さて、荷物を宿に置き街並み見学に出発。今日は祭りよりも定番スポットを回ろうと思っている。宿の受付で街の地図をもらい行き方を聞いたが、主要なところは簡単に歩いて回れるコンパクトな街だった。そしてお勧めある?って聞いたら特に無い、って言われた(笑)
出て思ったこと、道が狭ぇ(笑) パメラおばちゃんと歩いてるときもそうだったけどでかいバス通る時は歩道歩いてても注意してないと普通に当たるレベル。もともと観光地になってこんなバスというものが通るとか想像もしてなかったんだろうな。
まずは町のシンボル。ここではカテドラルでは無くバジリカ、というようだ。宗教的なところなので詳細は知らないが黄色がとても映えている。中をのぞかせて貰うと外のお祭り騒ぎとは別に少人数だったが祈りを捧げていた。
至る所にオルガンが置いてあってみんなが自由に触れる。それを聞いて歌いだす人も。
色々な銅像も至る所にあり芸術の街感も出ている。
空腹状態で次に探すのは知っている人は知っている日本食屋さんのデリカミツ。口コミを発見してぜひ行きたいと思っていたお店。日本人だけでなく現地の人にも愛されているらしい。なんとなく地図をみて把握したつもりで歩き始めたが近くに来てから30分くらい徘徊した。(笑)正直場所はわかりにくいがサンフェルナンド広場という斜めな場所にある大きめの広場の奥の角にほっそい路地があり、そこを入ってすぐのところ。途中でトンネルに迷い込みかなり時間を消費した。
中に入ると日本人の男性店員さんがこんにちは、といって話しかけてくれた。お勧めを教えてもらいそれを注文し久々にちゃんとした手作りの日本食を頂いた。僕が行ったときは日本人のお客さんは一人もいなかったが繁盛しており噂は本当だったようだ。今日の店員さん、プライベートなことまで突っ込んで話聞かせてもらっちゃってありがとうございました!またグアナファトに来ることがあったら絶対行こう。
そこから歩いてメルカドに向かう。またトンネルに迷い込んだがどうやら最初バスから降りた場所のすぐ近くだった。商品の色がとても鮮やか。やたらカエル型のお土産が多かったので調べてみるとグアナファト、とは先住民族の言葉で「カエルのいる山がちな場所」ということらしい。グアダラハラにも付いてるけどグア、がカエルなのかな。
で欲しくななっちゃったものがあるんだよね。
何を買っているんだ俺は。まさしく「またつまらぬものを買ってしまった。」だね。ということでHUKKYは旅人の笛を装備した。
メルカドを後にし、歩いていると協賛にMAZDAを見掛けた。
実はグアナファトは意外と日本と関わりがある。特に車関係らしいが日本の企業が続々と進出しており、その駐在員の日本人がいるらしい。また、バジリカのすぐ近くにあるグアナファト大学には日本からの留学生もいるしスペイン語の学校もある。MAZDAの名前はトロントでも見たしな。ちょっとイメージが変わったかも。そしてこの町に来てから英語で喋ってくれる人に良く会う。教育もしかり、国際的に開けた町なんだな
先ほどのサンフェルナンド広場の方から歌声が聞こえてきた。イタリアの歌を歌っているようだ。このように無料で見れるものもあるんだね。明日何見ようかなー
バジリカの前では警察の車両に跨れるようになってた。
となんと警察の出し物もやっていてさっきのイタリアの方よりもはるかに人を集めていた。トランペット、ギター、バイオリン、ボーカルなど本格的でゆっくりと楽しませてもらった。
海外からの演者や客も来るので町は超限界体制。どこにでも数人の警官がいた。完璧に有り余ってるレベルの体制だったがお陰で安心できたし、何かのトラブルを見ることも無かった。
雲行きが怪しく雨がぽつぽつしてきた。本当は高いところに登って夕焼けと夜景でも見に行こうと思ったが明日にしようかな。
宿に戻りシャワーを浴びてのんびりとブログを書いていると夜の10時半ごろだが外からはいい感じの音楽が聞こえてくる。しかし疲れているので今日はゆっくりしよう。と思ったがあまりにも行きたくなったのでブログを放置して夜の街に出てきた。そして最初気づいたのは聞こえてきた音楽は隣のクラブかなんかから流れてくる爆音だった(笑)しかし凄い人だ。
この祭り、なんだかんだ言って本番は夜だな。特に女性はお洒落をしているしみんな思い思いに食ったり飲んだりベンチでくつろいだりしている。一際賑わっているところを見ると
これがメキシコのマリアッチってやつか!見ているとこの後のツアーに参加しませんか?と聞かれる。どうやら彼らが演奏して歌いながら町中を歩くのに付いていくツアーらしい(笑)雰囲気を味わえるし楽しそうだ!ということで参加。フランス語全くわからんけどね!移動してたまに止まりみんなで歌う。深夜なので完璧に迷惑だが祭りの期間は目をつぶられるのだろう。みんな全く気にすることなく細い道も進んでいく。
途中には小芝居や語りが入る。僕は一人だったので話しかけてきてくれる人もおり、最初はスペイン語だがわからないことがわかると英語に変えてくれた。英語も使える人の多さに感心した。
そして乾杯の時。アジア人が一人だったから目立ったのか日本語で1、2,3!と叫ばされた(笑)とりあえずみんな祭りを楽しんでいて少し浮いていた僕だったが楽しめたのはやはり彼らラテン系の陽気さのお陰だと思う。本場のスペインに行くのが楽しみになってきた。
最後の乾杯みたいなときに、この大き目の醤油さしみたいなやつで口を付けずに注ぐ感じで飲んでいたが何が正しいのかは不明。
長くなったが本当に充実した一日だったこれは明日ダレるパターン。(笑)少なくとも街の全貌は見渡しに行こう。そして祭りの会場の様子を見にいこう。中に入るかはわからないけど。
ではクラブから聞こえてくるパーリーソングを聞きながら寝よう。おやすみなさい