり多い。しかも綺麗で高級車も見かけた。
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少し歩いて駅に向かう。しろしろしろしろしろ。
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駅も勿論白。真っ白も悪くないけどこんな感じで刺し色が入ってる方が好きだな。
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イランとはまた違った好奇の目に晒されつつチケット売り場を探す。待合室は超満員。掃除のおばちゃんが声をかけてくれ、あっちだ、と教えてくれた。チケットでは通じずビレットで通じた。

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チケットオフィスには電光掲示板がありわかりやすい。早速並んで自分の番になったが隣のカウンターの人が英語喋るから、と案内してくれた。助かります。そして無事(一度日付が間違っていたので気づいてよかった)にあさっての18:20発のチケット購入。12時間くらい乗っているらしいのだがなんと13.5マナト、約3.4ドル。くっそ安い!衝撃的な安さ!しかも寝台だかんね。僕は6ベッドにしたけど4ベッドでも25くらいだったと思う。ウクライナより安い!願いが届いたのか雨は止み青空が見えた。
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無事に本日のミッションを終えて町をぶらぶら。ひたすら白いだけなんだけどね。
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そして公共交通機関は混んでるけど街全体を見渡すと人口密度低い

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写真を撮っていると焦って近づいてくる兵士。あ、撮っちゃダメなやつ?ごめんごめんと彼が見ている前でデリート。ってか気づくと町の中に監視カメラの数半端ねー。

また、歩いていて気になるのはやはり女性の服装。
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こんな感じで結構鮮やかな赤とかピンクとか多かった。一方で普通の欧米系のファッションの人もいる。
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町中で見かける掃除や水やりの女性の服も綺麗。後ろ姿ばかり盗撮ですいません。
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公園で何かの催し。回り込んで覗くと5,6人の演奏の前で民族衣装を着て踊る女性。写真を撮っていると周りの市民と思われるおっちゃんからノー!のお叱り。こえー。こんななんでもない景色でも許されないのか?
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劇場の前では何かイベント。

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女性は三つ編みを両肩の前に垂らすのが伝統的なのかもしれない。男性は帽子被ってる。ユダヤ教のキッパみたいだね。町の中でこんだけ民族衣装が見れるってなんかいい。もしかしたら情報が遮断されているからこそこれが保たれてるのかな。

よく見るとビルの上には国旗がひらひら
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 そしてよく見るこの5つのマーク。

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これら主要5部族の伝統的な絨毯模様らしい!RPGで育った僕たち世代にはそういうのグッとくるよね。ってか今まで見てきた中で1番複雑な国旗。絨毯模様の下のオリーブの葉は永世中立国を、月と星はイスラムを、背景の緑は草原とイスラムを象徴しているらしい。かっこよすぎる。どっかでお土産売ってないかな?売ってないよね笑

とるくめ

町を歩いていると至る所で見かける馬。

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これはトルクメニスタン産の名馬アハルテケ。スピードと持久力に優れ、また自然な金属光沢を持ち「黄金の馬」と呼ばれるらしい。ひとりの人間にだけ懐くと言われ、また十分な食物や水なしで生活しなければいけないトルクメニスタン地方の気候にも適応し、現存する最古の馬主の1つだって。なんか、トルクメニスタン色々面白いじゃねーか!


市場発見。テケバザール。外から見ると閉鎖的だが中に入ると開放的な広い市場。明日の備えで水やバナナを購入。

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腹減ったので昼+夜飯。隣にいた謎の青いおっちゃんがノリノリで写真撮れと言うので一枚。親切にお茶をおごってくれた。

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やぱり住宅地は比較的普通かも。
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これはショッピングモール。もうちょっと派手にしても。。。笑。外見からはわかりにくい。そして中にも人は多くない。

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その前にあるのがロシアンバザール。外観地味すぎる。

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この高いところで写真撮ってたら下からおじさんに怒鳴られる。す、すいません。なんでダメなんだろう。写真に写るのが嫌だから?何か決まりがあるから?
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街灯のバリエーションが面白い。凄いお洒落じゃない?
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信号機にもバリエーションあり。面白くてどうでもいいもん沢山写真に撮ってしまう。監視カメラで目付けられてないことを願う。 

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なんの標識だ。
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あれ?何か見慣れたような花が。
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ぶらぶらしてたどり着いたのは大統領の宮殿周辺だったらしい。カメラ持ってるとまた兵隊に呼ばれ目の前で写真の精査。これは生き残った写真。なんか金色のドームだけどもしかしたらこれが宮殿なのか。前の広場は別に線があったりするわけでもないが写真撮らないから!と言っても立ち入りは許されず。あんまりやりすぎて逮捕されたり出国できなくなったりしたら恐ろしいので早々に引き下がる。精査の結果生き残った写真。

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仕事してんのか?と思ってしまうくらい広場でおじさんがたむろしていたイランが懐かしい。

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刺激的なアシュガバードの町歩き。個人的には楽しくて仕方なかった!あと丸2日くらい歩ける!けど時間が無いので諦める。5日で出国しないと罰金らしいですからね!!(でもそこまで重くないっぽい→旅が仕事 世界一周ブログ

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宿に戻り顔だけ洗って歯を磨き寝る準備。夜の町の景色。まだどんどん建築が進んでいるんだなー。数年後にこの町、いやこの国はどうなりたいのだろうか、そして実際にどうなっているのだろうか。
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一応南京虫を気にして久々にシュラフに入り電気を点けたまま寝ることにする。
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あー、本当に楽しい街歩きだったな。。。長かったけど見てくれてありがとー\(^o^)/明日は早速トルクメニスタンのハイライトに向かいます!

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