さーてさて、大西洋越えてからの駆け足生活に少し疲れた僕は久々にほんの少しだけ沈没したのでした。僕をよく知るある旅人達は「ひかりーたって沈没ぐせあるよね」とか「ゆっくりペースだよね」とか言ってくるわけですが、自分でも少し感じます('◇')ゞヨーロッパでは安いと言われるスペインでも普通に宿が€15とか越えてくるのでゆっくりはせずに極力目的を果たしたら移動、の毎日だったのでモロッコのように物価が安いところは僕向け旅人には嬉しいところだと思う。
そしてそして僕がプチ沈没した町、シャウエン。
そう青い町。僕が出発前に色々調べものをした時に気になっていた国の1つモロッコ。そのモロッコは調べれば調べるほどに見どころの宝庫。でも、この町の魅力、というか居心地の良さに魅了され少しだけ長居しました。後悔は無し!
ここでの僕たちの生活は
起きたくなったら起きる
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20円しないパンで朝飯を済ませる。
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自由時間(読書、洗濯、シャワー、ルートや宿や飛行機の検討や予約、ネットサーフィン、マクラメ、昼寝等々)
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3人とも腹が減ったらお気に入りのレストランに向かう。
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宿に戻り自由時間
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18時ごろを目安に市場に朝、夜飯の買い物に行く。
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自炊して夜飯
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デザートのフルーツを食いながら定番のトランプゲーム"ヤ二ブ"で白熱。
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眠くなったら寝る。
といった感じ。いいねー久々にこの緩い感じ。宿は一泊65ハム(約690円)、レストランは一食40ハム(約420円)、夜飯代は酒の代わりにコーラとか買って1人当たり10ハム(約105円)いかないくらい。 計1300円くらい。モロッコはもっと安いところがあると聞くがこれで生活できたら十分ではないか。
僕たちが最初に行ってみたレストランはBob Sour。宿の主人からも勧められたし旅人のブログでもちょいちょい登場する。
モロッコと言えばタジン!!!この日はニシンとエビのタジンというある意味邪道とも思える注文笑。ここには日本語がかなりいけるおじさんがいたりいなかったりします。(ちなみにこのレストランのすぐ前にAl Wiamという人気レストランがあったらしいが一年前くらいに閉まったらしい)
しかーーーし!僕たちの本命はここでは無いのです。それはこちら!!!!
"Assaada"後半はもはやここ一択でした。スープorサラダ+メインのタジンorクスクス+デザートのフルーツのコースで40ハム。パンも付くのでタジン、クスクスは少なそうに見えて満腹。そしてなにより美味い!
僕の一押しはレモンチキンタジンとラムタジン。奥のポテト乗ってるのがレモンチキン、右の野菜が乗ってるのがラム、手前のは何とかクスクス。クスクスは超短いパスタらしい。好きでないという意見もよく聞くが僕は好きです。ちなみに上のBob Sourのスペシャルクスクスとか呼ばれてたのが美味そうだったので食べれなかったのは少し心残り。
忘れたころに来る大量のデザート。
名物のアボガドジュースも飲んだ。うん、まぁまぁかな!
参考までに
居心地の良い宿にも巡り合い基本的に引きこもってしまった僕たちですが一歩町に踏み出せば、いやいや、踏み出さなくても宿の中にもそこには青い世界が待っているのです。少し散歩してみましょう!
スパイスと染料が良く売られている。
道細いけどバイクも通ったりして少しだけカオス感があります。
そこら中に色んな色のジェダイがいます。
ジェダイだって人込みは気になるのです。
女性だって!
何かしらの甘いお菓子に凄い数の蜂。
読めないよねー。。。
何故か僕の心をがっちり掴んできたのはこの石鹸屋さん!モロッコ名産、あの有名なアルガンオイルと色々なものを配合した色鮮やかな石鹸が所狭しと並んでいる。
もちろんアルガンオイル自体も売ってるよ。
ということで似合わないんだよ、キモイからやめろ、と言われるのはわかっていますが1個買っちゃったー\(^o^)/使い心地は汚れ落ちるし肌すべすべになる(気がする)けど泡立ちが悪いので買い足しはしませんでした笑
この町は猫がとても多い。
はいはい仕事してくださーい!
そっちのおじいさんも!しかしスペインのようにシエスタとか日曜休みを恐れていたがそこはあまり感じずに普通にずっと店はやってたな。
どこを見ても目を奪われる。5日もいると顔なじみになってくる奴も出てくるし少しだけご近所の人間関係も垣間見えたりする。毎日欠かさずに大麻を売りつけようとしてくる奴とも顔なじみになり"I don't smoke!"というのがオチみたいになってお互い笑いあってバイバイする。
この町を歩いていて特に感じたのはかなりの割合で「コンニチハ」「二ホン」「タイマ」「トウキョウオオサカ」「ヤスイ」「オナカスイタデショ?」と絡まれる。モロッコに来るアジア人観光客は日本人が多いようだ。港町のタンジェに着いたときは夜だったし警戒度マックスだったので嫌な感じしかしなかったが慣れてきたのか、それともシャウエンの人たちの人柄なのか、何故かそんなに嫌な気がしなかった。むしろ無邪気な笑顔が素敵にすら思えた。ちなみにレストランでも店でも片言の英語、スペイン語を使う人が多かったのでそこまで困ることは今のところない。これから南に下ったらやはりアラビア語、フランス語が強いんだろうな。
町のあちらこちらで子供たちがボール遊びしていたり走り回ったりしているのだが違和感を感じたのは綺麗な白い肌で金髪の子供が目立ったからだろう。アラブ人だらけかと思っていたから。
この町を出発すると決めた前日に急いで写真撮影を始める三人組。丸三日観光らしいことはしていなかったので。。。
ゆかちゃんのドレス姿を見ると現地の人たちは老若男女笑顔で話しかけてくれた。「綺麗だね」「結婚おめでとう」(まだ結婚はしてないけど)と言ってくれていたのは言葉がわからなくてもわかった。特におばちゃん世代がとても食いつきが良くこれも素敵なコミュニケーションの形だなーと感じた。
夕方のお買い物。宿はメディナ内にあるので迷路を抜けて壁を越えて市場に向かう。かなり活気があり基本普通の食材は手に入る。
どこもこんな感じで重りを使って量り値段を決める。肉屋では生きた鳥が量りに載せられていた。
パスタ500gが8ハムとかは高かったがコーラ1.5が10ハム、トマト4つで2ハム、ブドウ500g10ハム、フランスパンみたいなの1.5ハムとか物によるがちゃんとやれば安く済ませる。特にフルーツが安いのでこんな感じで貴族の遊びができます。これで130円くらいなのです!!
コーラはもちろんアラビア語も。
僕たちが宿泊した宿はPension SOUIKA、の新館。この宿結構多くの人の口コミがありますが僕たちが宿探しをした時には新しくできた新館も案内してくれました。初日は宿探しで苦労していた。SOUIKAはキッチンがイマイチとかダニが出たとかいう話があったのだが通りかかったときに見るだけ見てみようと入ってみたら大正解。新館なのでそれなりに綺麗で交渉してトリプル1人65ハム。ちなみに三階まであり各階一部屋のみ。僕たちは一階だったのだがこのような共有スペースもあるしシャワートイレも一階と三階に有るので一階は実質僕たちの独占な訳です。
キッチンが三階で設備も良いとは言えないが使えなくはない。僕たちが居た時は三階に中国人のカップルが居ただけだったので本当に快適に生活できた。ちなみに旧館は欧米人に人気があるようで安く泊まれる屋上にマットレスを敷いて泊まったりしていてうるさそうだったのであまりよくないかも。新館は屋上も三組だけの場所なのです。
五泊したけど僕たちがいる間に結局出入りは無し。旧館は屋上にも客を入れてたこととかを考えるともしかしたらオーナーはこっちの新館を静かめでまぁマナーが良いアジア人ようにしたのかも、とか勝手に推測したりして。とりあえずお陰様で居心地抜群!一見の価値ありです!
そしてそしてえいすけ師匠から貰った僕が一番大切にしているラブラドライトを衣替えしましたー\(^o^)/エンドはオリジナルの形でしてみた。まだまだであるのは間違いないが並べてみると編み目とかも進歩を感じるなーと1人さり気に喜んでいたのでした。
モロッコは革製品でも有名。超ゆっくりとくつろいで動きたい欲が出てきたので明日からは革製品の中心地のフェズに乗り込みます!ちなみに世界三大うざい国と言われるモロッコ、フェズはその中でも観光客に慣れていて特にうざいと聞いています。。。