朝起きて荷物のパッキングを始める。ここで一つやらかした。なんと洗濯の友、折りたたみバケツを入れ忘れてカンクンに置いてきてしまった。
余った食材で料理をして昼前にチェックイン。住み慣れたカンクンを後にするのは少し寂しさを感じた。しかし、考えてみると普通の人がリゾートとして泊まるホテルエリアにも行ってないし言うほど満喫はしていないのかもな(笑)綺麗な海はベリーズのキーカーカーの為に残していたつもりだったのでなかなか残念。しかしやはり僕はリゾートはあまり縁が無いのかもな。次にそういう系に行くとしたらエジプトのダハブだろうか。
ということで何回か活躍してくれたシュノーケルセットともお別れ。スーパーで買った安物だったが必要最低限でかなり良い働きをしてくれた。ありがとう!
宿のみんなにお別れをし、10回くらい来ているセントロのADO(アデオと読むらしい)のバスターミナルに向かう。チケットを購入したが時間が3時間くらいある。荷物を持って歩き回る元気もないのでネットが繋がる快適なバスターミナルで時間を潰した。
さて、次の行き先を正式に発表すると「サンクリストバル・デ・ラス・カサス」という町。標高2000mくらいの涼しい町。もしよかったらググってみてね。
カンクンからバスで19時間。案外遠いいな。しかも6500円くらい。案外高いな。しかし相変わらずバスは快適でそんなに苦でも無い。バス強盗が出ないことだけを祈りながら寝まくった。休憩時間に何か食おうと思ったが魚が入っていないか不安過ぎる。魚って単語知らねー
寝たり覚めたりを繰り返していると遺跡で有名な街パレンケに到着していた。どうやらいったん全員降りているようだ。なんとなく流れに乗って降りるとバックパックを乗せたままのバスはどこかに走り去ってしまった。え?かなり不安なんですけど
再び寝たり覚めたりを繰り返しているとバスは隠れ里のようなところを走っていた。小柄な体格のインディヘナの人達の姿しか見えない。みんな鮮やかな民族衣装を身にまとい何かを背負ったり頭に乗せたり、と田舎町の生活を垣間見れて面白かった。
そして丁度19時間でサンクリに到着!良い天気だがバスから出た瞬間にヒヤっという感覚がして、暑さが嫌いな僕はかなりテンションが上がった。
バスターミナルを出るととてものどかでのんびりとした町の雰囲気をすぐに感じた。すぐに自分の好きな町だと悟った。さらに好印象なことにタクシーの客引きもしつこくなかった。
街並みはこんな感じ!高い建物が少なく、現地のインディヘナの人と観光客が入り混じっている。食材を売っているような小さな商店からレストランや民族衣装的な色鮮やかな土産物を売っているような店までいろいろと並んでいて歩いていて飽きない。
途中ソカロとカテードラルを見つけた。ソカロは相変わらず市民の憩いの場だった。僕も重いバックパックを背負っていたので一休み。
約30分歩いて宿に到着。最初行きすぎたが宿の方が屋上から呼んでくれたのでなんとかたどり着けた。ここでも日本人宿に世話になることにした。屋上からは山の斜面に家が並ぶのがきれいだった。
何人かで食堂に昼飯を食べに行く、とのことだったので便乗させてもらった。タコスからチョコレートを使ったモレ等メキシコ料理がお手軽にしかもかなり美味しくて大満足だった。誰かが幸せ食堂、と呼び出したらしいがその名前にも納得。僕が食べたこれ(名前忘れた)は約250円で満足なボリュームだった。
この町に寄ったメインの目的は療養と次のグアテマラや中米の情報収集。しかし気候から街並みから現地の人の笑顔からとても素敵なこの町に寄れて本当にラッキーだったと思う。これもまさに「縁」だな!
ということで移動疲れもあったし体調が万全で無い僕はメルカド(市場)に行くという一行とは別れて先に宿に戻り翌朝まで爆睡したのでした。