朝からとても残念なことがありました。洗濯物が乾いていない。昨日せっかく苦労して洗ったのに乾いていないということは生乾きのまま次の移動場所まで持っていかないといけないということになる。もちろん臭くなるリスクを踏まえて。こういう時はとりあえず隔離するためにビニール袋に濡れてるものを綺麗にたたんで持っていくことにしている。今日は他の人のブログを見ていたら気になる方法があったので移動の最中で試して見ちゃいます!
ということで昨日準備したtranscopa社のバスターミナルまで歩く。ここはチェックインとかなく直接荷物を預けてチケットを見せて乗り込むようだ。残ったコロンを使い切る意味もありこの二点の値段を聞いたら二つで約500円。バスターミナルだから足元見てボッてるのもあると思うけどコスタリカの物価恐るべし。高かったが換金できないコインまで使い切れる感じだったので腹ごしらえをした。節約するためには道の途中でも売っているローカルな食べものを買いましょう。
バスは残念ながら窓際が空いていなかったということで通路側になった。そして洗濯物の件。僕が気になった方法は「バスの中でさり気なく干す」というもの。そのまま!(笑)これ想像できると思うが通路側だと格段にハードルが上がる。結局、上の荷物だなのところがガラガラだった為、下に袋敷いてその上にパンツ二枚とTシャツ一枚をできるだけ広げて並べその上に手拭をかぶせて少し隠すことにしてみた。車内はエアコンが効いておらず、サンホセから標高を下げてパナマに向かうにしたがって温度が大分上がってきていたのでこの方法で二時間くらい放置したらそれなりに濡れていた洗濯物が十分乾いた。旅人として少し成長した気がする(笑)
しばらく寝てからGPSで現在地見てみた。すると反対方向に行ってるー( ゚Д゚)しかしいや考えてみると乗る前に運転手にも確認したし、バスにも目的地のDAVID
と書かれていることを確認した。もう少し様子を見よう。するとあってました。サンホセから東にいきたかったのに大分西に回ってプンタレナスまで戻ってから海岸沿いを走るらしい。なぜこのルートなのかは謎。緑の方に行くかと思ったら一旦紫の方に行ったのです。
休憩所での景色。コスタリカらしいっちゃコスタリカらしいかも。
そして国境到着!出国の時にパスポートを出すと、税金払ったのか、と聞いてくる。え?チケットに含まれて無いの?チケットかざしてもそれは違うってなったしよく見たらみんななんか紙持ってやがる。くそ、あんなに一杯いて払ってないの俺だけか。みんな乗る前に払って準備していたらしい。ここでもちゃんと確認できなかったという言葉の壁が。。。
ということで奥の機械でできる、ということでatmみたいな機械を見つけていじってみるもどうもうまく行かない。近くにいたおじさんに教えてポルファボールして一緒にやってみたけどお前のパスポートじゃ無理だ、的なことになり別の場所を案内してくれるようになった。この時の不安はただ一つ。バスに置いて行かれるんじゃねーかってこと。他の同乗者はもう出国を済ませてパナマ側に行っており既に自分しかいない。おじさんが案内してくれたのはすぐそばに泊まっていた白いハイエースだった。え?しかし中から女性がこっちこっちって手を振っている。疑いまくりながら行くとパスポートナンバーとか名前とかをパソコンに打ち込んで8ドルを要求してくる。どうやらちゃんとしているらしい。
パナマのイミグレまですぐなのだがサンホセ使用の服装でジーンズとか履いてるから暑くて汗だくだった。そしてパナマ入国。まだ同乗者たちが並んでいたのでホッとした。国境は出店から銀行から賑やか。両国のイミグレの間の土地を歩くって不思議な感じだよね。
並んでいると謎のシールをパスポートに張られ1
ドル、と言われる。入国税か。出国のチケットと500ドルの現金を見せないといけない、と言われているが一切なかった!せっかく準備していたのに若干残念な気持ちを抱えつつ一瞬で終了。僕にとってはパナマ入国よりもコスタリカの出国の方が鬼門だったようだ。
続いて荷物を税関に通す。入国手続きをしたところのすぐ裏側の部屋に入るのだが紙を渡されてあーだこーだ説明してくれたがやはり流暢なスペイン語は聞けない。まぁ返されたたら書き直せばいいかーくらいに思っていると隣のナイスガイが見せてくれたのでそれを写した。彼はイタリア人らしく、少しスペイン語を聞いたり自分で勉強したらこの数か月の旅中でもう喋れるらしい。ユーロ圏の人達にはジェラシーを感じる。やはりどこも同じようなアルファベッドを使っているからどことなく似てるんだろうなーとか負け惜しみの推測をする。
結局紙だけ書いて中身確認されずに完了。再びバスに乗り込み今日の目的地ダビを目指す。
結局税関で時間がかかったのもあるのか朝7:30に出発したバスがダビに着いたのは夕方5時ごろだった。いや時差があったので実際は6
時だった。先ほどのナイスガイ、ダミエルも僕と同じ考えで今日中に夜行でもパナマシティに行けたら乗ってしまいたい、ということで2人でパナマシティ行きのバスを見つけてチケットを買った。15ドル。
時間まで近くで飯を食っていると隣の欧米人に話しかけるダミエル。彼は体がでかく口ひげを伸ばしたデンマーク人のマルコスという21歳の青年だった。偶然にも同じバスのしかも同じ列。3人で食事を済ませてお会計をする。結構食って3
ドル。確実にコスタリカよりも物価が下がっている。
僕は乗ってから気づいたのだが僕たちの席は二階席の一番前のかなり開放的なところで他の席よりも足場が広く、寝るには最適なところだった。
ここからネガティブゾーン。ごめんなさい。やはり2
人のペラペラな会話は聞き取れないのが残念。2人とも英語もスペイン語も母国語ではない。彼らは英語でもスペイン語でも会話できる。3言語+他のも少し喋れるという。日本だと英語1つペラペラなだけで超尊敬されるよ、というとウケる2人(笑)母国語があまりに違い過ぎる、ということはあるにせよ日本はどうなってしまっているのだろうか。旅中に会うヨーロッパ人は大体皆3
つくらい喋れるという。ダミエルに言わせればお前は3か月も中米にいてなんでそれだけしか喋れないんだ、と。学校に行っていたとは到底言えない僕。少し勉強したと思っていたが言葉の壁は大きい。恐らく僕が今まで超えてきたどんな壁よりも大きい。そしてやはり共通語は英語だと心から実感している。特に旅をしている間に会う旅人で英語を上手に喋れないのは日本人しか見ない。むしろ彼らにとって英語を喋れる、ということは特別なことではなく当たり前なことのように感じる。旅中に会ってるわけだから、得意な人が多い、というのはあるかもしれないが。
よく世界一周に英語は必要なのですか?という質問があり無くても何とかなります。という回答を見る。そりゃなんとかはなる。生きて帰ってさえ来ればなんとかなった、ということだろう。特に僕のような一人旅の場合は喋れた方が何倍も旅が充実すると今になって感じている。というのは例えば今みたいなスペイン語圏に居て宿の人が英語を喋れなくても周りの欧米人に助けを求めれば誰かしら助けてくれるのだ。もっといえば外国でなんでもいいがツアーに参加した時、またバックパッカーの宿に泊まるとほぼ100%欧米人と行動を共にする。自己紹介をしてお互いの事をなんとなく話す、という一連の会話は意外とうまく行くのだがやはり日常会話、というのだろうか。これについてどう思う?とか典型的なのは冗談とかを言われたときに本当に理解できないし、一対一ならまだ良いが4人とかで会話をしていると情けないくらいに付いていけない。ツアー中や宿等で国籍に関係なく楽しそうに会話をしている彼らを見ていると本当に羨ましくなる。グループの会話に付いていけない結果、なんとなくにこにこはしているもののもちろん発言はできないし振ってくれた時に何の話?
みたいな情けない事になる。会話に参加したい気持ちはあるのだがみんなの話の腰を折るわけにはいかないので発言できないのだ。そして輪の中にいるのに強い孤立を感じる。これは夫婦など2人旅なら少し和らぐのかもしれない。みんなが自分の事を相手にしてくれていない、というかいるのにいないような気持ち。日本人がシャイだ、と言われる原因を僕も作ってしまっている。恐らくここ最近の僕は日本人の中で英語力の不足、また英語の難しさを強く感じている人ランキング上位に入る自信がある(笑)
逆に、もしも彼らと同等の英語力があれば旅はより素晴らしいものになる。お互いの文化などを余すところなく聞き合えるし、一緒にどこか行っても余すところなく感動を共有できるし、行って良かったところとかどうやって行ったのか、とかも一回で確実に聞き取れるから自信を持って聞ける。要は日本人が日本国内を旅するような感じでする旅、に近くなるのかな、と思う。しかし会話をしていると出身の町の人口は何人くらいなの?とか中国の事はどう思うの?とか聞いてくる。自分の国の事ももっと知らないとね
旅中も努力する。強く誓ったし欧米人と話すのを怖がって逃げない。わからなくても聞き慣れるように流さない。リスニングゲームを楽しんでやろう、くらいに思おう!ここ数日同じようなことが重なって結構沈んだけどせっかく好きなことをしているのだから常にプラスに持って行かんとね。
ということでここで日付が変わって翌日へ。我ながら久々の長時間のバス移動頑張ってると思う。