今日の夜にはメデジンを出発。一日楽しまなければ。
当初の予定では大学に行って日本語の授業の見学をする、というものだった。メデジンに住んでいる日本人女性がある大学で熱心な学生に日本語を教えているらしい。しかし残念ながら今日の授業は夜だったためバスの時間に間に合わないので断念。一応言っておくとメデジンの綺麗な女子大生をたくさん見たいから、とかいう邪な理由は一切ないよ。ホントだよ!
しかし今お世話になっている日本人宿シュハリ、でも日本語を勉強したいコロンビア人を募って勉強会を開いているらしい。今日、土曜日は午後から開催されるらしくそこにゆうじさん、なおさん、まさとさんと共に参加させていただくことにした。実はこの宿には以前から日本語を勉強している、という大学生などがちょくちょく顔を出してくれており彼らとのコミュニケーションはとても楽しかった。
講師は近所にお住まいの日本人男性。授業の中では日本の文化的なことも学べるように工夫されているようで、とても彼らの興味を引くような内容で見ている僕らも楽しかった。例えば、ここメデジンにも電車は通っているわけですが日本の電車には急行や特急があります、そして遠さに寄って値段が変わります、そして東京だけで何百個という駅があります、という話。最初は訳が分からなかったりもするのだが先生がホワイトボードに絵を描いて説明すると納得する。他にも成人式とは何をする祝日なのか、とか日本人はなぜあまり「どういたしまして」という言葉を使わないのか、などなど。その都度すぐに先生にも質問するし、そこかしこで、いや、あれはこうだろ、と生徒同士で相談を始めたり、と終始賑やかに楽しそうに授業が行われていた。
結局少しお邪魔するはずが二時間くらい見学させてもらい観光に出発。出発はとても遅くなってしまったがとても良い経験をさせていただいた。今日最初に向かうのは僕にとっては久々の美術館。電車に乗ってパルケベリオ駅に向かう。チケットの値段は一律で一回で乗り換え含めてどこでも行ける。いつも夕方には発券所が混んでいるので出発するときに二枚買うようにしていた。
駅を降りて向かう。ここらはセントロなのだろうか、出店も一杯出ている。
興味があったフルーツポンチみたいなのを買う。これ、くそまずかった。多分パパイヤベースで少し別の果物も入っていたりしたようだが僕には粉薬の味にしか感じなかった。他の人に飲んでもらうとそこまででは無いと言っていたので好みがあるのだろう。
この広場にはこういう作品を多く作ったボテロさんの銅像が沢山並んでいる。お腹いっぱいになるまで存分に楽しんでください。
元々このすぐ前の美術館に入る予定だったが全員広場でお腹いっぱいになったので入らずに遊歩道を歩く。僕が旅してきた中では一番チーノー!とか好奇の目で見られた気がする。僕は慣れる、というのとは逆に最初はそんな気にしなかったりたまにはハポネスだ、と言い返していたが最近わざわざ指をさしながらチーノと口に出してにやにやしてるのがやたら腹が立ってきた。ポジティブに彼らのコミュニケーションの方法なのかな、とか考えられればいいのだが。特に数人で調子に乗って言ってくる奴らが腹立つよね。
何故か今日はさっきのゲロまずジュースから始まり4人でノリノリで路上の食い物に挑戦しまくる。バカでかいエンドウ豆みたいなの。なんか実には蚕の様な綿毛が生えておりほんのり甘い。おじちゃんが試させてくれたが誰も買わず(笑)
ワッフル的な?間にはキャラメルみたいなのやベリー系のペーストやチーズがごちゃまぜ。かんなりしつこいが味はそこそこ。ただ1人一枚は多いです。
イチゴに生クリームみたいなのが付いたやつ。クリームがあまり甘くない上に変にぬるかったので☆1つ。あ、写真撮ってない。
ココナッツの大学芋風味みたいなやつ。これは上手かった。
硬貨を親指ではじくゲーム。理解できなかった。
ここらでも他と変わらずやたら近くで同じ物ばかりを売っている。よく見たのはサトウキビジュースと靴屋さん。
ぶらぶらと食べ歩きをしているとあっという間に一駅分歩いてしまった。再び電車に乗り込みアセベド駅に向かう。メデジンにはケーブルカーを作っている。既に運行しているところもあるが建設中のところもあるらしい。メデジンの町では治安が悪いところを中心に安い移動手段を提供したりだとか、図書館や自然などの施設を作ることによって治安の改善を図る、というような試みをしているらしい。これは確かに革新的、と言われるのも納得できる。そしてそれを実行している町、担当者を尊敬する。
駅からは追加料金なしでケーブルカーに乗り継げる。スペイン語だとCABLE→カブレ、と呼ぶらしい。結構人が並んでいるがテンポよく乗り込んでいく。
新しいだけありとても綺麗だった。そして電車などでは無く、このケーブルカーを交通公共機関に選んだ理由はすぐに理解できた。家が隙間無しに建っているし、結構急だ。ケーブルカーなら支柱と駅を建てるだけだし、また騒音もかなり抑えられる気がした。実は最初この話を聞いた時にはただ新しいしかっこいい感じだからケーブルカーにしたのかなーとか低レベルなことを考えており恥ずかしかった。これで上の人達は少し気軽に仕事しに降りて来やすくなるし、観光客も含めて下の人達は上に行ってと図書館行ったりなんか食ったりしてお金落として行ったりするんだろうな。
斜面に建つ図書館が見たかったのでサントドミンゴ駅から歩いて向かう。やはり下と比べると服装や雰囲気が少し変わったような気がした。先入観もあるのだろうか。昼間だったが飲んでいる人多数。
10分くらい歩いて到着したが工事中だった(笑)近くで写真を撮っても全然何かわからないが、ケーブルカーから撮った写真はこれ。左の黒いやつ。遠くから見ると赤い家の中にポツンと黒い何かが佇んでいる感じ。
近くで見てもそんな感動は無いし閉まっていて中にも入れない。僕が行こうと言い出しただけに責任を感じたが中心地を見下ろすことができた。まぁ曇ってたけどね(笑)
僕の感覚ではやはり下以上に気を引き締めて歩く必要はあるかな、と自然に感じた。
帰りにまさとさんとチケットの印刷をしないといけないことに思い出し再びセントロに戻ってネットカフェを探すが意外と見つからない。まさとさんが酔っ払いみたいなのに絡まれたときに聞いてみるとあの建物の二階に入っているよ、とのこと。全員信じていないが行って見るとまさかのあたり。しかも昼間ハリウッドだってよ、とみんなで小ばかにしたハリウッドという建物だった。おじさんもハリウッドもごめんなさい。
スーパーに寄って夜飯の食材を買って帰る。帰り道に昼間の日本語教室で会っていたとてもかわいい女の子と遭遇し話をしながら帰る。特に男3人はウキウキ。
夜飯は僕の本当に数少ないレパートリーの1つである親子丼を作ってみんなで食った。
シャワーを浴びて最後のパッキングをしているとあっという間に出発の時間になる。みんなとも仲良くなり、居心地の良い宿。特にシャワーの水圧も温度も自由自在に変えられるところは感動的だ。また北上してコロンビアに来ることになったら寄りたいなー。みんなとの出会いに感謝しつつ出発。みんなと握手していってらっしゃい!と見送られる。良い仲間たちと旅で来て本当に楽しかったー!ありがとうございましたそして誰かと一緒に行動していたお陰で久々に自分が沢山写っている写真が多くてちょっとうれしい。
1人でタクシーでバスターミナルに行く。寂しい(笑)ほぼ4日ここで出会った仲間と常に一緒にいたので名残惜しすぎるがこれくらいが逆に丁度良いのかも、と思い始めている最近。
ところで出発するに当って大きな心残りがあります。本当にこれは残念だった。チケット取る前に日程の事を知っていたら絶対に調整していた。それは、、、、、メイド喫茶 in メデジン。そうですメデジンにはメイド喫茶があるらしい。しかも行った人によるとかなり楽しいらしいし何よりもメイドさん美人らしい。もちろん話を聞いていた僕はこの四泊の間に行く予定だったのだが、なんと、日曜日しかやってない。ニアミス。残念過ぎる。結構落ち込む。だってコロンビアでメイド喫茶だよ?世界一の美女の町でメイド喫茶だよ?面白くないわけがないじゃない。行きたくないわけがないじゃない。女性読者が引いていく音が聞こえてきそうな気もしますがまた北上してきてコロンビアに来た折にはリベンジを果たします。
カウンターに行きチェックインをした後に腹が痛くなった。金を払いトイレで用を足ししばらくするとチケットが無くなったことに気付いた。どこにやった?財布を出した時に落としたか?それとも便器?????時間が迫っており急いで先ほどのカウンターに向かいごめん、無くした、と言ってパスポートを出す。もっとちゃんと探してみろ、と言われる。結局再発行してくれ、アミーゴ良い旅を!と言って見送ってもらう。ついにやったか。チケットなくすミス(笑)
バスで約9時間でコロンビアの首都ボゴダです。おやすみなさい。