朝飯を食ってから宿を早々に出発する。例の10回券を使い切ってしまったので通常通りチケットを買う。2ユーロ以上かかり、カタルーニャ広場で乗り換え。僕の宿の沿線はS1,S2とメトロとは別の線のようで乗り換えの時にまた2ユーロ少々かかる。30分くらいで着くのに高いなー。10回券だと乗り換えも効くので今回は1ユーロ未満で済んだことになる。もう少し計画的に使えばよかった。
今日使うバスターミナルはArc de Triomf駅のすぐ前にあるBarcelona Nord。ここからサラゴサという町で一度乗り換えてサンセバスチャンの町に向かう。
順調にサラゴサで乗り換えて一眠りするともうバスは停車。みんな降りていたので僕も従って降りた。イメージしていたよりも大きめのターミナルだと思った。なんかみんの白いシャツに赤いハンカチを付けてる。余りの着用率にビビったがグルメの町だけになんか伝統があるのだろう。もしかしたら食べるときの正装なのかもしれない(←すぐにアホな間違いだと気付きます。)
ベンチでふと一息つくとターミナルの窓ガラスには「パンプローナ」の文字。僕はダッシュで降りたバスに向かう。そうです。1つ手前のパンプローナに降りてしまったのです。ギリギリ出発間際のバスに飛び乗り無事に出発した。危うく無駄な出費を出すところだった。ふー(ーー;)(ーー;)
バスの中で調べるとなんと、今日はまさにパンプローナ名物の牛追い祭り、の真っ只中!!!あ、だからなんかあーいう服装だったのね。さっきの正装うんぬんの考えが恥ずかしくなってきた。折角だし見たい気もしたがもうバス乗ったし今後の予定もあるので辞めました。また一眠りzZ。
18:30過ぎに本当にサンセバスチャンの町に到着。すぐにバックパックから必要な物だけをリュックに移してバックパックはターミナルのロッカーに預ける。
朝から少量のパンと果物しか食ってないので腹ペコで足が早まる。行き先は「世界一の美食の町」と呼ばれるサンセバスチャンのバルが集まる一角。町自体も避暑地とあって綺麗だが今は全く目に入らない。
なんかイベントっぽいのもやってた気がする。
cooking school。San sebastianと付くだけでレベルが高く聞こえる。どんどん勉強してください!
そして19:20頃に目をつけていた店の前に到着した。開店は19:30だが既に10人くらい待っていた!ということでここからは飲み食いした店とものを紹介!※事前にある程度美味そうなものを調べて行きました。あと、全体的に写真がまずそうですいませんm(_ _)m
①La Cuchara de San Teimo。開店前から人が並ぶ人気店。オープンする時は北側の扉でなくて西側の扉なので要注意。他の店の様に現物が出ておらず注文形式なので少し難易度高かった。フォアグラ→フォアグラ、牛頬→カリジュラス、で通じた。モタモタしてると注文できない混み具合。
躊躇すること無く頼んだのは久々サングリアとカリジュラスという牛頬の煮込みと
フォアグラ\(^o^)/。人生で友人の結婚式でしか食ったことない気がする。相場知らないけどとりあえず日本で食ったら高いのだろう。これ結構でかいいからね!
どっちもうんめー( ゚д゚)。1店舗目から思った以上に腹が膨らみ少し焦る。サングリアも合わせて計11ユーロくらい。安くね?
②Gambara。こういう風にピンチョスとかが並んでて自分で取るのが一般的っぽい。
カニタルトとバカラオ(タラ)のピンチョス。2つで5ユーロくらい。カニの方は旨さが凝縮されていたが少し味が濃すぎたかも。バカラオは相変わらず美味。
この一角には多くのBarが並んでおりそれぞれが気に入った、気になった店で好きなもの飲み、好きなものを食い、して楽しんでいる。
こんなでかいとこもあるんだね。
ストリートでパフォーマンスしてるおっちゃんたちもキレッキレの動きでレベル高かった。
③Munto。今日の中で僕の一押し!腹も膨らみかけていた時にこう感じたのだから間違いないと思う。他の食うために明日も来たい。
マッシュルームそしてボリューム満点のバカラオ(多分)。2つで5ユーロくらい。
皿に乗っけて出すと温め直してくれるのだがどっちも本当に美味。マッシュルームは噛みしめるとそれ自体の旨味と絶妙な味付けが絡み合い痺れる旨さ。バカラオは見てわかる様にボリューム満点な上に新鮮さを感じる歯ごたえがたまらない。両方ともバゲットに乗りきっていない気もするがそんなの関係ねー。
④Izar。優しいおばちゃん3人が接客しておりオススメを教えてくれた。
あらかじめ食いたいと思っていたエッグタルト(多分)をお勧めしてくれたし、他のと見比べても一際光っていた!1つ1.9ユーロ。公園のベンチで甘〜いタルト食いながらを小一時間くらい小休止。幸せ過ぎる。やはり美味しいものを食べているせいか皆幸せそうな顔をしている気がする。
日が暮れた後半。町はより盛り上がりを増し皆仲間たちと飲んで食って話して、と当たり前のことをしている。1人で来てるやつなんて本当にレア。なんか楽しそうにやってるのを見て無性に寂しくなりました。日本にいた時は当たり前かのように同僚たちと飲みに行ってた訳だが今はそうもいかない。逆に日本にいたら中々こういう心境も味わえないから旅の醍醐味と言ったらそうなのかもねー。寂しさを感じることはあまりないのだがこの旅でトップクラスに感じた。そして、やはり1人で食うよりみんなで食う方がより美味いだろうなー。
⑤Etxebe。ということで混んでる店に突撃するモチベーションが足りなくなったので閑散としていたバルに入りのんびりとビール、サングリアを楽しんだ。まさにさびれた町の喫茶店、て感じの雰囲気。髭のおじさんがおもてなししてくれる。
ビール、サングリア、卵とかパプリカのピンチョス 計5.5ユーロ。多分いつも空いてるから疲れたら立ち寄ってみてもいいかもよ!笑
⑥La Vina。さてさて!締めだぜー!口コミを見ていてもどうしても寄りたかったこの店。やっぱこれは外せません。みんな中で食べるスペース足りないから皿持って外で食ってる。やはり1人はちょっと寂しい!
じゃーん!!!特性のチーズケーキ!ふた切れ!笑 5ユーロ。
これ期待を裏切らず美味かったー。もちろんチーズの部分はとろけるような柔らかさなのだが周りのさりげないこげの部分が香りといい味といい最高な仕事してた。大満足の中今日は食べ納めです。ふー。幸せ過ぎるー。僕はこれで終わりだがまだ皆自由に楽しんでいる。
現在時刻は23:30ぐらい。幸せ気分で向かったのは宿、では無く公園。バルは基本24時には閉まるらしいがまだ人気は多い。お腹がひと段落したら向かうのは宿、では無くバスターミナル。バスターミナルで荷物を取り出す、わけでも無く人が減り空いてるベンチの手すりをかわして寝転ぶ。ん??
今日は宿ないんです。。2週間前くらいからこの町の宿を調べても今日は軒並み一泊30ユーロを超えてきていた。本当に迷ったが明日は一泊18ユーロの宿があったので一泊目はバスターミナル泊することにしました。という事は割ると一晩10ユーロ以下。その差額で食いたいもんはケチらず食う!そう誓ったのです。メキシコいる時にこの町の 話聞いてからずーーーっと楽しみにしてたからね!でも空港泊はあったけどバスターミナルは初だな。ちなみにターミナルには他にも計10人くらいインターナショナルな同志がいました。
おやすみなさーい!と言ってもよく寝れないんだろうなぁ!でも明日も美味いもん食えると思ったら頑張れるぞー
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