セネガル来てから一番の早起きをして7:30ごろにみつるさんこのみさんたかひろくん僕と4人集合。ここ最近は朝晩は肌寒く、Tシャツだけではきついくらい。僕が来た頃は一晩中扇風機回してたくらいなのに。
今日は早朝から張り切ってピンク色の湖向かうよー!詳しくは知らないけど午前中の方がピンクに見えると聞いたから!今日もたかひろ先輩が交渉をしてくれ、ワカムからラックローズまで4人で10000(運賃)+1400(ハイウェイ代)=11400(約2100円)ということになった。
アプリでルート検索してみると距離は約50km。乗っている間は空の50%くらいが雲に覆われていたので神頼み。ハイウェイ以外の道は車も人も店も多くて中々進まない気がしたが無事に1時間くらいで到着。すると運転手がシレっと「12000」と言ってきた。最初からそう言われていたらそれで乗っていたのかもしれないが明らかな嘘をついてきたことで完璧に納得いかない。600セフなんて日本円で110円だがその嘘をつくという行為に腹が立つ。 完璧にしらばっくれてる顏しやがって。近寄ってきた男は最初は僕らに味方してくれるのかと思いきや結局あと1000払えと言って来た。全く持って無力なアラサー3人。孤軍奮闘する大学生のたかひろくん。腹がたってしょうがない一方でたかひろくんに申し訳なさも感じる僕たち。後ろから600払うよというのは簡単ではある。しかしここまで交渉してやってきてくれたのはたかひろくんなのでそれは違うと恐らく3人とも思った。もうどう頑張ってくれてもらちが明かないので最後は4人で話してお金を払って出た。クソドライバーが。初日のイベントを思い出した。
気を取り直して湖に歩を進めるがどうも全然ピンクには見えない。実は4人とも大分ハードルを下げてここまで来たので本当に色が付いていたら儲けもんだな!というノリだったので多少気は楽。しかしまぁ、若干陰ってたし、風があるほうが良いとの事だったのでのんびりと待つことにした。
さっきからタクシーで争っていた時に途中寝返ったやつがガイドしてやるよとしつこく付いて来ていた。いらない、と言っても付いてくる。無視しつづけるとやっと諦めた。今んところラックローズの印象最悪だからね笑
湖の西の端当たりにお土産屋さんが並ぶ一角があるのだがその奥に船着き場を発見した。うーん、気持ち赤いかなー。奥の方で風により波立っているところはより赤くは見えた。
船には乗った方が色が付いて見えると聞いていたがまだコンディションが良くなさすぎる気がしたので気持ち時間を潰してから船頭のおじさんに話しかける。おじさんはここはまだ赤くないけど真ん中に向かえば赤く見えると言っていた。そして言い値はそこから右手に見える岸(多分塩を集めている場所)まで行くのに20000セフ(3700円)だった。そもそもそこまで行かなくていいし、湖の中央方向に進んで同じところに戻ってくるなら5000くらいでいけると聞いていた。相変わらずたかひろ先輩の粘り勝ちで1人1000セフで約30分乗せてくれることになった。たかひろ先輩も船頭のおっちゃんもありがとうm(_ _)m
船に乗ってすぐに異変に気付いた。
赤いじゃん!!!さっきまで気持ちしか赤くなかったのに濁ってるくらい赤いじゃん!!更に真ん中に向かって進む。表現が難しいんだけど恐らくデフォルトで赤くはあるんだけどそこからさらに、晴れていて風があり波立っているとき光の反射なのか少し薄く見えてピンクっぽく見える、といった感じだった。だから風の有無、日光の方向、自分の視線の高さなどによって見える色が違う。
↓風有り
↓風無し
船頭はオールではなく長い棒を地面に突き立てて船を前方に押し出して進んでいく。このときよそ見してるのは奥に見える船に乗っている人が立ちションしている瞬間だったから笑
実はこの湖、死海よりも塩分濃度が濃い。死海の1.5倍で海水の10倍らしいよ。湖のそこには塩が敷き詰められているらしい。溶けきれないってこと??塩集めをしている人のところまで連れて行ってくれた。これは重労働だろうな。
彼は塩水の付いたまま上がるので船はそこら中に塩の結晶ができていた。
真ん中の方も赤いのだが意外と岸から少し離れたあたりがいい感じだった。いろんな角度からよりピンクに見える写真を狙う( `ー´)ノ
む、むずい。でも、皆さんがどう思うかわからないが実際に見た4人は揃って「ピンクって言える」という結論に至った笑。
30分くらいたって帰還。
テンションも上がり楽しんだがこの湖でやるべきことはもう一つある。塩分濃度濃いって言われてるんだもんなそりゃあもちろん、、、
あれ?このみさんは入んないの笑?でもお陰で水遊びする男達の写真を撮ってもらえました\(^o^)/なんかかすかにアルマゲドンぽくない?他に入ってる観光客は誰もいなかったしね。
水結構冷たいんだけどそれは表面の数cmくらいだけどそれより深いところは温かい。
おー!浮く浮く!いやー楽しいですね笑。楽しいことに年齢は関係ないです本当に!
我がGoproも出動。こんなんやっても顔に水が付く心配は無い!ってか目にここの水が入ったら死ぬ!笑
たかひろくんは大学で勉強しているファイナンスの本を読んでいるようです。
グルん!!!!惜しい危ねー!!危機一髪!!
頭になんか乗っけてる変なおじさんもいました。岸からの写真がシュールすぎる。岸の方からは欧米人女性からの黄色い声援(?)が聞こえる。
出た後は真水ですすがないとべとべとがやばい。ちなみに若干一名はち〇こがひりひりすると言っていた。海水の10倍と言われればそれも納得だ。幸いにも僕は開いてる傷口も無かったしち〇こも無事だった。ビーチには真水が沸いているゾーンがあり、すぐ隣で店をやっている人がお手製の桶で流してくれる笑。かけられていじめられっ子みたいになってるたかひろくん笑
すると横から「寒そうですね」と女性の声が聞こえた。見ると先ほど黄色い声援(?)を送ってくれていた欧米人女性だった。一瞬聞き違いかと思ったがそうではなく、彼女はアメリカ人だが日本で四年くらい英語の先生をしているという。大阪だから若干関西弁が混ざっているという。「こんなところに日本人いるってびっくりしたよー!」と言っていた笑。出会いというのは面白いものだ。
着替えも済み、帰るかーーとか言ってると急に風が強くなった。これはまさか。。。。
おっ!
おおっっ!!いや、ピント合わなくなっちゃうから今は辞めて。
おおおっっっ!!!
おおおおっっっっ!!!!最初は奥の方の一部だけがより赤くなっていたのだが猛烈に吹き始めた風により立つ波。それは瞬く間に広がり僕たちの目の前まで赤、いや、ピンクに染めていったのでした。
みつるさんから貰った写真が一番綺麗に撮れていたので拝借!正直こっちの方が僕たちがじかに見た色に似ている。ってか波強すぎて最早海!笑。でも最後の最後で最高の景色を見せてくれたラックローズに感謝。
そんな波が強い中欧米人グループがここぞとばかりに出発していったのだが棒で押す方式の船では奥に進むのは明らかに困難で先頭の人は水しぶきを食らいまくり今にも転覆するんではないかというところだった。岸側で見ていた船頭仲間も興味本位で集まってくる笑
あーーはしゃいだぜーー
ということでラックローズを楽しむ最大のコツは「ハードルを下げていく!」これに限ります。でもまだシーズンが始まったところということでもう少し遅い季節になったらもっとピンクになるのかも。でも、よく「ラックローズ」で検索して出てくるようにイチゴミルク色というのはどうも信じがたい。最後にセネガル出国の飛行機から見てあの色だったらマジで興奮するなー。
帰りは73番(400セフ)→61番(400セフ)と乗り継いでマメル(おっぱい)地区まで戻ってきた。ハイウェイに乗らなかったというのもあるが、帰りは2:30くらいかかった。値段と時間と手間を考えて選びましょう。昼飯は4人でいつものレストランに寄り帰宅。いやー、体調崩した時3人で行ってきていいよーって言わなくてよかったーというくらい楽しい1日でしたー\(^o^)/