3泊4日のパイネトレッキングへの出発日。朝早めに起きて宿の朝飯を食う。この食いだめは大切な気がしたのでみんなでマジで食い、ヨーグルトなどは持っていく用にキープした。
バスターミナルに歩き始める。荷物の重さに焦るけいきさんと僕。下手したらいつも持ってる17kgとほぼ変わらなかった気がする。
もちろん3泊4日のツアーを無事(天気含めて)に完了できるか、という不安はあったが実は僕はトレッキング自体の他にも楽しみがあった。それは我が相方のDeuter(バックパック)が真価を発揮してくれる場所だからだ。言ってみればいつもは移動のために荷物を詰めて持ち運ぶだけだが今回はトレッキングという本来の彼のフィールドでの働き。どんな力を発揮してくれるのか楽しみだったし本人も喜んでいるように本当に感じたからだ。
バスは7:30発。他の会社のも同じような時間に出発していたようだ。そこから約2:30の道のり。休憩場所の風景。期待感を増してくれるじゃねーか!
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実は天気についてはこの後5日晴れだ、とか一週間雨だ、とか色々な話があり、不安だったが神頼みしか無い。ウシュアイアで天気に嫌われたから今回は頼むぞ!
アマルガ湖の少し西側で入場チケットを買い、地図を貰って注意事項のビデオを見せられる。18000ペソ。無料キャンプサイトのトーレスとイタリアーノはここで予約できるという事だったが行ってみると既に予約一杯だった。それでも泊まれたって話も聞いていたので行ってみるしかない。もっと先から始める人は再び同じバスに乗り込むのだが僕たちはここで荷物を回収してLas Torres行きのミニバスに乗り込む。2800ペソ。そこまでもちろん歩いてもいいのだが日程や予想以上に重かった荷物を考慮してこの選択した。
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バックパックがフル活用されて喜んでる気がしてしょうがない。このあとテントも装備。なんか僕も嬉しい。
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僕たちはWコースの東側から始める事にした。大まかな日程は
1日目:ラストーレス→トーレス(無料) テントを張って荷物を置きトーレスデパイネに行く
2日目:1番の移動日 トーレスからイタリアーノ(無料)まで移動
3日目:イタリアーノに荷物を置いたまま北のフランセスとブリタ二コのミラドールまで往復。荷物を持ってパイネグランデ(有料)に移動しテントを張る。あわよくばグレイ氷河の往復。
4日目:3日目に行けてなかったらグレイ氷河の往復。その後12:30のフェリーに乗ってその後バスに乗り継ぎプエルトナタレスに帰還。
トレッキング開始!!多少雲はあるがいい天気だー!ありがとう!
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しかし荷物重すぎる(笑)結果から言って荷物が1番重い上に登りが多かった初日が1番きつかった。歩き始めて5分で僕は半袖になった。
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登るぞ登るぞ!
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荷物の重さと登りのきつさで頻繁に休みながら登っていく。
湖がミルキーだ!!
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にしても景色は素晴らしい。特に谷のあたりは風が強くパタゴニアをモロに感じてる気がした。
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荷物重すぎるし翌日の移動の楽さも考えてトーレスよりも一つ手前の有料サイト、チレーノに泊まる事にした。。がwith テントの場所が1つとwithout テントのサイトが1つしか空いていなかった。2人用のテントを2つ持っていたのでwithout テント×2が良かったのだが背に腹は代えられず少し高い金を払ってその2つを借りた。withoutテントが2人で14000ペソ。withテントが2人で24500ペソ。すぐ後ろの人たちも泊まりたかったらしくギリギリの戦いだった。
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すぐ隣の川の色もミルキー
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簡単に食事を済ませて歩き始める。時期に寄るが今は日の入りが8時過ぎだったので少し遅くても安心だ。今から奥に見えている岩のあたりを目指す。
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風のせいか靡いた形になってしまっている木たち。
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僕の好きな緑の絨毯はカナディアンロッキーの方が雄大だったかも
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見えてきたぞー!!!
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きついわけだが景色を楽しむのを忘れないように努力した(笑)
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しかし最後の方が急だし風が強い。
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そして遂に来ました。やばっ!!綺麗すぎる!僕が見た景色の中でトップかも!!そびえたつ岩に囲まれたミルキーな湖まさに絶景、というやつ。
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息を飲むほど美しい、というのを感じた。いやー本当に綺麗だー。プロフ画像にしたいレベル。
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後ろを振り返ってみるといい感じの雲。
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パイネのシンボルともいえるトーレス・デ・パイネに大興奮➕大満足してキャンプチレーノに戻った。
夜はもちろん自炊だ。隣のロッジではツアーの欧米人達がコースの様な料理を食べていたが全く羨ましくはなく、むしろ自分達で食材を選んでここまで持ち運んで来た、かつ自分達で作った飯の方が数倍贅沢に思えた。
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しかも最初の手続きの時に若干面倒くさいことになったので申し訳ない、と素敵な対応でアルコール✖️4をサービスしてくれたのだ。これ、買ったら絶対高いのでラッキー過ぎる。
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暖かい飯を食って幸せを噛み締めながら寝袋に入るのでした。
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そしてグアテマラのアカテナンゴのように夜は謎の下痢で目覚めるのでした。他の3人は僕よりも旅が1年くらい長く、お腹はなんともなかったようなので自分はまだ弱いなーと実感した(笑)
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